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シンプルライフというと、「モノのないスッキリした暮らし」→「インテリア」と想像しがちです。
ですが、暮らしをシンプルにするためには、しっかりしたベースが必要、モノを持たずに暮らそうとすればするほど、大切にしなければならないのは、健康な心と身体ではないでしょうか。
今日は、健康な身体をつくる食生活について、蘭子が断捨離した白い食べものの話をしたいと思います。
インスタント・レトルト食品や、コンビニの菓子パンやお弁当、スナック菓子のようなジャンクなものばかり食べていては、心も身体も満足はしません。
心と身体を満たすために生命力の高い食品をとることの大切さは先日書きましたが、もう一つは、白い食べものを取らないということ。
つい、食べ過ぎてしまう理由とは→心が満たされていないと食べすぎる~食生活の質を上げる
白い食べものを食べない
こう言われても、なんとなくピンとこない方が多いと思います。
日本人なら白い食べ物は大好きなのではないでしょうか。
白い食べ物は私たちの周囲に多く存在し、普段からよく食べられています。
ところが、身体によい、オーガニックな食生活を追求していくと、残念なことに白い食べ物は、美味しい反面体に負担をかけ、健康に良いものとはいえないことがわかってくるのです。
中には、がんや心臓病などの生活習慣病を引き起こしているということもあります。
今回は、数多くある白い食べ物の中から私が断捨離したものについて、それぞれどんな影響をもたらすのかも簡単に説明します。
男子の大好きな白米
白米は読んで字のごとく白いお米。白い食べ物のひとつです。
精米した白いお米が普及した元禄時代(徳川綱吉の代)以降、江戸にビタミン不足による脚気という病気が増えたことを記事にしています。→食と病気の関連性の証明「マグガバン・レポート」について
白米が体に良くない理由はズバリ、GI値の高さ。
GI値とは、簡単に言うと体に糖分が吸収されるスピードを表した値のことなのですが、GI値が高い=血糖値が上がりやすいことを意味します。
血糖値が上がることで、糖尿病や高血圧、心臓病や情緒不安定など様々な疾患・病気を引き起こすことがわかっています。
白米以外でどんなものがよいかというと、雑穀米や五穀米などを想像されますが、私のおすすめは玄米です。
ビタミン不足を補う意味でも、精米していないお米→玄米は身体によいと思います。
血糖値の上昇を穏やかにするだけでなく、食物繊維やビタミンB群など、栄養価の面でも白米より断然優れています。
ただし、農薬を使用して作られた玄米はダイレクトに農薬の影響を受けやすいため、外皮を排除した白米の方が良い場合もあります。
また、玄米の外皮にはフィチン酸などの『生物毒』が含まれることもわかっています。
生物毒とは、植物が外敵から身を守るために身に着けた物質で、少量であればさほど影響はありませんが、摂りすぎは禁物です。
この生物毒を避けるためには、味噌と一緒に食べたり(味噌汁がおすすめ)、発芽玄米にしたり発酵させて酵素玄米にする等するのが良いとされています。
私が「玄米宣言(今日から白米は食べません宣言)」をした時、健康志向の夫は大賛成しましたが、息子は猛反対。
白米は噛むと甘いしお腹にもたまるので、男子の大好物なのです。
私は、息子がなんと言おうと丸無視して、玄米を出し続けています。
息子は、未だに玄米弁当は苦手のようですが、空腹には勝てず帰ってくるとお弁当箱は空になっています。
世のお母さん方は、「夫が嫌いだから、息子が苦手だから」と言って、白米から玄米に変えることを躊躇されるようですが、家族の健康を担っているのは主婦なのです。
なぜ、好きなものだけ食べさせるのか?病気になっても食べさせるのか? よく考えた方がよいと思います。
もちろん玄米も栽培方法にはこだわりオーガニック栽培で、かつ天日干しの玄米がベスト。
私の家では島根の白鳥米(白鳥が来る田んぼで育てているお米)を食べています。
白い砂糖は様々な病気の原因物質
砂糖は、糖尿病は言うまでもなく、アトピーや精神疾患などの原因にもなり得る物質です。
秋に落ち込む気持ち、それはうつ?なのでしょうか→甘いものと秋の鬱〜糖分を摂りすぎると鬱になりやすい?
*子どもが言うことを聞かない。
*落ち着きがないし、キレやすい。
*肌が弱くて、すぐに湿疹ができる。
*病気がちで体が弱い。
こんな症状を「この子の個性だ」とか「生まれつきのものだ」とか諦めている方は多いと思います。
でも、個性や生まれつきでないとしたら、何が原因かわかりますか?
実は、子どもに食べさせている砂糖(糖質)が原因である可能性があるかもしれません。
食生活を見直し、改善することでこれらは大きく改善する可能性大です。
ケーキやチョコレート、アイスクリームなどのお菓子はもちろん、調味料としての砂糖そのものも。
一般的な白い砂糖は、精製されて栄養価が下がり血糖値を上昇させる作用の強いものなのです。
砂糖だけでなくカロリーオフやカロリーゼロ飲料に必ず含まれている人工甘味料にも要注意です。
砂糖の代用品として健康に良さそうなイメージがありますが、砂糖の何十倍~何百倍もの甘さを持ち、糖尿病のリスクを高めることがわかっています。
可能であれば砂糖や甘味料は使わないのがベストですが、もし使う場合は、必ずオーガニック原料でできた自然のままの茶色いもの、もしくは、自然由来の精製されていない甘味料を使うなどするのがおすすめです。
ウチではほぼ砂糖は使いません。
料理は、みりんの甘さで十分ですし、たまにお菓子をつくる時に砂糖は使いますが、それも普通の家より少なめだと思います。
牛乳を健康のために飲む?
テレビや雑誌では「牛乳を健康のために飲みましょう」という企業の広告が目立ち、給食でも未だに牛乳が出る学校は多いなか、「牛乳が体に良くない』という世間の認識はまだまだ低いように思います。
カルシウムを補給し骨を強くするイメージのある牛乳ですが、実際は真逆。
骨を強くするどころか、牛乳に含まれる乳タンパクは骨を溶かし脆くする原因になります。
それだけではなく、他にも様々な弊害が起こることが、最近は指摘されています。
乳ガンの原因にもなることが分かっていますし、血管を詰まらせる作用があることも指摘されています。
白血病ウイルス、エストロゲン(女性ホルモン)、そして抗生物質。
牛乳と乳ガンはなんとなく結びつかないかもしれませんが、調べた限りだけで3つもの原因物質が含まれています。
牛乳に含まれる乳タンパクは、腸に大きな負担をかけることが分かっています。
腸は人間の免疫を司る中枢器官なので、腸に負担がかかる=免疫機能を狂わせるということ。
この結果起こるのがアレルギーです。
アトピーによる湿疹や肌のかぶれ、喘息などの症状が現れます。
友人の子供(小学校1年生)、喘息がひどいということを聞き、「一度、牛乳を飲むのをやめてみたら?」と話し、試してみたところ、喘息がおさまったそうです。
ほかにも要因はあるかもしれませんが、友人曰く「牛乳は身体によいと思っていたけれど、調べてみると違っていた。もっと早く知っていればよかった。」と話していました。
もともと、草食系の日本人の体には牛乳を分解する酵素が存在しないため、肉食系の欧米人ならともかく、日本人には不向きな飲み物とも言われています。
「牛乳を飲むとお腹を壊す」という方が多く居ますが、これは自然なことでもあります。
販売あふれている牛乳の多くは調整乳や低脂肪乳、もし飲むのであれば自然放牧で育った牛の生乳をオススメします。
生乳は放っておくと固まって生クリームのようになりますし、塩を加えるとバターになるので、そのまま使うことができますよ。
白いパン、白いうどんを全廃する
小麦を抜く食事法、いわゆるグルテンフリーが健康に良いと昨今話題になっていますが、逆に言えば、小麦が体に様々な弊害をもたらすということです。
白いパンの原料といえば小麦ですが、これが問題なのです。
現在わかっているだけでも、アレルギーや血糖値・血圧の上昇、便秘やアルツハイマー等、様々な病気の原因にもなるとされています。
ちなみに小麦を主原料にしている食べ物なら、パンに限らず、うどんやパスタなども同様です。
できれば小麦は避けるのが望ましいのですが、日常的に食べるものが多く、それはなかなか難しいですよね。
そこで、パンやパスタは全粒粉を使用したものに変え、うどんは蕎麦に変えましょう。
もし、パンを買うのだとしたら食パンは避ける、乳化剤やイーストを使っていない全粒粉主体のものがよいでしょう。
白いパンを断捨離してからは、もっぱら家でパンを焼いています。
ライ麦か全粒粉を主体にしたパンなので膨らみが少なくずっしりしたパンですが、腹持ちがよく、よく噛むと少し酸っぱい味がして美味しいです。
有機全粒粉のパスタも探せばありますので、ぜひ使ってみてください。
ザラつきのある表面なので、ソースが絡みやすく、歯ごたえのあるパスタだと思います。
オアーガニックな食材について→調味料の断捨離でオーガニックな食生活のススメ
口に入る白いものの断捨離、すべてを徹底することは難しいかもしれませんが、少なくとも知識を持つことで意識が変わってきます。
食生活の意識が整ってくると、自然と生活全体が整ってきます。
キッチンや食生活が管理できている家は、家全体が散らかりにくくなります。
暮らし全般が気持ちよく回り、むやみとモノに頼らなくても困らない暮らしができるようになること。
シンプルライフって、そこから始まるのではないでしょうか。