4月も中旬、衣替えがちょっと落ち着いてきたので再び断捨離を始めました。

 

本は、読みたい時はすぐに手元に欲しい、でも読み終わってしまうと無駄にスペースをとる微妙なモノです。

今日は、まだまだ家に陣取っている本を決めた冊数まで断捨離する3つのステップと、手放す本の処分方法について書きます。

 

持っている本の量を把握してみました。

 

服の断捨離などをする時に、みなさんすること=服の数を数えてみる。ということをよく聞きます。

蘭子は、まだ怖ろしくて、自分の服の数を数えたことがありません。

(もう少し、断捨離したら数えるつもりです)

 

同様に、本だって数を数えた方がよいわけです。

 

先日も、たくさんのモノを前にちっとも片付けが捗らない時にする「問いかけ」について記事にしました→散らかった部屋や思考を一瞬で片付ける方法〜ミニマリストの超シンプルな「問いかけ」とは?

 

この「問いかけ」とは、「今、それがなかったとしたら、もう1度、お金を払って買いますか?」というもの。

本の断捨離には、この「問いかけ」、かなり有効かと思います。

 

蘭子の場合、大好きな村上春樹の本、毎回初版が出るとすぐに買いに走っているため、単行本だけで20冊近くあるし、文庫をいれたらもっと多くの冊数になってしまいます。

しかも、何度も読み返すことが多い。

 

他にも林真理子や佐藤愛子の本は、前回かなり手放したものの、文庫だけでも30冊くらい。

佐藤愛子の「血脈」(分厚い単行本3冊)などは、あと何回か読み返したいと思っていて、まだ書棚にとってあります。

他にも料理の本は54冊ありました(今日現在)。

ハンドメイド関係の手作り指南書、デザイン関係の本、動物の本など今継続中の仕事や趣味の本、ちょっと数えるのが嫌なくらいにあります、

 

本屋に嫁に行きたかった私、本棚も断捨離しました→600冊の本を断捨離。本好きなあなたでもできる本を手放す方法

 

本をなぜ買うのか? 持っているのか?

 

読みたい時はありがたいけれど、それ以外のときは無用の長物なのが紙の書籍。

最近は何でもネットで調べたり、小説だってスマホで読むことができます。

 

でも、仕事をするにも学校へ通うにも、勉強することは必要で、それには「本」という情報源が最適だと思います

やはり、知識を吸収するには、ネットだけでは不十分ですし、きちんと調べたり、知りたい情報が体系化されているサイトは少ないです。

素晴らしい情報が載っていたとしても、最終的にはその大元である本を読まなければ、全体の主旨を捉え間違えてしまうこともあるでしょう。

 

それでも、本を断捨離して少なくしたい時、「読みたくなったら図書館で借りる」という方法はあると思います。

 

もちろん、私も昔はよくしていました。

昔というのは、会社勤めをし、長距離通勤をスマホなしでしていた頃です。

その頃は、週末は必ずちょっと離れた市の図書館まで行って数冊本を借り通勤電車で読んでいました。

 

でも、図書館で本を借りたことがある人はご存知だと思いますが、返却日までに返さなくてはならないというお約束があります。

 

借りる時も返却するときも、自分で持っていかなければならないのが面倒、たとえ返却ボックスが近くにあるとしても、そこまでは行かなければなりません。

もちろん、借りるときは図書館へ行きます。

 

初版だったり、人気の作家のものは半年待ちなんてザラです。

気に入った文章があったとしても、角を折ったり書き込みもしてはいけません。

 

また、本を持ちたくないから「Kindleで買っています」という方もいらっしゃいますよね。

 

私も何冊かはKindleで読んだのですが、ページのめくり方とメディアの読み込み速度がマッチしていないためか、紙媒体の本を読む方がパラパラとストレスなく読めるように感じました。

しかも、書き込みできないし、速読もできないので、場所をとると分かっていても、結局紙媒体の本を買ってしまっています。

 

最近は、中学校でも高校でもパソコンを使った授業や、塾などもスマホで簡単に暗記や問題練習ができるようになっています。

でも、ネットメディアが得意だという息子世代を見ていても、やっぱり最終的には紙媒体の本や問題集を繰り返し読んだり解いたりして知識として身につけているように感じます。

 

人間という生き物は、知的生命体で、食べ物の他に知識を吸収していかないと生きていけないという側面を持っています。

そして、生物学上、脳や視覚、触覚から受ける情報=「本」による学習は、まだまだ必要なのではないかと感じるのです。

 

まぁ、それを突き詰めると、本当に必要なのは「本」そのものではなく、本の中にある『情報』なのですが。

そう考えると、本自体は捨ててしまっても問題ないのかもしれません。

 

生きていくために必要な本ではありますが、その本が快適な生活を圧迫し始めたなら危険信号です。

繰り返しますが、必要なのは『情報』で、本そのものは本来必要なものではありません。

 

私の夫のように「本は文化だ」なんて思っている人は多いと思いますが、本当は本に息づいている物語やセオリー、作家の生き様などが文化なのであって、紙の本=文化なのではないのです。

 

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では、次にどうやって断捨離するか?について3つのステップを説明します。

 

本の断捨離のための3つのステップ

 

ミニマリストのブロガーさんたちの記事を読むと、大体が本自体はみなさん、どんどん断捨離されているようです。

多くても100冊くらいが限度なのではないでしょうか。

 

ええ〜〜〜!!!

できるかな〜〜〜私。

 

ひるんでいても仕方ないので、まずはそこに向かってGOです。

 

では、その3つのステップです。

 

1.  残す本の数を決めて断捨離する

2.  情報を残しておきたい本はデータ化する

3.  本は必要なところだけ転記して捨てる

 

ステップ1. 残す本の数を決めて断捨離する

 

さて、早速本を捨てていきたいところですが、何から手を付けていいか、ここで下手すると本を手にとって読み始めて、ちっとも捨てることが進まない…ということになりますので、読み込まないように注意です。

 

一冊一冊読み返して、じっくり残しておきたい本を選別していくのは、やめましょう。

 

今回、決断したのは、未読の本も断捨離するということ。

必要でないならば、未読であろうと捨てるべきなのです。

必要になったら、また新たに買い直せばいい。

 

自分への問いかけは、「今、それがなかったとしたら、もう1度、お金を払って買いますか?」

 

未読の本をもったいないと思うより、買った本が活用されずに部屋のスペースを占有している事のほうがもったいないことなのです。

 

シンプルで上質な暮らしのために、新品の本であっても今必要ないなら捨てる、こう決めます。

 

全部捨てろと⾔言ってるわけではありません。まずは(例えば)『100冊だけ残す』と決めるのです。

100冊超えたら断捨離する。100冊までは放っておく。→服と同じで100冊以内で1捨て、1入れのルールです。

 

ちょっとしたコツは、本の分類です。

分類すると、同じような内容の本があったりします。

 

例えば、断捨離方法を書いた「A本とB本は、だいたい同じような内容」ということがあります。

そういう場合は、本当に残しておきたい本を決めて、他を捨てることができます。

 

ステップ2. 情報を残しておきたい本はデータ化する

 

以前、経済ジャーナリストの勝間和代さんが、自宅の汚部屋を断捨離していく過程で本はスキャンしてデータ化したという話を聞いたことがあります。

(その後、勝間さんはミニマリストへの道へ)

 

良書は何度も読み返したい、ずっと手元に置いておきたい。

そういうものは残す100冊の中にいれたらよいと思います。

 

でも本って、1ページ目から最後のページまで、必要な情報ばかりとは限らないです。

 

雑誌とかでいえば、必要なページだけ切り取るって感じでしょうか。

そういう本は、そこだけスキャンしてデータ化してしまうのがよいと思います。

 

仕事柄、大量の本や情報が必要な人は、本全てをスキャンしてデータ化する人は、ScanSnapや裁断機(もしくは断裁機)が必要でしょう。

(普通の主婦なら、そこまでする必要はないと思います。)

 

でも、実際に本をデータ化したという友人が言うには、データ化した本はほとんど読み返さないそうです。

結局、データ化した後に、「本当は必要ではなかったんだな・・。」と気づくことが多いのだそう。

なので、データ化せずに思い切って捨ててしまう方がよいと思います。

 

だって、本が無くたって死ぬわけではないのですから。

 

ステップ3. 本は必要なところだけ転記して捨てる

 

本はストックするものではなく、流れていく情報のようなものだと捉え直してみましょう。

本当に必要な部分のみを抽出し、後は捨てる。

 

実際、何度も読み返す良書、自分のニーズにがっちりフィットした本でないかぎり、一冊まるごと必要な情報だらけということはありません。

そう考えると、本当の良書って絵本なのかもしれません。

絵本は、何度も読み返すし、その本のほとんどが必要な情報ばかりですよね。

 

例えば、本1冊おおよそ300ページの中で、本当にいま自分が必要としている情報なんてほとんどないと思います。

 

ここで、80:20の法則(パレートの法則)を活用してみるとよいと思います。

 

パレートの法則とは、現代では法則と言うよりもいわゆる経験則の類をいいます。

 

現代でよくパレートの法則が用いられる事象は、

 

ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。

 

よって売上を伸ばすには顧客全員を対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行う方が効率的である。

 

商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している。

 

売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。

 

仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。

 

故障の8割は、全部品のうち2割に原因がある。

 

所得税の8割は、課税対象者の2割が担っている。

 

プログラムの処理にかかる時間の80%はコード全体の20%の部分が占める。

 

全体20%が優れた設計ならば実用80%の状況で優れた能力を発揮する。

 

などなどのことを指しています。

要は、8割のモノは不要ということです。

 

300 ページの本の場合、300p ✕ 20% = 60p

おそらく、この60ページに価する内容が、その本の最も重要な部分だったり、自分が必要な情報ということでしょう。

 

「自分が本当に必要な情報以外は捨てる」と決めて読めば、自然と脳が必要なことに集中します。

そうなると脳のセンサーが働いて、必要なことだけが目に飛び込んでくるようになります。

必要な部分だけを抜き取って転記してもよいし、写メを撮っておいてもよいでしょう。

 

この3つのステップで、どこまで本を減らすことができるでしょうか。

 

断捨離した本を処分する方法とは?

 

さて、次は手放す本の処分方法です。

いくつかありますが、手っ取り速く済ませる方法、手間はかかるけれど、お金に換えられる方法などいろいろです。

 

ゴミとして出す

 

もっとも簡単な本の処分の仕方です。

 

買取業者も買い取らないくらい古い本など、引き取り手のない本はゴミに出すしかありません。
本は紙ですが、自治体によって資源物扱いだったり、不燃物扱いの一つだったりします。

住んでいる自治体のルールに従って、回収日に出します。

 

友達にあげる

 

もう使わない教科書、読まない漫画本などは、友達や知り合いに聞いて回れば「欲しい」と言ってくれる人がいるかもしれません。
ただ、無償で譲るのが一般的ですし、いちいち聞く手間がかかります。

 

施設に寄付する

 

我が家は、息子が通っていた保育園に絵本などは持っていっていました。

公民館なども、指定日に持っていけば受け取ってくれ、図書室などにおいてもらえます。

 

子供の絵本、青少年向けコミックスは児童養護施設などに寄付すると喜ばれます。

ただし、すべての施設が寄付を受け付けているとは限りませんので、事前に受け付けてもらえるかどうか確認しましょう。

 

古書店に売却する

 

私が若い頃は、不要になった本の処分というと、この方法でした。

しかし、現在は古書店も多様化しており、昔ながらの個人商店からチェーン店形式の新古書店までさまざまなタイプがあります。
ですから、本によって売り先を変えないと、価値が高い本が安値で買い取られてしまう場合もあります。

 

BOOKOFFのお店では、本の他に、CD、DVD、ゲーム、携帯電話、おもちゃ、洋服、スポーツ用品、ベビー用品、ブランド品、食器、雑貨、楽器、家電製品なども引き取ってくれます。

ただし、思っているより安価なので、引き取ってくれればいくらでもよいと思ったほうがよいです。

 

本棚を捨てて、本を断捨離しました。→600冊の本を断捨離。本好きなあなたでもできる本を手放す方法

 

ヤフーオークションやフリマに出す

 

インターネットオークションには、たくさんの古本が出品されています。

私も、息子の参考書などを何度か落札しました。

本は梱包や発送が簡単ですので、初めての人でも出品しやすい商品です。

一般的な本の他、幼児向きの絵本や、昔の雑誌などにも買い手が付きやすいです。

 

ただ、手間のことを考えると、スマホで簡単に出品できる「メルカリ」や本専用の「ブクマ」が便利だと思います。

 

*「ブクマ!」とは?

本に特化した、本専門のフリマアプリの「ブクマ!」。

 

その最大の特徴は、出品の仕方。

本の裏表紙にあるバーコードを、スマホカメラで読み取るだけ。

あとは、アプリが勝手に本の情報を載せた出品ページを作ってくれます。

 

本の写真も、タイトル名も、作者名も、出版日も、定価も、書く必要はありません。

出品者が書くのは、売値と状態、発送地域と発送までの時間、発送方法だけです。

文章を書く部分は具体的な本の状態と、販売価格だけです。

 

ブクマは、最短1分のメルカリより早く出品ができます。

もちろん、出品されている本を買うこともできます。

 

どんな本が買ってもらえる?

 

ブクマで出品する他、買取業者に出す場合は、どんな本が高く売れるのでしょう?

私の今までの経験から、お話すると…。

 

発売されてから間もない本

 

「ブクマ」でも、たくさん出品されています。
発売されたばかりの本を購入し、読み終わったらすぐに売るという人たちが出品しています。

定価の半額近くになる場合もあるので、何度も繰り返し読む予定がない本は保存するのではなく状態が良いうちに売ってしまったほうがいいでしょう。

 

手に入りにくい本

 

すでに絶版になっているもので人気がある本は高く売れます。
中には定価を上回ったり、定価に近い価格で売れる本もあるので、珍しい本を持っているけれど読まないという場合も売りに出してみる手があります。

Amazonなどで情報を見て、価格を設定します。

 

漫画本

 

漫画本は単品で売るとなかなか高値がつきません。

売るのであれば、まとめてシリーズで売るとよいです。

 

しかし、アニメ化や映画化が決まった作品は、人気です。
アニメ化することが正式に決まった漫画本は、アニメが始まる前に単行本をそろえたいと考える人が増えるため、それまでよりも買取価格がアップする傾向にあります。

 

映画化が決まったJOJOはあっという間に売れました。→【1日15分27個のプチ断捨離、買取査定額決定】〜下取りしないで、さっさと捨てろ!の巻

 

ヤフオクやフリマアプリでなくとも、全巻セットの場合は、本の買取業者でも1巻ずつ売るより高値がつきやすいです。
まだ完結していない漫画だったとしても、現在発売されているところまでそろっていれば高価買取が期待できます。

 

古本でも洋書は人気

 

かなり昔に発売された洋書の中には、今は手に入れるのが難しいものもあります。

そういったものはコレクターの方が集めていたりするので、買取業者も積極的に買取をしています。

 

まとめて買取業者に出す

 

本以外にも不用品があるという場合、さまざまな品をまとめて処分してくれる業者に依頼をすると早いです。

その中で、価値があるものは買取してくれるという業者であれば、損をすることなく不用品を処分できます。

 

発送の手間を考えて、まとめて下取りしてくれる業者さんは→ブックオフオンライン

 

他にも、いろいろと業者さんはたくさんありますから、手放すアイテムに合わせて選ぶことが必要です。

価値があるものは買取をするけれど価値がないものは返品という業者だと、別に不用品回収業者を探さなければならず面倒なので、避けた方がよいでしょう。

 

 

さぁ、みなさんは、本の断捨離を始める準備はできましたか?

断捨離してさっさと捨てるもよし、ちょっとひと手間をかけて売るもよし。

 

「今、それがなかったとしたら、もう1度、お金を払って買いますか?」こう、問いかけながら私も蔵書100冊を目指します。