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- 断捨離のススメ - ダンシャッたモノ
昨日、郵便局に行ったら、年賀葉書を買う人の列が!
私といえば、年賀状の交換というお正月の慣習も、勝手に「断つ」こと4年ほどになります。
本当に残しておきたいもののみを残して、すべて断捨離させていただきました。今回は、そのコツをお話しいたしますね。
仕事のおつきあい関係は、間違えて失礼にならないように、きちんと整理して覚えていますが、それさえも最近はメールでもよいように思います。
親戚などにはご挨拶だけはしなければと思っていますが、それ以外の年賀状は出していません。
なので、家から出す年賀状は5枚のみ。
もちろん、いただいた年賀状にはお返事をいたしますが、先に自分から出すことはありません。こういうと、不義理なように思われますか?
最近では、メールやFacebookで新年のご挨拶をタイムリーにするのも多くなっています。
一年に一度のことなので年賀状をどうするかは、それぞれの人間関係を振り返るよい機会でもあると思います。
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年賀状は不要?年賀状は人間関係を見直す良い機会
今までの30年分の年賀状がたまっているから、それを処分したくて私は「年賀状は不要」と言っているわけではありません。
一応、これまで物心ついてから、ん十年、喪中の時以外は年始のあいさつは、それなりに毎年欠かさずやってきた人間ですが、中には、やりとりが自然消滅した人もいます。
会社を辞めたあたりから少しずつ、年賀状だけのつきあいになってしまっているつきあいを整理しなければ、と思っていました。
しかし、今まで出していた年賀状をいきなり出さなくなると「なんで?今年は来ないの?」って思われるだろうな・・、不義理だと思われるだろうな・・と、気にしていました。
でも、よくよく考えてみると、毎年年賀状を出していた意味は、お付き合いに感謝をするというよりは、自分の近況報告(自分アピール)だったように思うのです。
面倒くさいと思いながらも、毎年凝った年賀状を作り送っていたのは、単に自分がどう見られたいかの塊だったのではないか?と。
人からどう思われるかよりも、自分がどうしたいかが大切だと思考を変換してみたのです。
では、私が30年分の年賀状を断捨離できたコツをお話しいたします。
年賀状の断捨離の 5つのコツ
コツその1;年賀状はなぜ必要なのかをはっきりさせると断捨離しやすくなる。
30年分の年賀状、その塊を見ると、気持ちも萎えますが(笑)、断捨離と手をつける前に、まず必要か不要かの理由を考えてみましょう。
私が思うに、年賀状を出す意味は、多くが・・・
お世話になっているご挨拶?
生存確認?
出世? だったりして、しかし現代で年賀状がこういった意味をきちんと成しているのか?と考えると甚だ疑問に思います。
それは、年賀状でなくとも、他の方法でできる世の中になっているからです。
コツその2;連絡先の確認のために必要か不要かを考える。
よく急逝された方のお葬式のお知らせとかを家族がどうやってするのか?という話を聞くと、大抵は年賀状で連絡先を調べるということです。
最近はメールやLINEがほとんどですから、家族がプライベートなものまでどこまで確認できるのかわかりません。
そういう意味合いからすると、友人知人、仕事先などの連絡先はパソコンなどに一括管理する方が理にかなっていると思います。
私などは、ずぼらですからパソコンに住所を管理することさえ面倒くさくてしていません。
私が亡くなった時に誰かに知らせてほしいとも思っていませんし、おそらく親戚くらいには家人が連絡すると思うので、それで十分だと思っています。
そう思うと、年賀状をなぜとっておくのか?という意味においては、私側から考えると必要ないということでしょう。
コツその3;メール・SNSで代用できる人とそうでない人に仕分けする。
以前は、結婚のご報告、子供の写真などを年に一度、近況報告として年賀状にするというのが普通でした。
でも、最近ではFacebookでつながってさえいれば、一大イベントや日常の細々としたこと、日々アップされてくるので、あらためて報告したり、確認することもないと思います。
何事もなく1年を過ごしました・・・今年もよろしく、といったメッセージも、メールやFacebookで代用できますし、年賀状でなくとも十分だと思います。
ただし、そういったSNSが苦手な方もいらっしゃるので、一概にメールやSNSにまとめられないのが年賀状なのかもしれませんが。
方法としては、メール・SNSチームとそうでないチームに分けてしまうと、わかりやすいと思います。
コツその4:古すぎる人間関係を見直す。
年賀状でしか繋がっていない人、どんな人でしょうか?
20年前に仕事でご縁のあった人?学生時代の友人?
そういう人には、思い切って連絡をとるか、もしくは断捨離してみましょう。
使わなかったガラクタ(すみません、人間関係はガラクタとは思っていませんが)の定義と同様、今、自分に必要がないもの。
そして必要になったら、必ず手に入る(戻ってくる)と信じること。
年賀状は唯一の連絡手段ではありません。
書かなければというプレッシャー、不毛な年賀状書きの時間を他のことに使った方がよいと思います。
コツその5:選択をすることで結果を受け入れる。
年賀状を断捨離し、そしてこちらから出さなくなって途切れる縁もあります。
何を選んで、何を捨てるか。何を選ぶと、何を捨てることになるのか。
何を捨てたら、何を選ぶことになるのか。何を捨ててみると、何がもたらされるのか。
いずれにしろ、結果が今の自分だと受け入れることです。
年賀状が少なくとも、周りにたくさんの友人がいる人はいるし、多くもらっていても、腹を割って話し合える、心を打ち明けられる友人が少ない人もいるのです。
「年賀状がその人の人気のバロメーターであると思うことなかれ」です。
年賀状の断捨離で、あらためて付き合い方を考える。
今までいただいてきた年賀状、今年初めにいただいていたものを含め、今までのもの(少なくとも30年分)は、多くは葉書ボックスに入れたり、ポケットファイルに入れていました。
すべて読み返すと、あ~この人誰だっけ?というものも含めて「この年は、こんなことがあったよね」、「この年に〇〇チャンが結婚して、△君に子供ができて」とか思い出すことができます。
そして、毎年毎年、必ず、この方からは年賀状が来ていたんだな~ とか、いろいろなことを思いながら、あらためて、年賀状をいただいたことを感謝しながら断捨離いたしました。
昔は「子供の年賀状なんて 興味な~い!」って思っていましたが、この年になると、「この子ウチの子と同い年?」とか、もう二十歳なんだね~とか、赤ちゃんの時に撮った写真やハガキに感慨深いものがあります。
そしてまた、「この人に会いたい」、「この人どうしているかしら?」というような年賀状については、手元に残してあります。
理由は、会う頻度に関わらず、たとえここ数年会っていなくても会いたいし、会ったら盛り上がりそうな人。そんな方には、早めに必ず、ご連絡を出して会おうと思います。
年賀状にこだわるよりも、その人とどんなふうにつきあっていきたいか?と考え直してのことです。
1年に1回も会っていなくても、たとえ数十年行き来がなくても『この人とだけはつながっていたい!!』と思える人がいるとしたら、年賀状の交流がたとえなくても、会いたいと思った時に自分から電話だってかければいいし、手紙を書けばいいのではないのかな・・・と考えています。
自分が選択、決断したことは、その結果までも受け入れること。
この軸があると、年賀状もさっさと断捨離することができます。