今日は、アンチエイジングのお話。

いかにきれいな50代を過ごすか?という美容情報〜その1をお伝えいたします。

 

50代ともなると、同窓会などで久しぶりに会ったクラスメートの今昔が(怖いことに!)あからさまになります。

昔あんなにきれいだった人が、なんだかパッとしない・・・とか、可愛かった子が干からびた感じに(-_-;)なっちゃったなんてことはザラです。

 

30代を過ぎて40代~50代になると、その差はさらにどんどん広がるものなんです。

 

人が、老化を感じるのはどんなところなのか?

 

ふだん、自分では気が付かないのですが、人に見られている場所のいくつかを上げてみると・・・。

 

まず、「首」・・・。 ふと鏡で見てみると「ひゃ〜〜〜〜、年輪みたい」と思います。

そう思って、久しぶりに会った友人の首もちりめん皺で、シワシワだったりすると、ビックリします。

家に帰って、あわてて美容クリームをすりこんだりしますが、これってあまり効果のあることではありません。

 

また、首と同様についつい見落としがちなのが「手」。

実は、私たち女性が思っている以上に、男性から見られているのが「手」なのです。

 

昨年末、家に遊びに来た旦那の友達夫婦。

もう20年ほどのおつきあいになりますが奥様がすごい美人。

 

今でも「女優さん?」というくらいに素敵なのですが、久しぶりに会った直後、夫の一言めが「彼女、 すっごい美人だったのに随分と老けちゃったね」
「え〜〜っ! 今でもすごい美人じゃない?」というと、「君、彼女の手を見た? 魔法使いのお婆さんみたいだったよ」と。

まっ魔法使い~!!!
「君の手があんなだったら、ぞ〜っとしちゃう(-_-;)」とまで。

確かにシワシワだったかもしれません。

 

美人だからこそ、若いころとのギャップが激しいのかも・・・とも思いますが。

この年になってみると、女優のようにいつまでも美しいというのは、なかなか難しいと思います。

 

そして若い頃のように、お化粧や着るものでいくら若作りをしてもどうしようもないものがあります。

 

それは、やはり髪の毛、肌、体形、声といった身体のもの。

その人がどんなに高い服を着ていても、隠せないのがその人そのものの組織なんです。

 

逆にいうと、顔の造作よりも身体の組織が若い人は、いつまでも瑞々しくきれいな印象があるということでもあります。

 

まずは誰でも実践出来る、きれいな50代になるために必要な、とってもシンプルな方法がこちらです。

 

水をしっかりとる

 

人は、毎日どのくらいの量を飲むべきか、またを飲むことと老化の関係を深く考えることがないと思います。

喉の渇きを癒すことはしますが、普段から積極的に水を飲むことをしていない人は多いです。

 

ところが人間(動物ももちろん)の体に水がどれほど大事であるかは、調べてみればわかります。

成人の体重の約60%、新生児では約80%、そして老人の体重の約50%が水分といわれています。

骨でさえ約20%は水です。私たちの血液の85%、脳の75%、網膜は90%以上が水分です。

 

乳幼児は一番成長する時期に、特に水分を必要とします。

しかし自分では水分が不足しているかどうか判断できません。

そのため、汗をたくさんかいたり、下痢、嘔吐などで水分を失った場合、あっという間に脱水症状を起こします。

 

年をとるとともにしわが増え、身体全体が縮まっていくということは、細胞内の水分が減り、乾燥していく過程を表しています。

「老化は乾燥のプロセス」といわれる所以です。

 

老人は喉の渇きをあまり感じず、飲む量も少なくなるのですが、水を十分に飲むことで、老化を遅らせることにもつながります。

 

件のシワシワ美人、一緒に何日か生活してみると、やはり水をあまり飲まない人でした。

水を飲むという行為、生活の中で意識的にしないと、なかなか飲めるものではありません。

 

水分ではなく、水。しかも浄水を飲む

 

安全だと言われている日本の水道水、その安全という意味は、浄水場から蛇口から出るまで塩素によって雑菌から守られているからです。逆に言えば塩素入りの水を飲んだり調理に使っている私たち。他の外国ではありえないことなのです。

 

しかも塩素以外にもトリハロメタンや河川に流れ込んだ薬(化学物質)が溶け込んでいるのが現在の水道水です。

こういった知識のある人は、浄水器で塩素や他の化学物質を除去した浄水を飲んでいるわけです。

 

よく安全と勘違いされるのはペットボトルのお水ですが、水が長期間、一つのところにとどまっていて濁らないことはありません。

濁らない理由が何なのか?を考えれば摂取しない方がよいと思います。

 

水分ではなく水といったのには理由がある

 

水は100%体内に吸収されますが、コーヒーやコーラは水分の補給にはなりません。

 

利尿効果のある成分の入っている飲み物、例えばコーヒー、紅茶、コーラ、アルコールなどは、体内に入ってもすぐに排出されてしまいます。水は渇きをいやしますが、ビールやコーヒーは飲めば飲むほど喉が渇きます。

それはカフェインやテイン、アルコールなどの成分を排泄するために、同量の水が尿として排泄されるからです。

 

同様に、水ばかりでは飽きるという方が、よくハーブティーを飲まれていると聞きます。

例えば、ローズヒップは美肌、ルイボスはデトックスなど、美容に嬉しい効能があるとされていますが、私がおすすめするのは、まず、ただの水のみです。

 

水は臓器に負担をかけない。

 

たくさん飲むことによって、腎臓と膀胱が十分な水で洗い流されます。

尿の量が1日0.5リットル以下だと、不要な物質が体内にたまり、生命にとって危険な状態になります。

 

私たちが十分水分を取っているかどうかは尿の色で判断できます。

薄い黄色を呈しているならば、水不足ということはありません。

 

毎日、何リットルの水を飲む?

 

私たちは食物を食べなくてもかなり長く生きられますが、水分を取らないと1週間ももちません。

 

水分は体に必要な酸素や栄養などを全身に運搬し、老廃物を尿や便の形で排泄します。そして新陳代謝を活発にし、体温調節をして体調を整えるために重要な役目を担っています。

 

成人の体内からの水分の排泄量は1日、約2.3リットルです。
内訳は、尿 1.2リットル、便 0.2リットル、そして呼気に含まれる水分や、汗および皮膚表面からの水分の蒸発 0.9リットル

 

毎日これだけの量が排泄されるため、これと同量の水分の摂取が必要となります。
内訳は、飲料水 1.2リットル  食物  0.8リットル
体内代謝物 0.3リットル(老人はこの代謝物が減るためさらに水分不足が起こります)といわれています。

 

食べ物からというのは水分の含まれている果物とかを指しますが、味付けの濃いものを食べているのであれば、さらに水を多めにとることが必要です。

 

老化を防ぐだけでなく、健康な状態に体を保つということからいえば、毎日水を2L(よくをいえば3~4L)飲むこと。

 

飲むのは午前中に2Lです。

飲む水の温度は常温あるいは温かい水がお勧めです。冷たい水は体を冷やし、代謝を悪くしてしまうので注意が必要です。

 

たくさん水を飲めばそれだけ効果が上がるわけではありません。

 

水の飲み過ぎは下痢を起こすばかりでなく、一時的に血量が増し、心臓へ負担がかかり「不整脈」を引き起こすこともあります。

また、水を飲み過ぎると塩分濃度が低下し、「脱水症状」になる恐れもあります。

さらに、脱水症状が長く続けば「低ナトリウム血症」となり、生命に危険を及ぼす「水中毒」を引き起こすこともあるため注意が必要です。

 

水は何時間、何日間、身体の中にあったもの?

 

「そんなに飲んだらトイレが近くなるでしょう?」と言われますが、もちろんそうです。

その利尿作用で身体から排泄するのが良いわけです。

 

よく勘違いするのは、いま飲んだ水を、すぐに排泄しているという思い違い。

 

飲んだ水や、食物中の水分は食道、胃を経て腸に達します。

水分は主に消化吸収過程の最後の大腸で吸収され、水分は血管で運ばれます。

大腸での水分吸収に支障を起こすと下痢になります。そして腸からの血液は門脈に入り肝臓を通ってから心臓に至ります。

 

つまり、血液の主成分は水分で作られているわけです。 その水分は約40日かけて体内を巡ります。

そして、最終的に摂取された水分の大部分が腎臓で尿として排出されます。

腎臓の機能が低下すると水分の排出困難になるので浮腫になったりするわけです。

 

「ついさっき。飲んだ水でトイレに行きたくなった」のではなく、その水は40日間身体の中にあった出がらしです。

 

身体の中の水分が古いままだと、健康上も美容上も悪影響を与えます。

新鮮な水も、コップなどに入れて数日置いておくと腐ります。つまり、滞った水は腐るのです。

 

同じように、身体の中の水分も入れ替えて、滞りをなくす必要があるのです。

そう考えて、さっさと出してください。

 

水の効用のまとめ

 

多くの医学者や研究者が水の効用を説いています。

以下に12個の水の効用を具体的にまとめました。

 

1.脳梗塞、心筋梗塞、そしてエコノミー症候群の予防効果があります。

水分が不足すると血液はどろっとした状態になり、粘り具合が高まると血管が詰まりやすくなります。

水は血液をさらさらにし、血小板が簡単に固まらなくなり、凝血が起きにくくなります。

 

2.水は血圧を正常に保ちます。

十分な水を取ることにより、身体の代謝を上げ、血圧を下げます。めまいなどの症状も少なくなります。

 

3.痛風の気がある人なら血中の尿酸値が高くなるのを防ぎます。

 

4.水分を十分に補給して尿量が増えれば、体内の有害物質や老廃物の排出が促進されます。

尿道や膀胱に細菌がたまることから起こる膀胱炎や、腎臓結石、尿路結石などの疾病の予防にもつながります。また膀胱ガンから守ります。

 

5.石灰質の水を飲めば、体は水中のカルシウムを摂取し、骨が強くなり骨粗しょう症の予防につながります。

 

6.腎盂腎炎が起きにくくなります。

 

7.腸を刺激し、便秘しなくなります。

 

8.痰が切れ、風邪、喘息の発作を軽減します。

 

9.肩こり、頭痛にも効用があります。

頭痛にはまずコップ一杯の水を飲めとはよく言われています。

 

10.水は老化を遅らせます。

老化の原因は、動脈硬化と言われますが、コレステロールや塩分が血管壁にたまるためで、老廃物を血管壁に沈着させないように充分な水分を摂取する必要があります。

 

11.水を多く飲む人は、集中力があります。

スポーツ医学の調査によると、95%の学童・学生は水の摂取量が不足しています。

十分に水分を取るならば、もっと精神的、身体的に元気になります。

 

12.水はカロリーがなく、糖分もありません。

水はカリエスの原因にならず、消化器に負担をかけません。

ソフトドリンクと言われるものは、ミルク飲料や様々なお茶に糖分を加えています。

 

12個の効用に共通することは、身体の代謝を上げることだと言えます。

当然、若い時からこころがけて水分を摂っている人は、代謝がよく身体の老化が遅いと思います。

 

赤ちゃんの肌が、ぷくぷくとしてすべすべできれいなのは身体の水分量が高く、瑞々しいから。

お年寄りでも肌が瑞々しい人は、水をよく飲んでいる人です。

手がシワシワ、足がガサガサ・・・こんな人を見かけたら、水不足だと思います。

 

きれいな50代になるために、こんなに簡単な方法「水を飲む」だけ、毎日の生活に、ぜひ取り入れてみてくださいね。