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- 50代からのシンプルライフ
いつも「お金がない」が口ぐせの友人がいます。
実際に、仕事も定職を持ち、食うにも困っていないのに、事あるごとに「お金がない」とつい口に出してしまう50代(50代でなくても)主婦。
本当にお金がないんじゃなくて、「足りないマインド」だけなんじゃない?って。
20代ならいざ知らず、50にもなって「お金がない」が口ぐせって、みなさんどう思いますか?
今日は、その「お金がない」と言う口ぐせをやめる5つのステップで書きます。
人が何かをあきらめるときに、思わずつぶやく言葉「お金がない」
常々書いていますが、自分では意識をしていなくても、何かをやろうとか、何かを買おうとか、どこかへ行きたいとか思ったときに、知らず知らずのうちに心の中で「お金がないからできない」…そうつぶやいてあきらめていませんか?
確かに蘭子も、いつも心の中で「お金がないからできない(買えない)~~」と、若い頃からずっとつぶやいていました。
でも、本当にお金がないのでしょうか?
それって何かをやらない、あきらめるためのただの口実(理由付け)だけなのじゃない?って、最近よく思います。
せっかくの人生、やれない理由より、どうやったらやれるか?を考える方に時間を使いたいもの、そのためにも「お金がない」という口ぐせは封印したいものです。
では、この口ぐせをやめるための5つのステップを説明いたします。
ステップ1 思わず言ってしまう口ぐせの状況を分析する
さて、その口ぐせをやめるといっても、どんな時に思わず言ってしまうのか?を把握してみましょう。
私自身も含めてアラフィフ主婦の多くは、こんな時につぶやいています。
ちょっと素敵な食事(パーティ)に誘われた時
1週間の海外旅行、泊まるホテルが豪華すぎる時
有機野菜(食材)ではなく、格安スーパーで食材を買う時
いつもよりちょっといい感じの服を買う時…
「お金がないからあきらめるわ」
いかがでしょう? 身に覚えはありませんか?
これ以外にも、何かを学ぶ時も内容より安い価格の講座を探してしまう、無料といわれると欲しくもないのにもらってしまう、お値引き品コーナーが好き… こういう人たちの口ぐせは共通していて、「お金がない」です。
多くの「お金がない」マインドの主婦は、本当にお金がないのではなく目先の小さなことにとらわれて無駄遣いし、大事なこと(心豊かに暮らす)を軽視し過ぎなのではないかと思います。
ステップ2.ふだんの生活の収支を書き出す
では、次に「お金」、収入と支出を正確に把握してみましょう。
なんとなく支払いや貯蓄にお金を分けるのではなく、正しい数字を割り出してその中で使っていけば、結果はきちんと現れます。
私自身、これを見ないよう、しないようにどんぶり勘定にしていたので、ある日大きな夫婦げんかとなりました。
ズボラで浪費家の私が始めたこと→お金の管理と節約術
普通の方とは逆に、ネットとクレジットカードを併用して買ったものを把握するようにしています。
*楽天の購入履歴
楽天で買い物をすると履歴が残ります。
食料品やお米、日用品(ペットのトイレシーツやドッグフード)など重いものは、楽天で価格を見ながら購入した方が安いし、配達付きなので便利です。
日付も残るので、どのくらいのサイクルで購入しているのか、などは一目瞭然にわかります。
*アマゾンの購入履歴
楽天の履歴と同じですが、主に書籍(学習参考書)をどの程度購入しているのか、把握できます。
*クレジットカードの明細
夫との大げんかの後、きちんと見るようになりました。
月に一度、プリントアウト(嫌だけど)して、夫と自分と使った金額を分けて合計金額をだしています。
お金があるのか、ないのか? なければないで、どうしたら「足りない状況」から抜け出せるのか?
自分の状況を把握することってとても重要です。
ステップ3.必要最低限のものは何か明確にする
収支がある程度把握できたら、今度は、必要最低限のものとそうでないものを分けます。
必要でないものはすぐにわかりますが、重要なのは必要だと思っているけれど本当にそうなのか?と再度疑ってみること。
*衣
服だって毎シーズン買い換えて着ない服を増やすより、鉄板コーデを決めて着まわす方がおしゃれです。
こうして決まりました→蘭子50代のベーシックスタイル
*食
私が日頃気にしているのがお水です。
飲むだけでなく、野菜やお米を洗うのにも使う水も、まさか買っているのではありませんか?
すごく健康に気をつけているからペットボトルの水を買っている…こういう方もいらっしゃるでしょうが、外からペットボトルやウォーターサーバーの水を買うってものすごく不経済だと思います。
ペットボトル500mlを100円で買うより、家に浄水器をつけてその水を持ち歩く方がどう考えても節約になります。
水って大切!→水を飲んで健康になる
他にも、毎日ルーティンワークのように晩酌(ビール3本約1000円)をしているのなら1ヶ月で30000円かかっています。これを3日に1度にすれば10000円で20000円が浮き、豪華なディナーに行くことができますよね。
*住
住むところに関しても、以前にも書きましたが持ち家は本当に必要なのか?大きなローンを背負わなくてもよいかもしれません。
それって必要?→持っている方が豊かであるという思い込み
住に関連したことでいえば、光熱費や通信費、保険料なども毎月同じようにかかります。
一度契約したから変更するのはめんどくさい…なんて言わずに、定期的に見直すとよいです。
本当はもっと格安な方法があるのに、今までのやり方のままでいるととんでもなく無駄な出費を続けていたりします。
スマホに何万も使うアホ女を返上→格安SIMフリーに変えて通信費節約術
人が生きるための最低限の出費である「衣・食・住」は、一度決めたから大丈夫!なのではなくて、日進月歩、時代の変化の波を受けて変化していくもの。
定期的(年に一度とか、3年に一度とか)に見直すことで、ちょっとした無駄を省くことができます。
ステップ4.買う前に考える(計画する)
「買う前に考える」これは、夫からよく言われる言葉です。
昔から私は、買い物する前に考えるということをしませんでした。
考えるという行為より、買うという行為の方が好きだったのです。
”買った”という行為で満足するので、買ったものが本当に自分に必要なのかどうか?なんて考えていません。
文字通り「買ったら終わり!」です。
とりあえず、買うという行為が重要で、頭を使うといったらどれを買うかを決めるのに、時間とエネルギーを使っていました。
セールがあると居てもたってもいられない、新しい服を買うのはあたりまえ、街を歩いていてかわいい目についた雑貨を買ってしまう、ドラッグストアに目当ての日用品を買いに入ったら、ついでにたまたま目にした化粧品を買う。
こんな感じでした。
全エネルギーを、無計画な買い物に注ぎこんでいたようです。
そして、クレジットカードの明細が来ると、「やっちまった~、お金をちょっと使いすぎてしまったわよ。来月の給料日まで貧乏生活だ!」と、一瞬思いはするものの、具体的にそれをどうしたら改善できるかなんて、何も考えなかったし、行動も起こしていませんでした。
いまの私は、「買うか、買わないか」というより、(夫の言葉を借りれば)「買う前に考える」ようにしています。
要は無駄遣いしないということです。
最近、参考になった記事はこちらです→<無駄な出費が多い人が試せる、出費を抑える7つの方法>
育ち盛りのお子様を持っているご家庭は参考にしてみてください。
ステップ5.人生の目的をはっきりさせる
無駄遣いとは、必要のないことや、役にたたないことにお金を使うことですが、人の人生やその人の価値観は、人それぞれのゴールによって、必要なものや役立つものが違ってきます。
前出のあきらめたことに関してもそうですが、本当にしたかったことなのか?
ただのお付き合いなのか?自分を豊かにできるイベント(もの)なのか?
それは、自分の人生の目的にタメになること? 本当に必要?
つまり、自分の価値観やその時の目的をある程度はっきりさせないと、何が必要で何が役立つのか?を理解できないし、納得することもできません。
本当の意味で、無駄遣いをやめることもできないのです。
おしゃれが大好きで、新しい服に触れることが人生の活力となっている友人がいます。
そんな人に「服を買うのは無駄遣いよ!」と言っても聞き入れません。
自分にとってはすごい無駄遣いと感じることでも、その人にとっては、「生きるのに必要な心の糧を買っている。とても実のある買い物」なのです。
幸せになるお金の使い方とは?→未来の在りたい私に投資する
なんでもかんでも節約する、無駄遣いしないというのではなく、自分が大切だと思うことにお金を使うのは必要です。
でも、そうしてお金を使ったのであれば、「あれを買ったからお金が無くなってしまった」というマインドは捨てるましょう。
考えてみると、20代で社会人になってからついこの間まで、「どんな自分で在りたいか?」なんて突き詰めたことはありませんでした。
ましてや、友人がどんな価値観を持っているからどんな言葉を言うのか、なんて考えたことはありませんでした。
なので、「お金がない」とつぶやく友人をみては、単純に「お金持っているようにみえて実は貧乏なのね」と勝手に思っていました。
でも、自分に置き換えて考えると、たとえその言葉を使っていなかったとしても心の中で「お金がない」ってつぶやいていたら…
結局のところ、上質で豊かな暮らしを目指している人が想う言葉ではないですよね。
そんな“足りないマインド”の言葉は捨てて、モノではなくコトに照準を合わせれば、きっと私が目指すシンプルライフができるのだと信じています。