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- 断捨離のススメ - 断捨離テクニック
以前は、お気に入りの靴は色違いで買い揃え、セールと聞くとバッグと靴をお揃いで買ったりして、押入れの半分が靴箱だらけでした。
夫には「足は2本しかないよ」と言われ続け、ようようやっとここ数年、断捨離をしつつ靴の数を減らしています。
今日は、靴の減らし方のステップと揃え方のコツについて書きます。
若い頃は無理にハイヒールを履いて、タコだらけの指になったり、外反母趾になりかけていた蘭子、そのうち靴こそ高いモノを買うべき…という不遜なポリシーも持っていました。
若い頃は、とにかく高くて足に合った良いモノを履いていないと、肩凝りや頭痛になってしまうと信じていたのです。
その頃は、会社勤めをしていましたし通勤時間が長いので、ふと気づくと靴底が減っていたり、つま先が削れていたりと、高くて良い靴なのにかなり無残な状態のものを履いていました。
さて、今は…そんなヒールの靴を履くのは年に何回あるのかしら?
断捨離を少しずつ進めている甲斐あって、押入れにまでびっしりしまっていた靴が減り、ようやく玄関収納だけに靴が収まるようになりました。
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私が実践してみた、靴を減らす4つのステップ
恥ずかしながら、押入れ一杯の靴をを持っていた頃は、自分の靴が何足なのか把握していませんでした。
モノの断捨離をすすめていくと、持っているモノを把握していないことは、つまりは自分自身を把握していないことにつながっているように思います。
では、どうやって持っている靴を整理していったのか、そのステップをお伝えします。
1. 自分の靴の総数を知る
断捨離テクニックとして、あまりモノが多いカテゴリーにはオススメできませんが、まず全部をひっぱりだして並べてみます。
自分の靴の総数を客観視するということです。
全ての靴を引っ張り出し、1枚の写真に納まるように撮ってみる。
形、季節ごと、シーン別、色別など似たもの同士は固めておきます。
こうやって写真に撮ることで、全体を客観視することができます。
さて、私の靴は全部で何足?
2. 靴の捨て時、寿命を知る。
靴の捨て時って本当に人それぞれなのでしょうが、自分なりの基準を持って整理することが必要です。
やはり外に履いていくモノですから、人の家にお邪魔したり、人から靴をじっと見られても恥ずかしくないかどうか?なども基準の一つですよね。
自分がいくら気にいっていても…です。
私の基準は、
パンプス・サンダルは、かかとがすり減って修理できない、革が剥がれているなどになったら。
ブーツは、革やファスナーが傷んだ、靴底から水が浸み込むようになったら、としています。
つま先の補修など、修理できるものはできるだけして、むやみやたらに捨てることはしません。
3. 履かない靴は処分する
・靴の劣化、修理不可
・穴が開いている、色が剥げている、
・目立つ傷がついている
・汚れや匂いが取れない
・足が痛い、脱着しにくい
・きれいに歩けない、怪我をしそうになった
・ヒールの音がうるさい
・服に合わない、飽きた、好みが変わった
・デザインやシルエットが古い など
まぁ、この基準が難しいわけなのですが、
1. 少なくとも人前に出て、なんとなく恥ずかしい。と、
2.足が痛い、脱着しにくいがあった場合は速攻処分対象となります。
その条件で処分するのがこちら。
劣化の激しい靴とサイズが合わなくなったスニーカーです。
気にいっていたおしゃれスニーカー
どうにもこうにも足裏から浸水するのを防げず。
履きやすいDr.ショールのサンダルは合皮の劣化。
素敵な色合いのローファーにはカビ。
ついでに下駄箱につっこんでいる靴クリームも整理。
靴べらもこんなに要りませんよね〜。
4. 靴を厳選する
写真を撮るとよくわかるのですが、気にいると同じような靴ばかり揃えてしまう傾向があります。
本当は、種類は広げても数は抑える〜広く浅く持つというイメージの方がファッション的には応用範囲が広くなるものです。
靴の数を減らすなら、系統ごとに1足ずつに絞る。
複数買わなくても満足できる靴を選ぶ。ということ。
・服の系統を絞って、靴の種類を減らす。
・長い期間、幅広い場面で使える靴を選ぶ。
・オンオフ使えるか?
・パンツ・スカートにも合うデザインか?
・雨天時にも使える素材か?
・スニーカー並みに歩ける機能性はあるか?
あまり、いろいろな条件をあげると選べなくなってしまいますが、少なくとも用途が少なすぎるものと、足が痛くなるものはNGですね。
靴の揃え方の3つのコツ
こうやって断捨離をした後は、無駄に増やさないことをキープしなければなりません。
こういう無駄買いはしないように要注意です→【年収は靴の価格に比例する】50代おしゃれミニマリスト、激安ユニクロのパンプスに挑戦
1. 1アウト1インの法則
基本的に今後は、一足履き潰したら、次のものを買うことに。
こうすれば絶対に数は増えない(はず)。
ある意味、靴を厳選するのですから、持っている靴をすべて即戦力としておかなければならず、イヤでも手入れはしておかなければなりません。
2. 必要な靴の種類を考える。
靴の数を増やさないシンプルな方法として、自分の行動範囲の把握と季節要因を加味することが必要です。
目的地や会う人、活動内容にふさわしい靴は何か。
本当に必要な靴はきっちり揃える。
春の入学卒業式あたりにドタバタしたのは記憶に新しいことと思います→ユニクロのワンピースが意外に使える!~【50代主婦の冠婚葬祭ファッション】
絶対に必要な靴から順番に、靴のタイプと使用場面など紙に書き出して整理してみるとよいかもしれません。
だいたいは、普段使いと季節靴の4タイプ
・パンプス(フォーマルにも対応できる黒がベスト)
・カジュアルなスニーカーやスリッポン
・ショートブーツ
・サンダルやミュールなど、夏用の靴
この3~4足をローテーションで履く。
シーズンにわけるとこんなかんじでしょうか?
春夏:パンプス、カジュアル靴、夏用の靴(雨天:ブーツ)、サイドゴアブーツ
秋冬:パンプス、カジュアル靴、ブーツ(雨天兼用)、ムートンシューズ
3. 場面ごとで揃える6タイプ+1
1. プレーンな黒のパンプス
革製の中ヒールがお薦め.基本的にはどんな装いにもあいます。
リボンやフリルなどの装飾のないもので、まったくのプレーンなもの。
ビジネスシーン、きれいめな普段のコーデ、パーティシーン、フォーマルな年間行事に使えます。
2. カラーパンプス
普段使い。ブラックパンプスと違ってプチプラで用意。
私は、ベージュ系の「走れるパンプス」というのを通販にて購入してみました。
3. スニーカー
スポーツやアウトドア、近所を散歩する時にも一足は持っていたいシューズです。
4. カジュアルシューズ
ローファーや,レースアップシューズなどが代表。
私はローファーのほかに、安めのフラットシューズを何色か持っています。
足に合わないヒールよりもバレエシューズのような形のものが履きやすいのです。
5. コンフォートサンダル
底がゴムになっているサンダル。ちょっと買い物や夏のレジャーに。
昨年まで足に合っていたDr.ショールのサンダルは、先ほどの写真通り劣化のため、断捨離。
いくつか手元に残したものの、今の時点では、なかなか足に合うサンダルがなくて困っています。
6. ショートブーツ
秋冬はもちろん、春も履けるのがショートブーツ。
履きやすいムートンブーツとサイドゴアブーツは、ここ数年履き続けています。
私は、寒がりなので冬のロングブーツは手放せませんが、実のところ、履けるシーンやあわせるアイテムが限られてくるのでミニマリスト的にはおすすめしません。
7. ドレッシーなイブニングシューズ
私自身は、よほどのことがない限り、もう購入の機会はないと思いますが、カクテルパーティーや結婚式などの改まったことがありそうな方なら、これも投資のうちと考えて長く履けるものを選んでみてはいかがでしょうか。
1から6は基本のシューズ、プラス7番目は機会があるなら…というアイテムです。
大人なら考えたい、人を不快にさせないT.P.O.
さて、どんな靴を揃えておくか?という視点に立った時、もう一つおさえておきたいのが、「人を不快にさせない靴」であるかどうかということ。
お洒落なレストランやお芝居、コンサートに出かけるときなど、同行した相手に恥をかかせないというポイントも、大人として考えたいものです。
素敵なレストランに、ドタドタしたスニーカーやカカトが剥がれたハイヒールでは、自分だけでなく相手にも不快な思いが残ります。
でも、駅までかなりの距離を歩かなければならなかったり、ものすごい悪天候のときは、革のパンプスやサンダルなどは履きたくないですよね?
そんな時は、「靴の2足持ち」で乗り切りましょう。
歩く場面は、フラットシューズで歩きやすく。
ディナーやパーティー、デートの時にはこっそりとハーヒールに履き替える。
この方が楽だし、見た目もスッキリキレイです。
ハイヒールは、見た目はよいけれど身体に悪影響があるのも確かなので、長時間履くことはおすすめできません。
本当に健康的な生活(だけ)を目指すのであれば、スニーカーだけで十分なのです。
服と靴の断捨離の関係
服の断捨離に成功したダンシャリアンに聞いたところ、コツは「靴の数を制限すること」でした。
つまり「この靴に合う服しか持たない」というルールで、むやみに服を増やさなくなるそうなのです。
着ない服の処分に悩む方は、まず「自分の行動範囲」の把握をして靴の数を制限してみることから始めるといいかもしれませんね。
靴の断捨離をして、シンプルで上質な暮らしはキープ!
みなさんも、季節の変わり目に、一度靴の断捨離にもトライしてみてください。