シンプルで上質な生活を目指す私が、大好きなブランド「無印良品」と並んで「IKEA」があげられます。
IKEAの魅力を一口にいうと・・・と、まとめられないのですが、ぶっちゃけて言えば「なんとなく、いいイメージ?」なのではないかと思います。
おしゃれな家具、雑貨、それをコーディネートしたインテリア。
しかも、その製品一つ一つが環境や社会に配慮したものという優良企業のイメージ。
誰でも、IKEAで家具や日用品を買えば、あたかも素敵な暮らしができるかのような幻想を抱いてしまいますよね。
そんなIKEAで何度も失敗した蘭子のお買い物体験から、今日は私がオススメするIKEAの正しい7つの攻略法をお伝えしたと思います。
IKEAでの失敗、広すぎて欲しいものが見つけられない。
仲のよい友人が、実家を立て直して自分たちの家にしました!という話を聞いて遊びに行った際、私が「いいなぁ♡」と思ったのは、何気なくおかれている雑貨と、自分たちで作ったというキッチンでした。
聞くと、「木製のワークトップとシンクを買って、リビングのサイズに合わせて作ったのよ。」と、こともなげにいうではありませんか。
業者に頼まなくともIKEAで売っている、と言われ、何がなんでもIKEAに行ってみたいと思ったのが最初です。
その頃は、IKEAはまだ千葉にしかありませんでした。
車も持っていないし、千葉までわざわざ行くのはどうか?と思っていた半年後、なんと港北(横浜市)にIKEAができたのです。
港北といっても、駅の近くではなく、直接車で行く方が便利な場所。
調べてみると、こちらは新横浜からシャトルバスが用意されていました。
これなら、なんとか行けそうです。
そして、初めて行ったのが2007年の1月の私の誕生日前後のことだったと思います。
IKEAをご存知の方であれば、何をいまさらなのですが、とにかく広い!
しかも週末に行ったので、ものすごい人混みなのです。
目的もなく、ただ行ってみたいと思って足を踏み入れたものの、何を買ってよいやらわからず、広い店内を見るだけで精一杯。
混み混みのレストランでミートボールを食べ、最終的に買ったモノは出口付近でセールになっていた10円のブラシ1本のみ。
「君、何が欲しかったの?」
夫に言われるまでもなく、私も反省しております。
何度も失敗した私だから言える!IKEA攻略法7つ
一体、何のために行ったのでしょうか?
その後、何度も失敗した私だからこそ、お伝えしたいIKEAでの正しいお買い物の攻略法は、以下になります。
1. いきなり、現地にのりこまない。
ディズニーランドでも、どこでもそうですが、IKEAにはサイトがあります。
行く予定のIKEA店舗独自の色々な情報をチェックしておきましょう。
IKEA FAMILYというメンバーになると、レストランで幾つかのメニューが割引になったりします。
アクセス、営業時間、お得なキャンペーンなど、先に情報を確認することで時間もお金も節約することができます。
2. 週末に行かず、平日に行く。
月〜金は勤めがあるから行けない、子供の学校があるから行けない、という方は多いと思います。
でもゆっくりお買い物をしたいなら、絶対に平日に行くことをオススメします。
週末のIKEAは激混み、それこそディズニーランドよりも混んでいます。
天井が高いとはいえ、閉塞感のある屋内です。
気温も上がって、空気も悪く、具合が悪くなることも多々あります。
しかも、トイレの場所が少ないので、うっかり逃してしまうと、人に逆らって戻ることになります。
週末のIKEAは、トイレ横の休憩場所も混んでいるので座ることができません。
私のオススメは平日の夕方、18 時から21時。
IKEAは閉店が21時なので、平日の夕方に入って2時間ほど見れば、ゆっくりお買い物ができます。
(もしくは、午前中に行って、早めに帰ってくる)
しかも店員さんにも余裕があるので、しっかり対応してもらうことができます。
時間の節約、気持ちの余裕につながります。
3. IKEAマジックにだまされない。
自分の車で行く人は大丈夫ですが、IKEAマジックの一つにシャトルバスでのアナウンスがあります。
バスの中に用意されているお買い物メモと鉛筆、そして紙製のメジャー。
これを手にした時点で、脳内ショッピング状態に人は変わってしまいます。
いつものままで、すでに十分なのに、勝手に自宅に何を置いたら素敵になるだろうか?というように変わってしまうのです。
バスの中で流される動画に触発されて、テーブルセンターや、新しいカーテンが必要なのかも!(すでに家にはカーテンがかかっているのに)と思ってしまうのです。
こういう時は、ひたすら外の景色を見て(といっても心はソワソワ状態ですが)、お買い物熱をクールダウンさせましょう。
4. IKEAに着いたら、まず店内を把握する。
初めてIKEAに行く方は、いきなり店内を歩き始めないことです。
嬉しさのあまり、店内にずんずん入っていって、後もどりできないのがIKEAなのです。
大型ショッピングセンター並みの広さのIKEA。
基本は順路通りに歩くことなので、まずは、エリアを把握して目的地がどこであるかを確認します。
店内には以下のようなエリア(IKEA港北の場合)があります。
入り口からエスカレーターで2階に上がると、イケア商品を使ったテーマ別モデルルームエリア。
リビング、ダイニング、ホームオフィス、キッチン、ベッドルーム、クローゼット、バスルーム、子供部屋と順路通りに歩くようになっています。
そして、それぞれの部屋に合わせた家具や寝具、照明などのコーナーが点在しています。
2階の奥にはレストランがあります。
ビュッフェ形式に、メニューをとって、会計をします。
夫は、ここのミートボールが大好きなのですが、安全であろうとはいうものの、あまりの安さに手が出ないものもあります。
この2階のエリアを見るだけでお腹いっぱいになってしまうのですが、さらに1階の階段を下ると、収納やテーブル、小物など商品別のエリアが広がっています。
そして、組み立て家具の倉庫。
2階で見つけた家具の商品番号をメモしておき、倉庫に行って引き出すところです。
この倉庫エリアを出て、レジ脇にアウトレットコーナーとお買い得コーナーがあります。
このコーナーを見てから、カゴにあったものを棚に返すという無駄な作業をしたことも何度かあります。
最後に、北欧からの食品を扱っているスウェーディッシュ・フード・マーケットと、ビストロ(ホットドッグなどの軽食と飲み物のコーナー)があります。
ビストロは、すべてスタンディングです。
買い物後の休憩場所ですね。
私のオススメの回り方は、実は順路通りではなく(IKEAの方にはごめんなさい)、アウトレットコーナーとセールを先に見るという方法。
順路通りにしか歩けないのがIKEAなのですが、脇から入るか(よい子のみなさんは真似しなでください)、もしくは一旦、2階に上がってから1 階のアウトレットコーナー下がって行ってみるということ。
我が家のソファベッドはこのコーナーの戦利品。
ここを見ずして通常の商品を見ていたら、半額のこのソファベッドを見逃していたと思います。
我が家のセルフビルドの洗面台もこのコーナー出身です。
なので、ぜひチェックしていただきたいコーナーなのです。
5. お腹が空いた状態で買い物をしない。
空腹状態で、食品を買うと思った以上に買い込んでしまうのと同様、脳(胃が空いている状態)が不足状態と認識していると、買い物しやすくなってしまいます。
最初に、ビストロで簡単にコーヒーとホットドックくらいをつまんでお腹を満たしていると、買い物ハングリーな状態から脱出できます。
(満腹ではなくて)小腹が満たされていれば、あまりガツガツと買い物をする状態にはならないものです。
6. 目的を持って行く。
クリスマスシーズン向けの雑貨を見つけに!とか、なんかリビングを素敵にしたい!という「なんとなく」というお買い物をしないこと。
10円ブラシ1本の失敗をしてからは、必ずIKEAでなければならない理由があった時に出かけるようにしています。
調子にのって、あれやこれやと雑貨を買ってきて、実際に部屋に置いてみたら全然イメージが違うものに、という間違いはよくあります。
今日は、ソファベッドをチェックする(買う)。
キッチンを見比べる。
収納スペースを考える。などなどIKEAでなければならない目的がある時に行くこと。
7. 組み立ての手間、配送料をいつも頭の片隅に置く。
IKEAでは商品の購買手順が、日本における一般的な家具屋と一部異なります。
まず、モデルルームで各商品が実際に部屋に置かれた状況を想像・把握したうえで購買対象を絞り、商品番号を頼りに、倉庫から希望する商品をピックアップして、レジへ向かうという方式。
自分で配送し、自分で組み立てるからこそ低価格、ということを理解して買い物をする必要があります。
注意したいのが、サイズです。
スウェーデン出身のIKEAですから、家具でもなんでも海外仕様で少しサイズが大きめです。
ミニマムな日本の家屋サイズにうまく入らない家具も多々ありますので、慎重に。
IKEAで見たイメージと自宅のサイズが全く別物なことを肝に銘じてください。
配送依頼は商品をレジに通した後で配送窓口でします。
あまり、大きなモノを買うと、自分で持ち帰ることができなくなり、配送料の方が高かった!なんていう失敗をしがちです。
配送料金のことを常に、頭の片隅に置いてお買い物をすることが必要です。
さて、以上が何度も失敗した私からお伝えする!IKEAでのお買い物、7つの攻略法です。
クリスマスシーズンで浮かれポンチにお買い物をしないよう、シンプルライフに必要なモノを見極める力を養いたいものです。