久し振りに、家の中のプライムゾーンである「押入れやクローゼット」を覗いてみました。

そうしたら、「そういえば、こんなモノも持っていたのね〜」的なブランドバッグを発見。

 

巷で人気のCOACH(コーチ)のショルダーバッグです。

今日は、こういったブランドのバッグも手放すことにトライしました。

 

私が、ブランドバッグの断捨離する時のコツを書きます。

 

日本人は、ブランドバッグ好き

 

ブロガー筆子さんの本「1週間で8割捨てる技術」によれば、几帳面な国民性なのか、日本人は男女共、バッグや袋、ケースといった袋物が好きなのだそうです。

 

全然、几帳面ではないけれど、蘭子もバッグは大好き。

 

しかも、自分が気にいっているかどうかよりも、人が持っているブランドモノが欲しくなるという、見栄っ張りなところもあるし・・・という困った癖も持っていました。

 

そのようなわけで、コーチのバッグはいくつか持っています。

 

 

今でこそ、誰もが知っているブランドですが、実はコーチが有名になったのは、今のシグネチャー・デザインではありません。

 

豆知識ですが、まずはコーチというブランドについて語らせてください。

 

COACH(コーチ)の歴史

 

コーチは、1941年、ニューヨークのマンハッタンで生まれたバッグ・ブランド。

今では、世界的なブランドですが、始まりはロフトを工房とした、家族経営という小さな規模からでした。

 

たった6人の職人によるスタートでしたが、彼らは何代にも渡って使い続けられる高品質な革製品を作り出すことを志し、高いレベルの革小物を生み出す彼らの名は徐々に浸透していきます

 

革小物を中心に展開していましたが、革でできた野球のグローブにインスピレーションを受け、その独特の作りを取り入れたハンドバッグを生み出すことに成功。

1960年代初頭に誕生したこのバッグは、丈夫さ、使いやすさ、そして見た目の美しさを兼ね備え、象徴となるバッグとして語り継がれることになります。

 

映画の衣装やIBMのユニフォームをデザインした「ボニー・カシン」を迎え、「カシン・キャリー」をはじめ、「バゲット・バッグ」「ダッフル・サック」など次々とヒット作を作り始めます。

黒革のダッフルサック

 

1985年に、サラ・リー・コーポレーション(Sara Lee Corporation)が買収し、よりファッション性の高いブランドへと成長していきます。

 

1996年には、トミー・ヒルフィガーからエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターとして「リード・クラッコフ」を迎え入れます。

コーチのブランディングとして、2001年からは、自社のロゴをモチーフとした「シグネチャー・コレクション」スタート。

このシグネチャーシリーズが出たことによって、一時下火になっていたコーチの人気が再燃します。

 

日本では、1988年に初進出、2002年5月に銀座に日本最大のフラッグ・ショップがオープン。

その後も着々と日本での店舗展開を広げています。

現在、日本での店舗数は100以上、全世界の売上高の約2割を占める大市場となっています。

 

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私とコーチの出会い

 

さて30数年前、田舎者丸出しのまま、大学卒業後S社に入った蘭子。

社会常識も乏しく、世間一般のおしゃれなセンスも身につけていなかったために、毎日が社会勉強の日々でした。

 

おしゃれ音痴の私が、いまでも精進していること→【おしゃれのセンスの磨き方~シンプルで上質な暮らしのススメ】私に必要な一生のテーマ

 

当時のS社は、毎年、企画デザイン部の中から10人ほどを海外研修に出していました。

研修といっても、「海外の素敵なお店や商品をたくさん見て勉強しなさい」という美味しい研修で、10日から2週間ほど、リサーチという名の元に、有名都市で美術館を見たり、ツアーではいけないような隠れ家的なお店に行ったりするというものでした。

 

アメリカに行った先輩たちが、必ず手に入れていたのが「コーチ」というブランドのバッグでした。

 

みんな、帰ってきた次の出社日には、必ずこのバッグを提げているのです。

本革でコロンとした可愛いショルダーバッグ、私もアメリカ研修に行ったら必ず買うわ!と固く心に誓ったのでした。

 

 

社会のお約束は、みんな会社の先輩たちが教えてくれた→30年前、すでにミニマリストだったS先輩のこと

その後、コーチというブランドは、エルメス、グッチやLVと同様、急成長していきます。

 

断捨離候補のコーチのショルダーバッグたち

 

さて、我が家のプライムゾーンから出したコーチのショルダーバッグたちです。

 

オールドコーチ ダッフルサック

 

コーチは元々レザー製品の小物を販売する小さな家族会社だったこともあり、シンプルなレザー商品しかありませんでした。

シグネチャーシリーズが出る前は、コーチと言えば、本革バッグというのがイメージでした。

 

このサックバッグは、1993年に購入。

友人二人が、このサックバッグの色違いを持っていて、やたらに自慢するので、どうしても欲しくなりL.A.に仕事に行った際に買ったのです。

 

唯一、使いにくい点は、丸底のために中で書類が丸まってしまうこと。

でも、色も素材もお気に入りでしたので、色褪せするとメンテナンスに出して長年使っていました。

 

次に購入したのが、こちら、ブロンズ色のショルダーバッグ

 

2007年、アメリカに仕事で行った際に、空港の免税店で飛行機に乗る間際に買ったモノです。

名前は忘れましたが、ハンド&ショルダーにもなる優れモノ。

 

デザインが本革でありつつ、シグネチャーのデザインを型押しした新しいイメージ(購入当時)。

 

しかもブロンズ色で、中がパープルの生地というのもドはまり。

サイズもA4の書類が入り、ポケットもたくさんついているので本当に便利。

 

おそらく、私の中でのバッグ・ベストNo.1だと思います。

そのくらい気にいっていて、勤めた最後の5年くらいは、毎日持っていました。

ただ、ここ最近は、本革が擦れて色がとれてきたのが気になって使っていませんでした。

 

このバッグの使い心地と同じモノを求めて、早5年。

いまだに、探し出せていません。

 

パープルのショルダーバッグ

 

頂き物です。

ショルダー紐を外すこともできるので、小ぶりで、とってもおしゃれ。

パープルの色は大好きなのですが、いかんせんサイズが私向きではありませんでした。

 

さぁ、この3点、ここ1年間は使っていません。

 

人気のブランド、コーチのバッグ、何個断捨離できる?

 

さて、捨てるに迷った時にお手本にしているブロガー筆子さんの本「1週間で8割捨てる技術」。

バッグの項目にある「捨てる技術」の条件は、

 

1年間使わなかったバッグ

カビが生えているバッグ

重いバッグ

単なる見栄のバッグ

値段が安いから買ったバッグ

記念に買った「思い出のバッグ」

使い勝手の悪いバッグ

嫌な思い出のあるバッグ なのですが、

 

ウ〜〜〜ん、確かに1年間使わなかったバッグたちではあるのですけれど、どれも捨てがたいのです。

 

この本を何度も読み返しては、捨てています→ブロガー筆子さんの本「1週間で8割捨てる技術」に学ぶ。1週間の集中断捨離のススメ

 

断捨離のコツ〜ミニマリストの超シンプルな問いかけとは?

 

そこで、先日も書きましたが、魔法の問いかけをしてみました。

 

それは、

「今、それがなかったとしたら、もう1度、お金を払って買いますか?」という問いかけ。

 

迷った時に試す言葉について書いています→散らかった部屋や思考を一瞬で片付ける方法〜ミニマリストの超シンプルな「問いかけ」とは?

 

問いかけてみたら、すぐに答えがでました!

 

パープルのショルダーバッグは、断捨離決定です。

 

そして、ブルーのダッフルサックは、保留。

今年の春夏に思いっきり使ってみて、やはりしっくりこなかったら断捨離します。

 

そして、ブロンズのバッグは、メンテナンスに出すことにしました。

このバッグがなかったとしたら、やっぱりもう1度、お金を払って買います。

 

色が剥げているからって、修理もしないで放っておけばガラクタになります。

でもお気に入りなら、しっかりメンテして使えば無駄ではありません。

新しいモノをとっかえひっかえ買って試すのは節約になりません。

 

お気に入りは、しっかりメンテが肝心→【フォーマルバッグと靴のメンテナンスで2万円!!〜お金のだだ漏れを反省】

 

修理代金が少々高くても、やはり直して使いたい〜念のため、明日さっそく見積もりに出してみる予定です。

 

また、あのブロンズバッグを使えると思うと、ちょっと嬉しい。

どうして、今まで修理することを思いつかなかったんでしょう。

 

「お気に入りは、長く大切に使う」…シンプルで上質な暮らしに一歩近づけるかな。