- 投稿 更新
- 真のミニマリストになりたい
今日は蘭子の目指す「ミニマリスト」について考察してみました。
「ミニマリスト」「シンプリスト」「シンプルライフ」「断捨離」「片付け」「物を持たない暮らし」・・・。シンプルに暮らすといってもいろいろな考え方や方法があります。
何も置いていない部屋に暮らしたいのか?それとも、気に入ったものは必要なのか?具象的なことではなく、もっと抽象的、精神的なことかもしれません。
一体、私はどんな暮らし、ライフスタイルを目指しているのかしら?と、あらためて自分の立ち位置を確認したくて、いまさらながら意味や由来を調べてみました。
ミニマリストと言われて想像するものは?
最初に「ミニマリスト」というと想像してしまうのが、ガランとした家具も何もない部屋で一人ミニマリストがポツンと座っている・・・という図。
ミニマリスト=最小限主義者。 物を最小限にすること(minimalism)で、あらゆる手間を省き(fuctionalism)、社会からの搾取を最小限にすること(anti-comsumerism)を目的とす。日常生活に悪影響を及ぼさない範囲で物を極限まで持たない理想的な状態を目指す。物を減らすため、手間を省くためにデジタル機器を使うことが多い。
デジタル化で物を減らし、見栄を捨ててしまえば、残るものは本当に自分に必要なもの。物を必要以上に減らすことにより、手間が大幅に増えてしまうのはミニマリストではなく極限の人。(物を持たないミニマリストより)
この「日常生活で悪影響を及ぼさい範囲」というのが、人それぞれではないかと私は思うわけです。
都会に住んでいる人の中には、仕事場に近い方がよいということで、都心の狭いワンルームに住んでいる人も多いと思います。オフシーズンの洋服は実家に置いてあるの的なことをいう人も多いと思います。
私も若い頃は東京暮らしをしていたわけですが、狭い部屋に目一杯の家具やモノがあふれたマキシマリストの生活をしておりました。
その一方で部屋になるべくモノを置かない・・・場合によっては、ガスコンロはなく電子レンジだけ、料理はしないからまな板も包丁も持っておらずハサミしか使わない。
マンションの階下に24時間営業のコンビニがあるから冷蔵庫も持っていない。
遅くまで仕事でコンビニでお弁当を買うか、飲んで帰るから夕食は作ったことがないという強者もいました。
仕事が忙しいから職住接近にしたい→都会に住む→給料が安いのに家賃が高い→狭いウサギ小屋に住む→モノを置けない→外に消費を求めるしかない、というスパイラルになっている例を多々見かけます。
これってその人の生活自体のみにフォーカスするとミニマルなのかもしれないけれど、結局自分以外のサービス(店舗、流通システム)に依存しないと成立しない生活なわけです。
シンプルを極めているといえばそうですが、これがシンプルライフ?ミニマリスト?と首をかしげるところもありますよね。
せめて自分の食事くらい、ちゃんと作ろうよ〜という感じ。
「そんな不健康でよいのか?君は!」
一口にミニマリストといっても、どこに軸を持っていくかで全然違うわけなのです。
自給自足ができていない、流通に依存している生活。
これは都会だけでなく、現在の日本全体にいえることだと思います。
ミニマリストをおおまかに3つに分ける
⒈ 極限まで持たない極限派
ミニマリストが登場する前から存在していた 生活の無駄を徹底的に削除していった人たちの総称。
シンプルライフを目指しているうちに、どんどんエスカレートしてどこまでモノを持たずに生活できるのか?といったところまで行ってしまい、本来在るべき姿、為すべきことが為されていない状態になっている場合も多々あります。
どこかに貧乏臭いムードが漂う感じです。
この派閥を外から見て、ともすればモノを買うお金がないからモノを持っていないんでしょ、余裕がないから節約しているんでしょ・・っと、ミニマリストを勘違いしてみている人も多いと思います。
2.自分の気に入ったものを厳選して持つシンプルライフ派
お気に入りのものだけで暮らすシンプルな暮らしから、 女性・主婦ミニマリストに多い傾向。 最大派閥でボリュームが多いので、 洗練されたオシャレな人から貧乏ドケチ系まで玉石混交。
この方々はミニマリストもシンプルライフもあまり深く考えずに「流行りだから」という理由で使っていることが多いような気がします。
しかもミニマリストっていいながら都心に住んでいるのに車を持っていたり、シンプルライフっていいながら楽天ショッピングの買い回りでポチポチいろいろ買い込むのはどうよ!って、思ってしまいます。
すごく綺麗な家に住んでいるけれど、食生活は出来合いのものが多かったり・・・話を聞いているだけでも、外見や形にこだわるわりには中身にこだわりがないのかな〜という派閥でしょうか。
そして3つ目が本当のミニマリスト
3.必要な物はすぐに買う、要らなくなったら捨てる正統派ミニマリスト
ミニマリスト発祥の地、アメリカのミニマリストスタイル。
古いものを受け継いで使っていくヨーロッパではなくアメリカが発祥の地というのもミソですね。富裕層がモノを持つことの虚しさを覚えて、少ないながらも良い物だけで洗練された生活を営み始めたのが本来の姿。
ミニマリストを節約術としている日本のそれとは違い、シンプルで上質な生活をおくることが目的。
つまり、お金をちゃんと持っている富裕層がメイン、日本の露出しているミニマリストではほぼ皆無の人種です。
日本にいるミニマリストの多くは、極限派かシンプルライフ派が多く現にブログもその辺りが主流。正統派ミニマリスト(金持ち派)は極端に少ない気がします。
シンプルで上質な生活
蘭子はこの3つ目にある本当のミニマリストのスタイルを目指していきたいな〜と思っています。ベースが金持ちとなっているので、あくまで希望ですけれど(笑)。
だから、とにかく何もない方がいいとか、安いか高いか?とか節約できるかどうか? オシャレかどうかではなく、一つ一つのモノが本当に必要か考えること。
「お気に入り」という言葉もなかなか曲者だと思います。「お気に入り」であっても使えないものはありますからね。
何かを捨てる時、それがなくても豊かさを感じられるのであれば、無くても蘭子的にはオッケー。要は「シンプルで上質な生活を送る」ということに焦点を合わすということでしょうか。
・・・・こんなライフスタイル、みなさんは、どう感じられますか?
今までも意識してこなかったわけではないのだけれど、50代のこれからはこんなスタイルを軸にしていきたいと思っています。