築60年の古家、普通ならとっくの昔に建て替えている家を、あえて繕いながら造りながら暮らしています。
今日は数年前、IKEAで購入した洗面台のDIYについてお話しいたします。
先日、友人とDIYの話になり、「キッチンを作ったの?~びっくり〜!」と言われましたが、実はキッチンよりも安上がりだったのは洗面所。
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もともとの実家は、昭和な造りなので、すべて作り付けです。
引っ越してきた当初は、洗面台自体もなんとなく薄汚れ、洗面台脇の引き出しも、化粧板がすでに剥がれていた状態でした。
壁は漆喰なので、汚れたら汚れっぱなしで塗り替えるほかありません。
1日を始める場所であり、1日の最後に鏡をのぞく場所であるサニタリースペース
暗くて、ジメジメしていた実家の洗面所。
できれば、すべてとっぱらって「少しでも気持ちのいい場所にしたい」、「おしゃれな洗面スペースにしたい!」と、この家に越してきてからずっとそう思っていました。
だって、1日の始める場所、そして1日を終わる時に鏡をのぞく場所なんですよ!
すでにキッチンをセルフビルドしていたので、洗面台一式を買って設置すれば、なんとかできるだろうとは思いつつ・・・。
なかなか、イメージがまとまらず、そうこうしているうちに1年が過ぎようとしていました。
業者に頼めば、いろいろなカタログを用意して最新のサニタリースペースを提案してくれます。
でも私がイメージしていたのは、もっと簡単で家具っぽい洗面台でした。
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そうそう、IKEAのカタログにあるようなサニタリースペースです。
IKEAに行けば、なんかイメージ通りのスペースができるんじゃないか・・・そう勝手に決め付けて、足繁くIKEAに通っていました。
そのうち習慣化したのは、着いたら、まず1階のアウトレットコーナーをチェックするということ。
お目当のモノは、もちろんあるのですが、順路通りに回って買ってしまってから、最後のアウトレットコーナーを見て「えっ、型落ちのでこんなに安いものがあったんだ!」っと、ガッカリしたことが何度かあり、それからは、まず、ここをチェックするようになりました。
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あんなに広いIKEAですから、歩いているうちに当初の目的が、頭の中から消えて、店の出口で握っていたのはブラシ1本だった・・・なんてこともありましたっけ。
そんなおバカな買い物にならないように、洗面台については、きちんとしたイメージを出して、それに合ったモノを探すということにしました。
調べてみると、日本でユニットになっている洗面台とパーツごとに売っているものでは、かなり値段に差があることも判明。
そこで、洗面台のつくりからパーツの形まで、一つ一つ希望を出していきました。
我が家の洗面台に関しての希望は、こんな感じ。
1.洗面器(陶製のボウル)は大きめのサイズにする
2.引き出しキャビネットは稼働できるタイプにする
3.壁面にキャビネットを作り付ける
4.全体的に木目調の落ち着いたイメージにする
・・・・という4点。
なかなかお気に入りの洗面台に出会うことがなく、思案をしていた頃、アウトレットコーナーでやっと出会えたのがこちら。
洗面台 19900円→9900円
引き出しユニット 19900円→ 0円
ウォールキャビネット 9900円→4900円
ミラーシェルフ 4900円→4900円
古い型らしいけれど、私のリクエスト通り、洗面器(ボウル)と水栓も海外のものにできる!
洗面ボウル 11900円
洗面台用混合水栓 26900円
配送料を加えても6万円くらいで収まりそうです。
左官屋にでも、配管屋にでもなれます!
元々の漆喰の壁をコツコツと鑿で叩いて削り落とし、洗面台のサイズに合わせてまず白いタイルを貼り、その上は珪藻土を塗りました。(もちろん、私が!ですよ)
Before
もともとあった水道管が壁から出ているので、そこを活かして洗面台を置けばよいはず。
(注意ポイント:水とお湯のジョイントが間違えやすい)
珪藻土が乾いてから、洗面台のキットを配置。
一番の難問は、水道管と水栓のジョイントですが、身体の大きい夫は、洗面台の下(この扉の中)での作業ができず(爆)、結局この作業も私が行いました(−_−;)。
配管くらいは業者に依頼してもよかったのかも・・・と思いつつも、なんとか設置完了。
素晴らしいではありませんか!!!
蘭子、もう左官屋にでも、配管屋にでもなれますわよ。
After
まだまだ、家の中で改良したい場所
リノベの余地はありあり~!
次なるは、リビングのフローリング計画。
まだまだ続きますよ〜セルフビルド!