「連休中に遊びに行った友人M子の部屋がすごかった」で、そこで気づいた、本と心身の関係について今日はお話いたします。

 

都心の高層マンションに住むM子、ちょっと前から心身の不調をきたし休みをとっていました。

 

そんな彼女のお部屋に初めて訪問。

外での仕事っぷりと正反対の部屋にびっくり…しました。

 

モノと心身の関係

 

友人M子は、40代前半のキャリアウーマン、同年代の旦那とふたり暮らし、いわゆるDINKです。

 

そんな彼女たちの住んでいるのは、都心の新しくできた高層マンション、外からは見上げるような建物。

エントランスも高級感があるし、エレベーターであがった玄関からもとってもきれい〜うちらのあたりでは見かけない感じの住居の造りだわ〜とお部屋に入ったところ、

 

あら、びっくり〜Σ(・□・;)

 

ダイニングテーブルは、半分くらいに荷物がのっかり、上にはコンビニの食べかけのお弁当とお団子。

 

動物好きな彼女は犬も飼っているので、そのためのペットシーツやフードが部屋の隅に積み上げてあります。

え、え、え〜旦那さんもオッケーなのかな?

 

「ごめんね、来ることはわかっていたんだけど、片付けられなくて」と、申し訳なさそうにあやまるM子。

 

いやいや、病気なんだから仕方がないのだけれど、私がびっくりしたのは、リビングにある本棚にある、様々なセラピー本、自己啓発本…もちろん断捨離やお片づけ本の多さ。

 

床から積み上げてある蔵書の数々、ヒーリングのCDやDVDも。

 

しかし、この本も音楽もまったく、「彼女の心身が良くなることに、役には立っていない」ということなのです。

 

こんなに知識を集めても、鬱になってしまった自分の心身の不調は治せないってこと。

思わず、断捨離トレーナーさんを紹介したくなってしまった私ですが。

 

本の断捨離をしていた気がついた〜本は自分の心身のバロメーター

 

私自身、読書が好き、本が好きです。

なので、持っている本の数も多い。

 

読むときは一ヶ月に10冊くらい読むときもあります。

ですが、気分がのらないと1冊も読めません。

ほんとうに読書は、「気分」と連動しているな~と感じます。

 

みなさんも、本を読んでいても、内容がどんどん頭に入る時もあれば、読んでいるのに気づくと頭の中で全然違うことを考えていてページだけ進んで、後であれ?何書いてあったっけ?となる時って、ありませんか。

 

さっさと読み終わる本もあれば、最初の数ページで止まってしまった本。

買ったけど1ページも読んでいない本。

何度も読み返したくなる本。

 

私が思うには、「本」はその時の自分の心身のバロメーターだと思うのです。

 

どんなことに興味があるのか?

どんな知識を得たいのか?(希望)

読み進むスピード(興味の度合い)、買っても読んでいない本(本音の現れ)

 

例えば、英会話をマスターしたいと英語を話せるようになる本をたくさん買ったけど読んでいない、という場合。

頭では「読みたい」と思って買ったけれど、本音(心の中)では「めんどくさいし読みたくない」と思っている場合があります。

 

買ったけど、読まないでおいてある本は、実は(心の中では)読みたいと思っていない可能性が高い。

 

心から読みたい本、買ってすぐに読み始めます。

心は正直なのです。

 

 

本を買い込んでしまうのは、「野望グッズ」と似ている

 

以前、野望グッズについて記事を書きましたが、本もそれと同じです。

本屋さんにいくと、「これが得られたら、もっと素敵な自分になれそう」な本がたくさん並んでいます。

 

おそらく、M子も「これを読んだら、きっとリラックスできるに違いない」

「部屋を片付けるために、この本を読んだらできるに違いない」そう思って、いろいろな片づけ本を買い込んでいるのだと思います。

 

でも、読まない(というか、読めない)

そして積んでおく(動かない)

溜まる(淀む)

 

一旦、淀んでしまった状況をクリアにするために必要なステップ

 

この淀んだ状況をクリアするのは、どうしたらよいでしょうか。

 

ステップ1 これ以上買い込まないこと

 

まず、第一に、これ以上買い込まないことが大切です。

 

買っておけば、後で読むだろう。

そう思って買うかもしれませんが、既に先に買って読んでいない本が家にあるのでしたら買うのはお勧めしません。

 

そういう本はどんどん溜まっていきます。

 

まずは、家にある読んでいない本を読み終わってから買う。

 

 

ステップ2 読んでいない本も一旦手放す

 

読んだ本はもちろんですが、家にある読んでいない本も一旦手放す。

 

身体が不調な時にするデトックスと同じで、部屋に溜まってしまった本を一旦手放すことで、滞っていたエネルギー(気)を流すことができます。

 

そうしないとどんどん読まないけど、読みたいと思っている(だけ)の本が溜まっていきます。

淀んだ気がどんどん溜まっていくのです。

 

買ったら使って、次を買う時に減らす。

この循環があれば、エネルギーが回ります。

 

読まない本は、「読まなくちゃ!」のプレッシャーになりますので、「今の私には不要なんだ」、「気分が載らないのは本当は読みたくないんだ」と一旦手放すと気持ちも楽になります。

 

できますでしょうか。

本棚も見直すことが必要です。

 

 

本は、心身の本当の状況を映し出している

 

本を「読みたい」、でも「読まない」という状況は、病気を「治したい」でも「治さない」という心の動きと同じような気がします。

 

「治したい」と頭の中で思っていても、本当は「治ると、また忙しい仕事の毎日に戻らなければならない」と心の中で無意識に感じていると「治さない」という状況を選んでしまうのです。

 

このような無意識のブロックがあることに気づくと、心の底から「治る」状況にしたい→「治したい」というように変わるのです。

 

いかがでしょう?

みなさんの中に、こんな心のブロックはありませんか。