今日は、私が考える「シンプル上質な生活を実現するためのツールとしての断捨離」について書きます。

 

ミニマリストとか断捨離とかいう言葉は、こういったブログでは浸透してはいますが、まだまだ日本では言葉として定着しきっていないように思います。

蘭子自身、このブログを書くようになってから、この言葉の意味をしっかりと考えるようになりました。

 

ブログのカテゴリーでシンプルライフとミニマリストがありますが、どっちがどっちで・・・?と混乱される方もいらっしゃるかと思います。

 

蘭子的には、シンプルライフとは?どんな生き方?どんな自分で在りたいか?を探して行く過程と、そうしていくために必要な事柄の提案。

 

ミニマリストの項目では、真のミニマリスト生活を実現するために欠かせないコツについて書いています。

 

真のミニマリストとは、節約ではなく、必要な物はすぐに買う、要らなくなったら捨てる正統派ミニマリストのこと。

 

私の目指すのは、シンプルで上質な生活を実現しているミニマリストたち。

そんな生活を実現するためのツールとして、「断捨離」という概念を実践していきたいと思っています。

 

断捨離について、以下の5つのポイントを説明いたします。

 

では、一番わかりやすいポイントから入ってみましょう。

 

1)モノの断捨離

 

モノは空間を狭くするだけでなく、心を縛り、伸びやかな発想を邪魔してしまいます。

 

日本では伝統的に「もったいない」という観念・考え方がありますが、この考え方が行き過ぎると物を捨てることができなくなり、やがてすでに使わなくなったモノ・将来も使うはずがないモノなどが家・部屋の中に次第に増えてゆき、やがては自分が快適に居るための空間までが圧迫され、狭くなっていきます。

 

人は膨大なモノを扱うのに日々、膨大な時間や気力を奪われるようになってしまい、知らず知らずのうちに大きな重荷となっていて心身の健康を害するほどになってしまうのです。

 

モノについての断捨離のコツは、「このモノは使える」→「取っておく」ではなく、「私が使う」→「必要」という考え方。

モノをひたすら排除するのではなく、過剰になったモノを最適なレベルに戻すことで、気持ちよく暮らすということです。

 

やましたひでこさんが語る「ダンシャリアンがミニマリストと違う理由」についてはこちら→「断捨離」と「ミニマリスト」とは、似て非なるもの?

 

2)人間関係の断捨離

 

人の悩みのほとんどは人間関係によるものと言われています。

 

パートナー、親子、家族、親戚、学校、仕事、組織・・・生活していく上で、避けられないものが人間関係。

団体に所属していなければ、健全な人間関係が保てないわけではありません。

場合によっては、しがらみ、人間たちと絶縁したくなるかもしれません。

 

例えば、あなたは、「まわりからどう思われるか?」、「まわりからどう言われるか?」という「他人軸」を中心にした生き方ではなく、「自分がどう在りたいか」で生きる「自分軸」な生き方をしていますか?

 

実際は、多くの人が「そもそも自分はどう生きたいのか?」、「何が好きなのか?」「何がやりたいのか?」を分からず生きていることの方が多いのだと思います。

 

自分基準で生きていると、自分で自分を満たすことが出来るので、環境やまわりの人がなんにも変わらなくても、今すぐ幸せになることができるのですが、なかなか、それができないことが多いようです。

 

今、無理無理、お付き合いしている人間関係があるとしたら、試しに少しずつ距離を置いて俯瞰することを試してみてください。

 

人間関係についての断捨離のコツは、「今という時、ここという場所、自分」にぴったり合った方とお付き合いするということ。俯瞰してみると、自分にぴったりの場所が見えてくるはずです。

 

ウザくもあり、頼りにもなるママ友にみる人間関係のしがらみについて語る→シンプルな人間関係について

 

3)情報の断捨離

 

現代の資本主義社会においては、ほとんどの情報は操作されていることはご存知でしょうか。

あらゆるメディアから流される情報は、マス媒体だけでなく、団体、企業、個人などが利益のために作り上げたものである場合が多いのです。そうした過剰な情報は、薬物中毒よりIQを下げるという結果もでているくらいです。

 

スマホ中毒に代表される→あふれているジャンクな情報を断捨離するススメ

 

こういった過剰な情報は、取捨選択するだけで疲労してしまうものです

スマホだけではなく、例えば、テレビを捨てる(または見ない)ことで、手に入れられるものも少なくありません。

 

テレビ以外の文化を持っていますか?→暮らしの質をあげるためにテレビを捨てるススメ

 

4)身体の断捨離

 

自由に動ける健全な肉体の維持なくして、シンプルで上質な生活は実現できません。

 

人は病気になってはじめて、健康の大切さに気付くものですが、病気にならないまでも50代という年齢にさしかかってきたら、身体の余計な脂肪を減らすこと、体内の老廃物を外に出すことに日々つとめるべきです。

 

蘭子、50代でマラソンを始める→シンプルライフの基本は健康から、まずは軽いジョギングから始めることをおススメします

 

そして、食生活を見直して身体に良いものを摂る、そして運動をすることで健康的な生活をすることは大前提ですよね。

 

自分の身体は自分の食べたものでできているということ→オーガニックな生活のススメ

 

5)心の断捨離

 

さて、モノ、人間関係、情報、身体ときたら・・・やはり、心ですよね。

執着心、見栄、優越感、劣等感、過度な欲望などを手放す。

ストレスは心身をむしばむので、これを絶つことも必要です。

 

でも、そうは思っていても、なぜイライラしているのか?なぜ不安なのか?なぜピリピリしているか?なんて、実は自分自身で理由がわかることなんてないでしょう。

 

大体、50代主婦なんて、それまで忙しい時間を過ごしてきたわけですから、ゆっくり自分自身と向き合うことをしたことがある人こそ少ないのではないでしょうか?

 

断捨離というツールでモノ、人間関係、情報、身体と向き合っていくうちに、一番腑に落ちるのは、自分の心の在り方なのではないかと思います。

 

断捨離していくことで自分自身の「視点」が変わり、そして、その「視点」が変わったことが生き方に変化を与え、シンプルで上質な生活へと変わっていくのではないでしょうか。

これが、心というポイントにおける断捨離なのだといえます。

 

ふきげんな主婦がごきげんさんに変わった経緯についてはこちら→断捨離のコツは「自分を責めない」

 

以上、5つのポイントからの断捨離によって、シンプルで上質な生活へとシフトできるのではないでしょうか。

 

大事なのは、断捨離そのものではありません。捨てることの快感を味わるだけなら、単なる「断捨離オタク」でよいのです。

 

断捨離は、自分がしたい生き方をするため、在りたい自分になるため、シンプルで上質な生活を実現するためのツールにほかなりません。

 

蘭子が目指したい→真のミニマリストとは?

 

もっとも、生活のバランスを悪くするのが「増えすぎること」なので「断捨離」はどうしても欠かせないでしょう。

増えすぎた過剰な生活は例外なくアンバランスだと思います。

 

しかし、断捨離も「やり過ぎは禁物」。

大事なのは、そのバランスです。

 

軸がぶれない、シンプルで上質な生活をするための断捨離というツール「5つのポイント」、そのバランスも整えてゆきたいと静かに思う今日この頃です。