みなさんは、お買い物をショップでするタイプですか?

それともネットショッピング派?

 

ショップ派の大部分の方は、やはり「試着がしたい」ということがその一番の理由かと思います。

 

サイズが合っているかどうかは着てみないとわからない(特に50代のおばさんはね)。

ネットでポチしてサイズが合わなかったとしても、返品できない場合も多いですから。

 

そこに殴り込みをかけてきたのが「ZOZOTOWN」が開発した採寸スーツ、「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」です。

「なに、それ?」という方のために少し説明させてください。

 

「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」とは?

 

「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」スタートトゥデイ社という会社が運営する、洋服をメインに扱うファッション関連の大型ショッピングサイト。

そこで開発された、なんと!着るだけで体を自動的に採寸してくれるという採寸スーツのこと。

この採寸スーツは申し込めば無料で送られてきます。(一応、2000円なのですけれど、初回注文は無料になります。)

 

発売当時はめちゃ人気(&バグ)で、注文から発送まで5ヶ月ということでしたが、いまなら2日後に到着。

 

 

ドット柄の「もじもじくん(死語)」のようなピタピタスーツを着て、指示通りにスマの前に立って撮影すると各部位の伸び具合によって、なんとセンサーが1万5000カ所のサイズをあっという間に採寸してくれるというシステム。

 

つまり、このデータがある限り、「サイズが合わない」という問題はクリアされることになるわけです。

 

さて、問題はそれからです。

その採寸データに基づいて「ZOZOTOWN」ではあなたにぴったりサイズのアイテムをご用意。

 

いままで、アプリでチャリーンとセールのお知らせが着ても、サイズが合わないんじゃないかと心配で、結局ユニクロやらGUやらに行って、とっかえひっかえ試着するという手間が省けるというわけです。

測ったデータを基に、ぴったりサイズのアイテムをどんどこご提案してくださるのです。

 

最初に提案されるのは、Tシャツやデニムといった基本アイテム。お値段もTシャツ¥1200、デニム¥3800(税込)から~とユニクロもびっくりのプチプラ。

 

店舗に行く時間がない、

自分で選ぶ自信がない、

とりあえず、そこそこ似合えば良い、という方にはまさに朗報。

 

私自身は、ずいぶんと前に、「ZOZOTOWN」?

ふん?それって若い子のファションしかないんでしょ?

 

「ZOZOSUIT」?

 

なんじゃそりゃ?だったのですが、知り合いの男子(31歳、既婚、子供1)に「僕もZOZOSUIT買ってみたんですよ~かくかくしかじか~」と聞いているうちに、やっぱりちょっとブームに乗ってみよう(だいぶ遅いですが)と思った次第です。

 

50代主婦、「ZOZOSUIT」を着る。

 

送られてきたのがこれ。

 

届いたZOZOSUIT(ゾゾスーツ)のパッケージの中には、スーツと案内状、スマートフォンを置くための台座が入っています。

 

ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)を取り出して着てみました!

 

じゃーーーん!!

(画像、恥ずかしくて割愛)

 

「もじもじくん(草間彌生プロデュース)」にはなる、と思ってはいたが、こんなバーバママみたいになるとは・・・。

 

採寸は、ZOZOTOWNの最新アプリケーションをダウンロードして、アカウントを入れてログインします。

トップの画面にZOZOSUIT(ゾゾスーツ)の「計測をはじめる」ボタンがありますので、そこをクリック。

 

指示に従って3回のテスト撮影、その後に本番の360度(12回)の撮影をします。

このドットがきちんと見えていないと正確な撮影ができないそうです。

 

そして、おばさんは2回失敗、3回めの撮影で何とか成功した(らしい)。

 

計測したら、自分にぴったりサイズの「ZOZOファッションアイテム」が選べる!

 

採寸後はパソコンでZOZOTOWNにログインして、計測結果を見ることができます。

とりあえず、おすすめのデニムを買ってみました!

 

が、結果これ。

 

なに~これ、ぴっちぴちじゃん!!!というか、ウェストきつすぎてボタンはまらんかった(汗)。

 

(サイズが合わない場合は交換・返品可能です)

 

注:実は、ウェストは1サイズ小さめのものを注文したのですよ~つまり「ZOZOSUIT」が、はじきだした私のサイズはかなり正確なのだと思います。

 

「おしゃれ」って、こういうことじゃあない。

 

しかし、ピッタリサイズを着て、おばさんは思った・・・「おしゃれってこういうことじゃあない」。

 

たとえば白いTシャツ一枚買うにしてもぴったりサイズにするのか、少しオーバーサイズにするのかあるいは、あえて小さめを選ぶのか?

 

そのTシャツの生地の厚さや縫い方、襟のあき具合、縫い代の取り方などによって、全く違う選び方をする自分がいるからです。

 

サイズは合っているにこしたことはない。

だから、自分のジャストサイズを知ることはまず基本。

 

でも、ファッションを楽しむこととは、そのサイズすら自在に変えて「なりたい自分になる」というところではないでしょうか。

 

少なくとも、私はそう思っています。

そんな自在力を他に委ねたら、おしゃれをすることを放棄していることなんじゃあないか?

 

しかし、そんなオシャレなおばさんには、「ZOZOTOWN」はさらなるサービスも!
予算や好みなどの追加情報を入力すると自分に合った洋服が定期的に送られてくる「定期配送サービス」です。

利用者はその中の気に入ったものだけを購入して、いらないものは返送できます。

 

サイズもぴったり、好みもぴったり。文句なしのサービス。

 

どうよ?

…でも、やっぱり私は「いたしません」。

 

理由は先と同じです。

コーディネートする楽しみを他に委ねるなど「もったいない」。

 

でも、でもですね、「ZOZOTOWN」のこの試みは、間違いなく洋服の買い方、選び方を革命的に変えて行くことと思います。

店舗を持った従来型のアパレルがこれに対抗する術はあるのか。

 

「選ぶ」

「触れる」

「比較する」という、その人なりの買い物の根本が問われる事態に。

 

ショップ派

ネットショッピング派

ZOZOSUIT派

 

さあて、みなさんはどれを選びますか?