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- 断捨離のススメ - ダンシャッたモノ
「食器」ではなく、昨日は「食器棚」を断捨離いたしました。
ダンシャリアンの中でも、モノを手放す前に収納を手放すというのは過激派と言われているそうです。
先月、断捨離セミナーをしていただいた小島さんから聞いたお話です。
食器そのものを断捨離する・・・これはもちろんなのですが、そもそもなぜモノが増えるのか?というと収納スペースがあるから、なのだそうです。
今時のマンションならいざ知らず、築60年の一軒家。収納スペーが腐るほど(?)あるのです。
なのに、なのにですよ!
この家に引っ越ししてきた時は、今まで使ってきたものが入らない。
本棚がない・・・などの理由で通販でチープな合板の本棚3本と食器棚2本を購入してしまった私。
今思うと、本当に愚かなことをしてしまったものです。
食器棚はセルフイメージを映し出す
断捨離創始者のやましたひでこさん曰く、食器棚はその人のセルフイメージを表しているそうです。
もし、食器を乱雑に押し込んでいたり、ぐちゃぐちゃにしていたら・・・それは、セルフイメージが調っておらず、自分を粗末に扱っている可能性があるのだそうですよ。
普通、食器棚に食器を乱雑に押し込んでいたり、ぐちゃぐちゃに入れるなんてことがあるのでしょうか?と思いますよね?
でも私、これを聞いてふと思い出す友人がおりました。
彼女の名前はOちゃん、夫の友人の奥さんです。
彼女も旦那様も外国籍、子供2人の家族4人で横浜に住んでいました。
住んでいた借家は2DK、家族4人でも、そこそこ広かったように思います。
とても親切な家族で、私たちもよく遊びに行きました。Oちゃんは、お料理も上手、買い物も通販を使って安くても可愛らしく服を着こなしていました。
日本語は日本に来てから覚えただけなのに、子供の連絡帳も日本語で書いているし、幼稚園や学校もすべて通訳なしでこなしていて完璧な奥さんにみえました。
でも、そんな彼女の家で、ひとつだけ驚いたことがあります。
それは食器棚に食器と書類が一緒に押し込んであったこと。
食器棚に書類が入っているので、入りきらない食器はすべてシンク下にぐちゃぐちゃに積んでありました。
ぐちゃぐちゃに・・というのは、大きさも形もちがうものが斜めや縦に押し込まれていたからです。
他のことはすべてキチンとしているのに、食器棚だけがいつもぐちゃぐちゃなので、不思議に思っていました。
Oちゃんにしてみれば、終の住処ではないのですから、どう使おうと勝手ですが、美味しい食事が、あのシンク下から出した食器に盛られていると思うと、たまに箸がとまってしまうこともありました(笑)。
「食器棚はセルフイメージを映し出す」
そう言われてしまったら、さすがにぐちゃぐちゃなのは困りますよね。
食器棚はその人の今の状態、セルフイメージ、思考やセンス、をすべて映し出している鏡だそうです。
・・・・ということは? ですね(^_^;)
食器棚を断捨離したい理由は、スペースの使い方に不満があった
食器棚がその人の思考を映している・・・そこまで大上段に構えずとも、私が思っていたのは、広い家に住んでいるのに、ちっとも広く感じられていない・・ということ。
大体、リビングにも大きな飾り戸棚がひとつ、キッチンにも作り付けの戸棚があるにもかかわらず、なぜ2本も棚が必要なのか?が問題なのですが、食器もそれ以外もやはりモノが多い。
モノが多すぎるだけではなく、スペースの使い方に問題ありなのかな? っとも。
特にキッチンは、せっかくセルフビルドですっきりさせたはずなのに、キチン家電が収納しきれず、外に出ているし食器棚があるせいで通路が20cmほども狭くなっているのです。
何度も、このスペースを見直して、たどりついた結論が「食器棚の断捨離」でした。
ここにある食器棚(と中身)がなくなれば、相当スッキリするはずだ!
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まずは、食器棚2本の中身を1本にまとめることにしました。
食器棚を美しく整理する簡単セルフチェック!
簡単なセルフチェックをしてみましょう。
*棚のどの位置から食器を取り出しているか?
*頻繁に使っている食器、手前の食器しか使っていないのではないか?
*使われていない食器は、本当に必要か?
*ぎっしり収納していて奥のものが取り出しにくくなっているのではないか?
*食器の他に入っている調味料や乾物類の賞味期限は?切れていないか?
*使わない食材をいつまでももっているのではないか?
*雑貨類や空き瓶、年に一度しか使わないようなものを大事にいくつも保管していないか?
などを基準に、まずは中身を削っていきました。
以前、この方式で断捨離したのが茶碗蒸しの食器10個と土瓶蒸しの器5客。
どちらも日本ならではの季節の食材のためにあったら素敵!というようなものなのですが、これ本当に1年に1回も使う?というようなもの。
蔵でもあるなら保管していてもよいでしょうが、家のどこかに一回しまったが最後、日の目を見ることはないでしょう。
では年に一回の出番のために、わざわざ食器戸棚のスペースを割く? 他のものでも十分代用できるのではないか?こう考えて、処分できました。
確かにモノは多い、でも収納スペースそのものを縮小して、そこに入るモノだけに厳選する・・・今回はこう決めて中身を厳選してみたのです。
中身を一度出してみると、保存用の蜂蜜とジャム、ハーブやスパイスが一番スペースを使っていました。
その次がひんぱんに使うコップ類、これもよくみてみると、使っているものとほぼ使っていないものに分けられました。
保存用の食品をパントリーへと、キッチンのワークトップ下の収納に移すと、あらふしぎ!
ちゃんと棚1本におさまるではありませんか?
食器棚の中身を整理して、ミニマムにしてみると、食器が取り出しやすくなるのはもちろん、棚1本分のスペース広くなり、あらためて、キッチンスペースが意外と広かったことに!(◎_◎;)
↑after
見るだけで気分が上がります♪
断捨離をしていくと、もちろん生活を圧迫しているガラクタがなくなることで、ストレスがなくなるのはもちろんですが、モノ(食器や食器棚)や(スペースがない)コトに関して、自分には何が必要で何が不要か?
今自分がどこに立っているのか?
どう在りたいのか?を、自分と対話できることなのではないでしょうか。
せっかくの自分の人生ですから、乱雑にではなく丁寧に生きていきたいと思いますですよね。
食欲の秋も近づき、食器の出し入れも多くなるこの季節。食器棚のメンテナンスには丁度いい機会です!
あなたの家の食器棚は、どんなあなたを表していますか?