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- 断捨離のススメ
早いモノで2017年も、もう6日。
正月ボケ満載でスーパーへ行きましたら、すでに、バレンタイン用のチョコレートが(^_^;)
そして、おにぎりのコーナーでは、恵方巻きの予約がはじまっているwww…。
まだ、七草粥食べてないのに、鏡開きも、成人式も、終わってないのに・・・です。
なんだか、次から次へとせわしないと思いませんか?
日本は、次から次へとイベントが多い国
せわしなく、次へ次へと、いつも追い立てられている気がします。
しかも、それは日本古来の行事だけでなく、商売のタネになるのであれば宗教も何もかまったものではありません。
お正月から始まって、子供の学校行事や、それこそ恵方巻きはコンビニ、バレンタイン、ホワイトデー、オレンジデーは菓子業界、ハロウィンやクリスマスはほぼ総出で、ありとあらゆる行事と商売が連動しています。
一頃のバレンタインのように、誰も彼もがチョコレート欲しさに浮かれるようなムードは落ち着きつつあるように思いますが、この恵方巻きときたら、日本の食卓で大流行しているのではないでしょうか。
恵方巻きは、本当に最近流行りだした行事
50代の私たちにとって恵方巻きの風習はここ20年くらいのものではないでしょうか。
私自身は、関西出身の友人に聞いたのが、この恵方巻きとの出会いでした。
海苔巻きを、丸かじり?
家族そろって同じ方向を向いて?
食べ終わるまで話しちゃダメって?
「そりゃ、冗談でしょ〜〜???」といって、大笑いしていましたけれど、今や恵方巻きも全国レベルです。
元々は京都の芸妓さんがお座敷遊びで、太巻きを何某かに見立ててまるかぶりしたのが発端ですから、由来自体は、あまり品がよろしくないもので、ご利益云々は後付けの要素だと思います。
出始めの頃は、まだかわいくて、海苔巻きコーナーにチョロっと並べてあった程度ですが、最近では予約を早々にとるシステムになっているようです。
マーケティング的に考えれば、確かにこの方が売れ残りも少ないですしね。
毎年、穴八幡宮で金銭融通のお守りをいただいてくる蘭子、なんとな〜く、吉方位に向かって海苔巻きを食べるというこのイベントは、口では「こんな商売の手には乗るものか!」と言いつつも、心の中ではちょっと気になるのも確かなのです。
数少ないイベントを、家族や友人と気持ちを共有して分かち合うヨーロッパの人たち
欧米でも、ビジネス商戦としてプレゼントを贈り合うクリスマスはありますが、これほどすべての行事をビジネスとして活用しているのは日本だけではないでしょうか。
外国人である夫の国には、こんなに行事はありません。
確かにキリスト教のイベントは脈々とありますから、イースターやクリスマス、年末年始の楽しいイベントはありますが、基本は家族や近しい友人たちと楽しむ。
夏は、なが〜いお休みをとって、家族でキャンプに行ったり、自然の中でゆっくりバケーション。
バレンタインやハロウィンもありません。
でも、数少ないイベントを長く、ゆっくり、じっくり楽しみながら、大切な人と一緒に過ごす。
家族や友人と共有して分かち合うことこそが、喜びなのだな〜と、ひしひしと感じます。
本当に、シンプルで豊かな暮らし方って?
今年の我が家は、どこにも行かず、ご近所で初詣。
誰かがお年始にいらっしゃることもなく、夫も息子も、ず〜っと、一緒でした。
出かけると行ったら、犬のお散歩くらいだったでしょうか。
家族で迎えた元日から、お雑煮を食べながら今は亡き父母の話を息子にしたり、お節をつつきながら、その意味を話したりといった、本当にのんびりとしたお正月を満喫。
いつも単語でしかなかった家族の会話も、久しぶりに話をする、聞くという「会話」になってたように思います。
しかし、お正月三ヶ日も外に出れば、人また人の大混雑。
初詣、初売り、福袋・・・、お節料理だって、いまや高級割烹の予約販売と、なにからなにまで商売になっているのです。
日本のたくさんの行事の中に、意味を知り、心を満たすモノはどれほどあるのでしょうか。
「本当に豊かな生活とは?」と、考えさせられる新年でした。
今年は、この気持ちを感じながら、次から次へのイベントも少し断捨離をして、心を豊かに満たす1年を送りたいものです。