秋もまっさかり、

芸術の秋、
スポーツの秋・・・そして、なんといっても食欲の秋!

ハロウィンや感謝祭(アメリカ…)
ガイホークスやリメンブランスデイ(イギリス…)
・・・50代には関係ないか?でも、とにかく、ワクワクしませんか?

 

ところが! この時期、人の心が折れやすくなっている・・・ということを知っていらっしゃいますか?

 

「さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮れ」

これは小倉百人一首の中の良暹法師(りょうぜんほうし)の歌です。

意味は、「寂しさに耐えかねて家の外に出てみると、どこもかしこも同じ、寂しい秋の夕暮であるよ」という意味。

 

蘭子のように、美味しいものにワクワクしっぱなしの人は別として、仕事をしている人、学校にいっている子供たちも含めて、この歌にあるように秋になるとなんとなく物悲しく、寂しい気持ちになり、なんとなく落ち込んでいる気分になる人は多いようです。

 

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これをほおっておくと、
冬季病というような
深刻な状態に
なることもあるのはご存知ですか。

 

秋の鬱といえる
様々な症状

 

⒈ 気分の落ち込み

ただなんとなく、
とにかく気分が沈む、というもの。ワクワクするイベントが
多いにもかかわらず、
なんとなく、落ち込む。

 

蘭子は小学生の頃、
まさにこれで、とにかく学校のイベントや行事が
いやでいやでたまりませんでした。

特に運動会、走ることや飛び回ることが苦手だったせいか、徒競走とかのある行事が大嫌いなのです。

 

気分が沈むので、
楽しめないし、むしろめんどくさい、と
感じていました。

秋晴れの日に、両親が運動会を見に来ると思うと気分が落ち込んでしまうのです。

秋の行事のいろいろを思い出しても、健やかな気持ちだった記憶がないのはなぜでしょうか?

 

⒉ 疲労感

1と似ていますが、
なんだか疲れる〜、
というもの。 最近、すぐ
「つかれた〜」、「だるい〜」、「しんどい〜」
と口にしている人は、
黄色信号かもしれません。

 

⒊ 昼間の眠気

春眠暁を覚えず、
といいますが、
それとは違って、寝ても寝ても疲れがとれず、
その結果昼間も眠い、
という状態になります。

そうなると今度は
夜眠れなくなり、昼夜逆転、
なんて生活になりかねません。

 

⒋ 旺盛な食欲

食欲の秋、
なんていいますが、
それは実は、
秋の鬱症状の一つなのだそうです。

 

本来気分が沈むと、
食事が喉をとおらない、
なんてことがありますが、秋の場合は逆になることが特徴的。

とにかくお腹が空いて
食べ過ぎてしまうので、その結果体重が増え、
さらに状態は悪い方向に
向かいます。

 

秋鬱の症状の原因は?

 

実は、それは夏の間に食べていた
砂糖に原因があります。

夏の間、
アイスクリームやかき氷、
夏休みで実家に帰るからと、
おやつを食べ過ぎていませんでしたか?

 

女子会にはスイーツがつきものだから。

夫が食べるのを欲しがるから。

子供が欲しがるから。

ママ友がくれるから。

 

その機会をいちいち
「まあ、いいか」
と思って許しているうちに、身体が知らない間に砂糖中毒に
なってしまっているのです。

 

私が一番それを実感するのはPTAの定例会です。

ママ友ばかり集まって打ち合わせをするのですが、その間にお菓子を食べること食べること・・・誰それの旅行のお土産だから、スーパーでまとめ買いしたから、このおまんじゅう美味しいのよ・・・と、食べきれないくらいのお菓子を前に会が進みます。

 

どうして「痩せたい、太りたくない、生活習慣病が気になる・・・」と言いながら、みんなが、お菓子を食べ続けるのか不思議です。

 

月に一回くらい、食べたらからって太るわけではありませんが、一度許すとすぐにまた口さみしくなってしまうもの。

というわけで、できるだけ食べないよう、勧められると「私、辛党だから」と言って済ませています。

 

こういった食に無頓着な家庭に見られるのが鬱の症状・・・

「娘が不登校がち、パパが鬱っぽい」なんて平気で話していることも多くて心配です。←心配だからと食のお説教をしても聞く耳持たずなので、しませんけれど。

 

ひっそり、我が家ではふだんスナック菓子を買わず、甘いものが食べたくなった時はできるだけ手作りにしようと決めています。

 

糖分を摂り過ぎと鬱の関係

 

アメリカのミネソタ大学が行った研究(出典;Chronic sugar intake dampens feeding-related activity of neurons synthesizing a satiety mediator, oxytocin)では、糖分を摂りすぎると脳内のBDNFという化学物質の分泌量が減少して身体や脳に悪影響を及ぼすことが判明しました。

 

この化学物質が低下すると、人間は記憶や学習することができません。

さらに、うつ病や認知症の患者に共通しているのもこのBDNF値の低さ。研究の結果、BDNFの分泌量が低いといろいろな病気につながる可能性も示唆されました。

 

ミネソタ大学の研究者は「過剰に糖分を摂取すると、脳に満腹のサインを送る脳内化学物質のオキシトシンの活動を弱めてしまうのです」と述べ、これが肥満や糖尿病にもつながるとしています。

 

日本人はひとりあたり年間16.4kg(参考資料;砂糖の国内需給|農畜産業振興機構 2011年3月調べ)を消費。

これは1日あたりティースプーン1.6杯分の砂糖に相当します。

 

この調査は単純に砂糖と果糖のみになるので、日常的に甘い飲み物やお菓子を食べている人はこれより多くの量を摂取していることになります。→食と病気の関連性の証明「マグガバン・レポート」について

 

砂糖中毒の人たち

 

ただ単純に
「甘いものが好き」というのと、「甘いものがないと、いてもたってもいられない」
というのは違うのです。

お酒で考えたら
よくわかります。「毎日飲まずにいられない!」
というのは明らかにアル中。

でも「外食するときだけ楽しむ」とか
「週末だけ家でゆっくり」
というように、
自分でコントロールできているのであれば、
それは中毒ではありません。

 

日本人の80%が
砂糖中毒と言われている今、
そのベースが子ども時代に
あります。

最近の子どもが切れやすい、感情のコントロールが苦手という特徴も、この砂糖の摂りすぎに一因があるのでしょう。

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蘭子自身も、母が美味しいものが大好きだったため、小さいときから甘いもの、特にチョコレートをよく食べていました。そのために虫歯と縁が切れなかったし、なにより自分の気持ちをコントロールするということが苦手だったように思います。

 

子どもは何を食べるかを選べないし、何をどう選ぶかは、全て一家の主婦にかかっています。

家族の健康を考えて食生活をつくること・・・心豊かな生活には一番必要なことだと思います。

 

自分がまず、選ぶ基準を持つこと。

シンプルで上質な生活を送ることのベースには、まず心身の健康あってこそ。

みなさんは、どう思われますか?