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最近のように日差しが強くなると、みなさん、紫外線を気にされると思います。
でも、また天気が下り坂になって肌寒くなると、あまり気にしなくなって、うっかり日焼けしてしまうのが春の怖いところ。
夏に日焼けするとシミになるのは、みなさん経験上ご存知かと思うのであえて申しませんが、日焼け防止をしなければならないのは、春、3月下旬から4月、5月にかけてが一番大事なんです。
まだまだ肌寒い時期に実は、紫外線のUV-A波が一年で最も強くなることをご存知ですか?
ユニクロさんでも、もう万全の紫外線対策アイテムが続々発売されていますよね。
50代の紫外線対策、日焼け防止のための5つをご紹介いたします。
紫外線とは?
みなさんがよくご存知の紫外線。
日焼けといったら、紫外線対策となりますが、でも、その紫外線ってどんなものなのか?
意外と正確にご存知の方は、少ないように思います。
まずは、紫外線について説明いたしますね。
音波、電波、光は波を持っていて、この波が細かいのが波長の短い光。
光の波長の長さの違いは人間の目には色の違いとなって認識されます。
太陽の光には目に見える光(可視光線)と目に見えない赤外線と紫外線があります。
紫外線は最も波長の短い光です。
波長が長いと赤に近く、短いと青に近くなります。
人間の目で見える1番波長の短い光の色は紫色で、紫外線はそれよりさらに波長が短いので、「紫の外の線」なのです。
英語で紫外線はultraviolet light。
日焼け対策の話をしているときに出てくるUVは、ultraviolet の略です。
今日も 1クリック! どうぞ、よろしくお願いします。
紫外線の3つのタイプ
紫外線は3タイプあり、波長が短いほうから、UV-C, UV-B, UV-Aと呼ばれます。
UV-Cは地上に到達する前に、空の上のほうにただよっているオゾンと酸素分子によって吸収されます。
UV-Cはオゾン層の吸収されてほとんど地球まで届きませんが、UV-Bは紫外線のおよそ1割ほどが地球に届きます。
UV-Aは何物にも吸収されず、すべて届きます。
紫外線の9割はUV-Aです。
春、3月下旬から4月、5月にかけては、紫外線のUV-A波が一年で最も強くなります。
UV-Bは肌への作用が強く、これに当たっていると短時間で日焼けして肌が赤くなったり(これをサンバーンと言います)、炎症をおこしたり、肌の表面の細胞やDNAを傷付け皮膚がんや白内障の原因にもなります。
UV-Aというのは、そこまで強力ではありませんが、お肌の奥の方、真皮層に届いてコラーゲン・エラスチンなどにダメージを与えて、シワ・タルミの原因になる紫外線です。
細胞を守ろうとして、メラノサイトが黒い傘を差すようにメラニン色素を出すわけですが・・・そのメラニン色素が生まれつき少ない人や薄い人は真皮へのダメージが大きいのです。
分かりやすく言うと、白人は、大きなシミとかがあまりないですが、それよりお肌の老化がものすごく早いのです。
シワシワになってすぐにたるみ始めますよね。
極端ですが、黒人は年をとってもあんまりシワシワたるたるにはならないですよね?
これはメラニン色素の性質の差です。
私たち黄色人種はというと・・・実は悪いとこ取りで、シミもシワもたるみも、どちらもなりやすいのだそうです( ; ; )。
真皮層は再生するのが難しいというか、とてもターンオーバーが遅いのでダメージがどんどん蓄積されていきます。
ですので、即効的にすぐたるむ!というよりは、春の油断があとのお肌人生を決める・・・ということになります。
これは、なんとしても、紫外線をブロックしなければ!!なのですよね。
今は、美白こそが美しさの基準
蘭子の10〜20代は、サーファー全盛〜バブルな時代でした。
「小麦色の肌」とかがもてはやされ、日焼けしてるほうが健康的で、夏なのに白い肌の人は逆に「不健康な人」と思われがちでした。
でも、今の若い人たちは美白が命。
日焼けしているのは、むしろ「無知なんじゃないか!?」くらいの印象です。
若いお嬢さん方も色が白くて肌が綺麗な人が多いと思います。
ただ、日焼けが怖いと言っても、太陽の光にはある程度は当たる必要があります。
UV-Bは皮膚にある物質をビタミンDに生成するからです。
ビタミンDの中の、ビタミンD3はカルシウムの吸収を促進する物質。
食物の中では魚の肝油にしか入っていないので、摂取しにくいわけです。
ですから太陽に当たって身体自らで生成した方がよいわけです。
カルシウムを摂取しても、身体の中にビタミンDがなければ吸収を高めてくれません。
カルシウムがうまく摂取できることで骨が強くなるわけで、老化が始まった50代女性には、ビタミンD3は骨粗しょう症を防ぐ意味でも、必要な栄養素なのです。
また、UV-Bは免疫機能も高めます。
日焼けが怖いからと言って、完全に遮断すると生命維持に支障をきたすこともありえるのです。
大体、1日15分ほど直射日光に当たればいいそうなので、ちょっとしたお散歩などをするのが丁度良い感じですよね。
50代の紫外線対策〜日焼け防止のための5ヵ条
蘭子は、20〜30代は、海&スキーで遊び放題。
あまり日焼け防止なんか、していなかったわけです(まさにバブリーな感じ)。
これが、シミを濃くする原因だった・・・って反省しきりです。
現在は、紫外線対策として、以下の5つのことをやっています。
1. 栄養の摂取
特に、ビタミンC, ビタミンA, ビタミンE
これらのビタミンは抗酸化作用が強いので、アンチエイジングになります。
ビタミンCは美肌によいということで有名ですね。
シミやそばかすの原因になるメラニン色素ができるのを防きます。
ビタミンAとEも抗酸化作用があります。
肌の老化の原因の1つは活性酸素による酸化なので、これが起きないようにしてくれます。
栄養素を壊さない調理のために→【電子レンジを捨ててオーガニックな食生活のススメ】
ビタミンは野菜や果物に多く入っていますが、特に紫外線の強い時期に育つ果物にたくさん入っているそうです。
旬のモノには栄養がいっぱい、パワーのある食材を選びたいものです。
食べている食材そのものの生命力が大事→心が満たされていないと食べすぎる〜食生活の質を上げるススメ
2. 日焼け止めを塗る
なるべく肌には負担をかけたくないとはいえ、日焼け止めだけは例外です。
蘭子の住むここ湘南は、海に近いせいか、都会と違って紫外線の強い地域です。
洗濯物を干す5分、犬の散歩、ちょっと自転車で買い物に行った…、別に日焼けしたいわけではなく生活しているだけで真っ黒になってしまいます。
紫外線対策をしていても、気づいたら顔にシミがいっぱい。
肝斑やら、老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)がほほにたくさんあります。
効果的な紫外線対策をするために知っておいたほうがいいのが、SPF、PA、UPFといった日焼け止め指数の意味です。
日焼け止めクリームやUVカット加工してある衣料の説明には必ず表記されていますよね。
では、SPF、PA、UPFという略語についてご説明します。
SPF:Sun Protection Factor 紫外線防御指数
日焼け止めクリームがどの程度紫外線(UV-B)を防いでくれるか示す数字です。
ダメージの強いUV-Bのみが指標になっています。
SPF15のサンスクリーンの場合、肌に何もぬらずに、UV-Bに10分間あたると、赤く日焼けする(赤いポツポツが出る)人が、SPF15の日焼け止めクリームをぬると、10分X15=150分(2時間30分)は日焼けしませんよ、という意味です。
SPF30なら、10分X30=300分。つまり5時間、赤くならないですみます、ということ。
要するに、日焼けの影響が出るまでの時間を伸ばすクリームということです。
SPF15とSPF30のクリームをつけて同じ時間、同じ強さの紫外線に当たった場合、やはりSPF30のクリームのほうが日焼け止め防止効果が高いです。
けれども、SPFの数値が高いクリームはそれだけ肌にも負担がかかるので、日常生活の範囲なら、SPF15の日焼け止めをこまめにぬりなおしたほうがいいのではないかな、と思います。
PA Protection Grade of UV-A プロテクション グレード オブ UV-A
これは、UV-Aをどの程度防止できるかを示したもの。
UV-AはUV-Bよりエネルギーは弱いけれど、波長が長いので、肌の奥まで届いてシミ、くすみ、黒ずみの原因になります。
お肌のターンオーバーが行われなくなってしまうからです。
PAは防止効果の強いほうから++++、+++、++、+とプラスマークをつけて表されます。
日常生活にはPA++ぐらいで充分です。
UPF UltraViolet Protection Factor 紫外線保護指数
UPFは衣料品のUVカットの度合いを示すもの。
ユニクロのUVカットアイテムには、必ず表記されています。
UPFは数字の高いほうが、紫外線をよりカットします。
UPF 15 – 24 よい
UPF 25 – 39 とてもよい
UPF 40 – 50+ 素晴らしい
衣料が紫外線を通す割合を数字で表しています。
たとえば、UPF50ならば、その服にあたった紫外線の量の50分の1(およそ2%)が肌に到達するということで、50分の49の98%の紫外線をカットします。
UPF40なら40分の1だから、2.5%です。
UPF15でも、紫外線の90%は防止できるわけです。
SPF値の高いクリームは肌に負担がかかるので、私も本当は日焼け止めなんて塗りたくないのですが、この年になるとどのみち何かを塗るのですから、紫外線対策、シミ防止として塗るようにしています。
特にこれからの時期は、顔だけでなく、首の後ろ、手の甲、足の甲には必ず塗っています。
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3. 帽子をかぶる
毎年、必ず夏用の帽子を揃えています。
麦わら帽子、持ち歩き用、濡れても洗える海用など。
昨年からの代のお気に入りはこちらです。
ユニクロ チューリップハット
¥1,990 +消費税
夏の着こなしのアクセントに!紫外線対策に大活躍のチューリップハット。
チューリップハットとなっていますが、いわゆるツバ広のキャペリンハットです。
キャペリーヌとも呼ばれるキャペリンの最大の特徴は幅広のつば。
一昔前の映画では、羽根やリボン、花などの装飾が施された華やかなものがあり、とても上品でロマンチックな印象を与えるのに効果的な帽子と言えるでしょう。
UNIQLOで見つけたこのハットは広めのつば。
麦わらやカンカン、中折れとは違ってくしゃっと折りたたんで、カバンにしまう事ができます。
私は、一手間加えてブルーのコードを巻いてかぶっています。
昨年の夏ヘビロテした帽子はこちら→オシャレな50代女性にみる帽子コーデのテクニック
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4. ユニクロのUVカットアイテムを着る
もう定番のユニクロのUVカットアイテム、スポーティなものからカジュアルなものまでいろいろとありますよね。
ユニクロ UVカットフルジップパーカ(長袖)
¥1,990 +消費税
羽織るだけで紫外線カット!やさしい着心地で日焼けから肌を守る。
UVカット率90%以上&UPF40+で紫外線をシャットアウト。
襟が高めなので、ジップを閉じれば首もともしっかりおおってカバー。
袖先はサムホール付きで、手の甲までカバー。
コットンフライス素材なので、着心地はふんわり柔らかくて心地いい。
シルエットは程良いフィット感があり、女性らしく着こなせる。
優れものなのは、指穴がついているので、手の甲もカバー、襟首も高いので、日焼け対策万全です。
このUVカット加工パーカはUPF40なので、およそ97.5%の紫外線をカットする計算。
UVカット加工してある布は色は関係なく、同じように紫外線を防止してくれます。また洗濯をしてもその効果は変わらないと言われています。
専門家によれば、日焼け止めクリームより、UVカット加工してある衣料品のほうが、紫外線防止効果が高いそうです。
ユニクロ UVカットVネックカーディガン(長袖)
¥1,290 +消費税 ←4月13日までの期間限定価格だそうです!
上質コットン100%&UVカット機能付き!美シルエットに進化した万能カーディガン。
→【ユニクロで絶対買い!のオススメアイテム】〜50代主婦ファッションは、シンプルに上質に。
UVカット効果のあるサングラスをする
実は、サングラスが日焼け止めクリーム以上に、シミそばかすを作らないための必須アイテムになると知っている人は少ないようですね。
眼は精密機械と同じぐらいデリケートな光反応をします。
つまり紫外線量を眼から察知する働きを持っているんですね。
日差しが強い環境にずっといると、眼から脳に「紫外線が強い」と情報が流れます。
すると脳は「非常事態発生!全身を紫外線防止体制にするため、メラニン発生を増やして守れ」と指令を出します。
こうやって増えたメラニン色素は、ターンオーバーしていけば自然と消滅しますが、年をとると新陳代謝が悪くなり、結局シミとなってしまします。
つまり、日焼け止めクリームを塗ったり、日傘や長袖の服、首をストールでカバーしていても、眼を防御しないと脳からの指令が止まらないのでシミやそばかすを濃くしてしまう結果になるというわけなのです。
さて、そのサングラス〜ユニクロさんでも、いろいろなバージョンが揃っています。
ユニクロ オーバルサングラス
¥1,500 +消費税
存在感たっぷりでファッション性◎。
普段使いにしやすいオーバルタイプのサングラス。
紫外線防御率99%だそうです。
しかも、ブルーライト低減タイプ。
デジタルデバイスから発するブルーライトを低減するレンズを使用しているのだそうです。
このグラスには、クリアタイプやスポーツタイプもあるので、用途によって形を選ぶことができますよね。
以上、5つが私の日焼け対策です。
そんなの知ってるよ!という方でも3月や4月からしっかり紫外線対策はしていないように思います。
でも、今こそ気をつけるべき季節なんです。
私も、実は紫外線対策について心を配るようになったのは、つい最近のことです。
もっと早くから紫外線対策をしていればよかった( ; ; )と後悔先に立たず。
今からでも遅くないと信じて、湘南の夏を楽しみつつ、日焼けはあまりしないように暮らしたいと思っています。