100円ショップができたのは、何年前のことでしょうか?

 

今まで200円、時には1000円以上したものが、たった100円で買えるなんて!

家の近くに100円ショップができた時は、大喜びで毎日通っておりました。

 

でも、真のミニマリストを目指して暮らしていると、買わなくてもよい100円アイテムを買ってしまうこと自体が良くない習慣では?と思うようになりました。

 

その理由として、今日は私が失敗した100均アイテムについて書いてみようと思います。

 

安物買いの銭失い

 

まだミニマリストにも断捨離にも目覚めていない頃の失敗です。

 

あれもこれもとカゴに放り込んで買い物をするとスッキリ!ストレス解消にもなるし・・・なんて思っていました。

とはいえ、“安物買いの銭失い”という言葉の通り、「108円だから、買っちゃった!」で失敗ということも。

 

100円ショップは、家計の強い味方というイメージがありますが、買ってみたら使えないかった・・・というものも結構あるんです。

 

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収納品

 

100円ショップでは、アクセサリー入れ、ブックスタンド、様々な大きさのプラスチックケースなど、バラエティ豊かな収納アイテムを売っています。

 

最近では、どこかのブランドで売っていたコスメケースや手鏡などが、同じようなデザインで100円で売られていたりします。

プラスティックの型物というのは、大量に作れば作るほど原価は安くなりますから、ブランドショップの店頭で高く売るより、安価で売れば数は捌けるということでしょう。

 

かわいいからと、AxxxSooブランド風の収納ケースをうっかり買ってしまったのですが、家に帰って、モノを入れたら入らない。微妙にサイズが合わないのです。

しかも、やっぱり本物と違って安物チック。

 

100円だからと気を抜いて失敗しないよう、サイズや寸法をきちんと確認してから購入した方がよさそうです。

 

掃除用品

 

100円ショップの大型店に行くと、その掃除グッズの豊富さに驚きますよね。

 

メラミンスポンジ、様々な用途のブラシ、ナチュラル掃除派にもうれしい重曹にクエン酸、さらに使い捨てのフローリングシートなど、見ているだけで家がキレイになりそうな気分に。

 

雑巾やスポンジなどの掃除用品はとても使えるものが多いのですが、よくよく頭を冷やしてみると、家にあるもので代用できるモノばかり。→シンプル家事のコツ、エコな「洗う、拭く、捨てる」の3点セット

 

しかも、到底100円では買えないような代物は、壊れやすかったり、安定感がなかったり。

長く使う物は、使いにくいのをガマンしてストレスを感じるよりは、使わない方がよいでしょう。

 

キッチン用品

 

セラミック製の陶器やキッチン周りのものを低価格で調達できるのは、嬉しいこと。

 

ところが、先日のニュースで、酷い土壌汚染状態の中国で作られた食器が日本国内でも出回っているという情報。

水銀・鉛・有毒な化学物質、中国の土壌を汚染している物質は、挙げればきりがない程の超汚染状態で、そんな中国の土を使って作られた食器が、100円ショップに並んでいるということなのです。

 

「食器なんて焼いたものだし、土の成分なんて流れ出てこないでしょ。」と思われるかもしれませんが。

私は食器の会社で働いていたこともあるので、食器を作る土の成分にはやはり注意をするべきだと思います。

 

イギリスや北欧の食器が高価なのは、その土の成分が故、高いなら高いなりに成分がよいのです。

同じブランドでもタイ産の土で作った食器は、成分が違っているので、焼いた後の色が違うのがはっきりわかります。

 

少し前は、クリスタルガラスの鉛の含有量にも細かい規定ができ、以前のような涼んだ音の出るグラスは作れなくなったくらいです。(鉛を多く含むと綺麗な音が出ますが、含有量が多いと口につける食器には使えないという規定)

 

カラフルなメラミン食器や、安価なガラスも同様です。

口に触れるものは、やはりそれなりに注意をして選ぶべきだというのが私の意見です。

 

文具

 

「ちょうど切らしていたし、100円だからいっか!」と買ってみたものの、100円ショップが特別安いわけではありません。

「おトクだと思っていたのに、数量を確認したら、近所のスーパーでもっと安く売っていた!」ということも。

 

品質的なことからいえば、特に鉛筆は折れやすく、削りにくい。削っているそばから芯自体が折れてしまうこともありました。

高いと思っていたUni鉛筆は、やはり削りやすく折れにくかった(笑)。

 

色鉛筆も同様、塗ってみると色が紙にしっかりつかない。ゴム字消しは消えにくい・・・などなど。

絵の具用の筆は、描いてる最中に首からポッキリとれてしまったことさえあります。

 

機能性が重視される文具アイテムは、使っている最中も、使い心地が悪いと気になるもの。

やはりきちんと確かめて購入しないと、結局、使えなくて買い直すということになって無駄買いになってしまいます。

 

化粧品

 

日本では、10年ほど前から、化粧品のクチコミサイト『@comse』で100円ショップ「ダイソー」のコスメが人気を集め始め、2008年にはアイブローコートが殿堂入りを果たしたこともありました。

 

「Tsunagu Japan」では、100円ショップのコスメが「手頃な値段なのに、驚くほど高品質」と絶賛されています。

高評価のクチコミを集めている商品も多くありますが、やはり化粧品には“合う”、“合わない”があります。

 

アイシャドウなどは粒子が粗いので、目の上につけたものがいつのまにか目の下に真っ青に着いているなんてこともありました。

 

肌につけるものなので、できれば成分がキチンとしたものを使うに越したことはありません。

特に色モノのマニキュア、アイシャドウ、口紅などは、安ければ安いほど鉱物系の成分で作られていて、肌につけてよいものはひとつもありません。

 

若ければ、何もつけなくても健康的でしょうし、年をとった肌であれば、きちんとした成分のものを選ぶことをおすすめします。

 

食料品

 

ちょっと切らしちゃった・・・という時に便利な小さいボトルの調味料。

お菓子やワインなども、100円で買えますが・・・・でも、ちょっと待ってください。

 

スーパーで200円のものがなぜ100円で買えるのでしょうか?

 

100円ショップだって卸している業者はスーパーと同じ。売ってる物は小売150円や200円とかの物をメーカー交渉したり利幅を落としたりして売価を合わせて売り場を作っているだけ。とはいうものの、成分表示を見れば一目瞭然。

 

例えば、醤油であれば通常は、国産有機大豆と有機小麦、塩。

安いものになるにつれて大豆、小麦粉、塩。

もっと安くなると脱脂加工大豆、小麦粉、塩・・・となっていきます。

 

やはり、原料の安いものはオーガニックからどんどん遠ざかっていく内容になります。

食も素材をシンプルにしていくと、何もお菓子や調味料を100円ショップで買う必要もなくなると思います。

 

和風グッズ

 

浮世絵を描いた扇や竹細工の小物、お箸や箸置き、おちょこ、江戸をイメージさせる柄の手ぬぐいなども日本らしいグッズ。

 

夫が里帰りする時に、お土産としてGOODかも!と、思いきや、これ全部、メイド・イン・チャイナ。

里帰りの直前になって買い込んで、いざ確認してみたら、日本製じゃない!!!

 

一度は気づかず、お土産として渡してしまい、相手に「これ、日本製?」って聞かれて、慌てて他のモノを渡し直したこともあります。

贈る相手によっては、とても失礼なこともありますから、外国へいった際のお土産と考えている方は、確認をされた方がよいかもしれませんよ。

 

日本にいる外人が使う和風のモノとしては使えますが、実は、日本製ではないものが多いので、日本からのお土産にならないのです。

 

不用品ではなく、100円以上の価値を見つけられる?

 

今やすっかり私達の日常に溶け込んでいる100円ショップ。

ネットを見れば、素敵なアイデアもたくさん紹介されています。

 

外国にも安価な均一ショップはありますが、品ぞろえや品質の面で、日本の100円ショップは群を抜いていることは確かです。

「え!? このクオリティで、たったの100円?」という驚きにあふれた場所。

 

でも、100円でもきちんと吟味して、「本当に必要かどうか」を冷静に見極めないと「安物買いの銭失い」。

衝動買いはなるべく控え無駄遣いを減らせば、暮しはシンプルになり節約につながります。

 

今回は、私の失敗アイテムをお伝えしましたが、使えるアイテムがないわけではありません。

 

100円を上手に使って、心が豊になって、部屋に空間が生まれ、時間が節約できるのなら、それは100円以上の価値があるといえるのではないでしょうか。