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本棚断捨離の際に、またもや難を逃れた棚があります。

なんと、無印良品の収納家具、この棚と引き出しをセットで購入したのは息子が生まれた年なので、17年間使っていることになります。

 

シンプルライフなブログには、たびたび登場する無印良品のアイテムたち。

実は、蘭子もひっそり無印ファンです。

 

無印良品の誕生は1980年。すでに36年経っているんですね。

 

今日は、そんな「無印良品」について、独断と偏見に満ちた解釈で(笑)語りたいと思います。

 

なにも柄がついていない・・・無印良品の誕生

 

「無印良品」ブランドを展開する良品計画は1989年の設立。

 

現在、従業員数は国内だけで6000人強。「MUJI」ブランドで25ヵ国展開、2015年2月期の売上高は約2600億円。国内・海外合計約700店舗強を展開しています。

 

良品計画の前身である「無印良品」の最初のアイテムが、西友から誕生したのは1980年。

 

高度成長が終わり、2度のオイルショックに直面し、成熟期に移行していた時代のことです。

調味料、トイレットペーパー、洗剤、缶詰など40アイテムが最初のアイテム。

 

この時期、国内量販店はダイエーがナショナルチェーン展開で全国制覇へ、イオンはM&A(買収・合併)でグループ拡大に、イトーヨーカ堂は業務改革を進めるという具合に、各社なりの経営戦略が進められていました。

 

そういった各社に共通していたのがプライベートブランド(PB)の投入。

プライベートブランドとは、小売店・卸売業者が企画し、独自のブランド(商標)で販売する商品のこと。

PBと略され、別名「ストアブランド」、日本語では「自主企画商品」と和訳されています。

 

これは、ナショナルブランド(NB)を売るだけでは消費者の変化に対応ができなくなっていたからです。

(ナショナルブランドとは、GAPとかZARAとかというグローバル展開しているブランドのことです。)

 

しかし、今のように一流メーカーがPB商品を作ってくれる時代ではありません。

確かにNBより安いけれども、質や機能が伴っていなかったからです。

 

そういった時代に、西友から「無印良品」が誕生した頃の驚きを、今の50代の方なら、いまだに覚えていらっしゃる方は多いと思います。

 

NBブランドの商品のようにデザインが派手でなく、無垢の素材だけで作られた商品群、むしろ何も柄がないのがカッコイイ感じがしました。

 

それは、商品コンセプトが明確だったことが一番大きな理由だと思います。

 

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消費社会へのアンチテーゼとして生まれた「無印良品」

 

西友の属していたセゾングループのオーナーは堤清二氏。

その当時、圧倒的な力を持った堤氏の周りには日本を代表するクリエーターやデザイナーたちが集まっていました。

 

その頃の日本は、資本の論理が優先されたいわゆるバブルな時代で、「売るため」にモノが本質から離れていた時代でもありました。

 

80年代、良い物を持っていることがいいという風潮。

物を売る為に価格競争をしたり、派手な宣伝をして販売するという世の中の流れがありました。

 

無印良品は、そのような状況への批評を内側に含むものとして、「無印」という立場に「良品」という価値観をつけて誕生した概念なのです。

 

コンセプトは「わけあって、安い」

 

素材を見直し、生産工程でのムダを省き、包装を簡素化することで質を落とさずに価格を下げた形でスタートしました。

 

その発案者のひとりである田中一光氏は、20世紀の日本のグラフィックデザイン界を代表するデザイナーであり、また亡くなるまでの20年余に渡りアートディレクターとして無印良品の思想を表現し、モノづくりに多大な影響を与えた存在でした。

 

今でも、無印良品といえば田中一光氏と紐付いてイメージしている方も多いでしょう。

 

展開当初は、包装やラベルなどを簡略化して、「高品質なお品をお値段安く」がキャッチフレーズでした。

もともとは西友が、これまでなら端材となって商品として出していなかったようなものを、「わけあり品」として安く売るというのが始まりで、「無印良品」というのは「ノーブランドであるが、品質はまとも」という意味だったのです。

 

それがいつの間にか、ノーブランドではなく「無印良品」というブランドになってしまったわけですね。

 

一時は「どん底」にまで売上が落ち込んだこともあったという無印良品

 

幅広い年齢層の支持を集め、最近は業績も好調そのものですが、かつては営業利益が半減するなど「どん底」にまで落ち込んだ時期もあったといいます。

 

業績悪化の理由は、成長への慢心、経営戦略の間違いなどが挙げられますが、最大の理由は、消費者が求める価値ある商品を提供できていなかったこと。

 

確かに以前の無印良品には店舗に行っても魅力的な商品が少なかったのです。

ベーシックなものはあるけれど、そのうち100均などの店ができ、そちらで十分事足りるようになったもの。

 

その頃は、大型店舗もどんどん閉店していったように思います。

 

それでも、やはり顧客が無印に足を運ぶ理由が必要だった。

 

そこでできたのが、「消費者参加型の商品開発プロジェクト」
2001年、消費者起点で商品開発を行うために、
顧客と相互にコミュニケーションを行うことができる
「モノづくりコミュニティー」をサイト上に開設したのです。

 

このコミュニティーは、登録した利用者が販売してほしい新商品案を投稿し、商品化を望む利用者の投票が一定数に達した場合に商品化を検討し、販売を目指すというもの。

 

ここで商品化されたものの一つが、利用者の「本に貼るための透明な付箋を商品化して欲しい」という提案に対して、「貼ったまま読める透明付箋紙」という商品。

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これは、従来の付箋では貼った下の部分が隠れて文字などが読めなかったため、付箋を半透明にすることで読み書きができるようにしたものです。

 

ほほ~、そんな小さな商品も利用者の声から開発されているわけですね。

おそらく、こういったバックストーリーで、ますます無印ファンが増えているのかも・・・。

 

今、求められている「シンプルで使い勝手の良い暮らし」

 

「モノづくりコミュニティー」は09年に「くらしの良品研究所」へと
リニューアルしました。

 

ここから発信される無印良品の
「シンプルで使い勝手の良い暮らし」という世界観が
、まさに今、人々が向かっている
シンプルライフ、ミニマリズム、断捨離などの概念と合致して、
低迷していた業績がV字回復したのではないでしょうか。

 

現在は存在自体がブランド化され、商品開発も無印良品向けに開発を推し進め、以前のような割安感はありません。

 

無印良品では、基本的に再生素材や残り布など資源を無駄にしない素材を採用しています。

また、包装を簡略化したり、着色などの行程を省くことで、キャッチフレーズの通りコストを抑えながら、必要なものを必要な形で商品にしています。

 

最近は「MUJI LABO」など、より品質の良い素材を使用した今までの商品より少々高額なシリーズも生まれています。

 

基本的なインテリア家具などは、しっかりした無垢素材のものだったりするので、ニトリやIKEAに比べると高額な商品も多いので「無印は高い」と評価される方が多くいらっしゃることは、仕方がないです。

 

現在でも、無印良品は今もアンチデザイン、ファッション、ブランドを掲げています。

 

「わけあって、安い」のキャッチフレーズを使い続けているのは、無印良品が創立当時からのこだわりをもって商品づくりをしているということを消費者に知っていただくためなのだと思います。