私の若い頃の恥ずかしいお話をします。
大学を出て、就職をし、10年ほど経った頃です。
女性が多い会社でしたが、みんな結婚をしても、そのまま働き続けている人がほとんどでした。
蘭子は既にバツイチ、シングルになったので仕事はノリノリでしていました。
そしてアグレッシブに!いうなれば「怒りながら」仕事をしていました。
その頃は、仕事で忙しく、あまりゆっくり自分自身を振り返ることもせず、毎日家と会社を往復していました。
今思い出しても、 当時はカゼばかりひいていて、 そしていつも疲れていました。
(まだ30歳そこそこなのに!!!)
今から思えばそれは当たり前。
一人暮らしなので、なるべく食費を安くするために、ファーストフードばかり食べていました。
朝ごはんはトーストとコーヒー。
ランチはコンビニで買ったお弁当か外食。
夕方ちょっとお茶して、晩御飯は残業しながら毎日ファーストフード(ハンバーガー)を 食べていました。
怒りっぽいのは食べ物のせい?
そして、何事に対しても よく怒っていました。
電車がなかなか来ないことに怒り、 スケジュール通りに物事が運ばないことに怒り、仕事の下請けにクレームの電話をかけて怒り、とにかく何かに対して 常に怒っていた記憶があります。
会社の席も、すでにお局席のようになっていて(怒ってばかりいて、えらそうだから)、新人の子が、私の前の席になるのは嫌だと半ベソをかいていたのを思い出します。
仕事自体は楽しく、 充実してやっていたのですが、なんせこの自分の真っ黒な性格は、 自分で気づいていながらも どうにもすることができず、 悶々としていたのを覚えています。
そして悪いことに、さらに開き直って、むしろ怒っているくらいアグレッシブ(攻撃的)な方が仕事ができるような感覚さえ持っていました。
今、思い返すと本当におそろしい勘違い女でした。
若いから、仕事だけでなく人間関係とか悩むこともあります。
それでも、心の有り様は食事の影響だとも思っていませんでしたし、「変なものを食べている」という意識はありませんでした。
もっといえば、 「そんな変なものが あちこちに売られているはずがない」 と思い込んでいました。
今から思えば、 なんて無知だったんだろうと、 当時を振り返って感じます。
働いている間は、食に関して何も関心を持たず、多少調子が悪くても薬を飲めば治ると信じていたし、その薬の副作用に注意することさえしていませんでした。
一家の主婦の無知は、病人を作る。
結婚して子供ができてからも、野菜よりも肉中心の生活を続け、白米、牛乳、小麦粉がメインの食事でした。
今は、白い食べ物を断捨離しています。→食のシンプルライフ化。白い食べものを断捨離する
花粉症がひどかったのも、この頃ですね。
2月のスギだけでなく5月のイネ科の植物にも反応するようになっていました。
息子は、幸いにもアレルギーは出ていませんが、夫に関しては日本に来てから花粉症になってしまいました。
父親の無知は一家を貧乏にし、母親の無知は家族に病人を出すという例え→正しい知識で食のシンプル化のススメ。誤った情報を鵜呑みにしない
本当に怒りっぽいし、いつもイライラしているような母親でした。
「自分は正しい」という位置から、いつも人に接していました。
私が会社勤めを辞めてオーガニック志向の食事に変え始めてから、なにより花粉症が治まったことと、イライラすることが少なくなっていたことに気がつきました。
もちろん、仕事のストレスもないのですが、おそらく肉類中心の食生活から離れたためではないかと思います。
野菜や魚中心、オーガニックな食生活にしてみると、長時間歩いても疲れない、マラソンなどの持久走も気にならなくなったように感じます。
そして、身体の変化は心にも現れます。
食生活を変えたら、息子の反抗期が治まった。
一番、不思議だな〜と思うのは、息子の変化です。
私が仕事を辞めたのは息子が中学2年の初めですが、中学1年から反抗期なのか生活が荒れて、口をひらけば悪い口をきくような子でした。
でも食生活が、だんだん変わってきたことと同じく、2年の終わり頃から少し落ち着いてきて、普通の会話ができるようになってきたのです。
男の子ですから、反抗期は あって当たり前だし、 むしろないと心配なぐらいですが。
しかし、私自身がそうだったこともあるのですが、 なんだかいつも不安定で、 不満を抱えている、 いつもイライラ 状態が続くことは、 決していいことではありません。
心と身体と食事の関係
人は、毎日食べるものが安定することで、 心が安定していくもの。
食生活って、 とても大切なものではないでしょうか。
最近は、糖質制限や グルテンフリーなどの知識で、 あれもこれも食べない、というような 食事法がありますが、それらを取り入れる以前に、 毎日の食生活を見直してみませんか。
「あれ食べない」、「これ食べない」を決めることも大事ですが、「何を食べる?」、「それをどう食べる?」ということを 意識してみるということ。
例えば、 「糖質制限やってます・・・ 糖質さえはいっていなければ 、なんでも適当に食べます。」というのでは、 一生続けられる食事方法とはいえません。
食事は毎日食べるもの。
そこのベースが安定することで、 心が落ち着き、 身体に芯が通ります。
日々、イライラが止まらない、怒ってばかりいる。
もし、「なんだか、最近 気持ちが不安定だなぁ」 と感じているのなら、食生活を 一度見直すことをオススメします。