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- 50代からのシンプルライフ
我が家のお気に入り、珪藻土のバスマットをご紹介させてください。
これを買う前は、綿やマイクロファイバーのバスマットを使っていました。
でも、家族の次にお風呂に入ると、バスマットが濡れたままジメっとしていて嫌だったのですよね。
誰かが入浴するたびにジメッとしたまま、そのまま置いておくのもなんだか不衛生。
しかも洗うのも他の洗濯物とは別だし不経済。
不衛生x不経済、なんとかしたいな〜と、かねがね思っていました。
ちょっとお高いのですが、バスマットを全部断捨離して、珪藻土バスマットというものを1年ほど前から使っています。
珪藻土バスマットに代えてみたら
↓↓↓
バスマットがいつも乾いている!
洗濯の必要もなし!
湿気やカビの心配なし!
というわけで、蘭子的には、かなり気に入っております。
バスマットだけじゃない、バスタオルも全廃したい→スペースいっぱいのバスタオルを断捨離して、暮らしやすさをあげるススメ
珪藻土とは?
まずは、珪藻土について説明します。
珪藻土自体は、珪藻の遺体が海底や湖沼の底などに沈殿してできた堆積物(たいせきぶつ)。主成分は二酸化珪素。純粋なものは白色、ふつうは淡黄色で、多孔質。断熱材・保温材・吸着剤・研磨剤・濾過(ろか)剤やダイナマイト製造などにも使用。
出典|小学館
と、ありますが、私たちが知るのは、建築の際、壁材などとして使用する土ということだと思います。
藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)で、ダイアトマイトともいう。珪藻の殻は二酸化ケイ素で出来ており、珪藻土もこれを主成分とする。
壁材料に使うことにより、素材の特長である多孔性から、有害物質を吸着したり、湿度調整機能を持ち、部屋の空気を快適に保つ人に優しい素材として使用されている。
出典|リフォーム ホームプロ
珪藻土自体は、昔から火に強い土として、七輪、コンロ、耐火断熱レンガの原料として使用されてきました。
珪藻土は、直径2~50ナノメートルの細孔を無数に持ち、細孔の機能による自律的な吸放湿を半永久的に行います。
この調湿作用は夏場の暑く湿気が多い場合は湿気を吸収し、冬場の湿気が少なく乾燥している場合は湿気を放出し温度を調整するため、結露と湿害を防止する効果を持っています。
なので、珪藻土を塗った壁は、湿気がつかずカビが生えにくいということで、ビニールクロスなどの新建材に対するアレルギー対策として、使われることが多い様です。
実際に、私がこの家に住み始めた時は、玄関の砂壁が嫌で、自分で珪藻土を塗って白い壁にしました。
玄関の靴箱の湿った空気や臭気も、珪藻土が呼吸しているので程よく吸ってくれるので、嫌な臭いがしません。
珪藻土バスマットとは
この自然素材である珪藻土を使ったのが、このバスマット。
ただ、土を固めて作っているのですから、割れやすいのではないか?とか、汚れたらどうするのか?とかいろいろなハードルがあると思います。
中でも、有名なのがsoil株式会社(=旧株式会社イスルギ)のsoilというもの。
バスマットのパイオニアとも言える会社です。
最近は、様々なメーカーから類似商品が出ていて、中国製のものは特に安価に販売されています。
ホームセンターなどでもかなり手に入れやすい価格帯で販売されているようですし、中には1,000円台から購入できる商品もあります。
ただし、この珪藻土バスマットというものは、珪藻土100%が本物。
低価格の商品は、珪藻土に石膏や石灰やパルプなどを混ぜ作られているようです。
メンテナンスは週1回程度の陰干し。
表面が汚れたり吸収力が落ちてきたように感じたら、表面をサンドペーパーなどで軽く削ります。
ということは、あっという間に薄くなってしまうのでは?とも懸念されますが、そんなことはないようです。
国産では、こちらの2社が有名です。
soil株式会社
BATH MAT light
425x575x9.5mm
7,500円
宇部興産建材
UB足快バスマット
425x575x9mm
5,940 円
基本的には消耗品で、どの会社で出しているバスマットも使用期限は約2年くらい。
ただ安価な商品の商品ですと、1年とか早ければ3ヶ月くらいで吸収しなくなった等の評価もあるようです。
消臭・防湿効果がありますから、バスマットとして使えなくなっても、玄関や車なら消臭に、クローゼットや押入れに置けば除湿効果が期待できそうです。
珪藻土バスマットのメリット・デメリット
我が家では、とにかくバスマットを撤廃したくて使い始めたのですが、思った以上に良かったです。
石みたいだし、のったらすぐに割れちゃうんじゃないかと思いましたが、意外と大丈夫なのです。
(段差のあるようなところでは使えません)
メリット
吸収力=次の人が使う時、湿っておらず不快感が無い。
調湿能力がすぐれている
洗濯不要
カビやダニの発生を抑える
水虫などの菌の繁殖を抑えることも?
布地のバスマットを数枚置くスペースを省くことができる
デメリット
割れる、反る、段差のあるところでは使えない
布製のバスマットに比べるとかなり高価
冬は冷たい
読んでわかるように、メリットがデメリットとも言えます。
例えば、布地のバスマットに比べて高価なのですが、2年間、新しいバスマットが不要ですし、取り替える必要がないので1枚でオッケー。
バスマットって、他の洗濯物と別に洗ったりする手間や、洗濯回数を減らすことができ節約になります。
唯一言えるのは、「冬場は、かなり冷たい」ということ。
冷やっとするので、その上に立っていると足が冷えてしまいます。
その分、夏は気持ちがよいのですが。
安価な珪藻土バスマットは危険?
ただし、先ほど書いたように、ものすごく低価格のものは、品質をきちんと調べた方がよいです。
通常、珪藻土そのものには接着能力はないので、壁土としては石灰やアクリル系接着剤を混ぜて使用されます。
ということはバスマットの形状にするために、何かを混ぜる必要があるわけです。
調べてみると、建材を加工する会社のホームぺージに、珪藻土バスマットのことが掲載されていました。
以下、トマト工業のサイトより引用です。
◎自社調査における見解◎
1.日本製、国産のケイカル板についての見解
日本製のケイカル板についてはアスベストが混入されていないことが現状継続して確認されています。
2.海外製、主に中国製のケイカル板についての見解
自社調査の中で中国製建材については高い危険性があるという見解を持っております。
現在流通しているケイカル板(商品名珪藻土バスマット)などが該当の製品となります。
中国製のケイカル板の加工依頼を受けるケースがあります。
「中国製のケイカル板についてはセメントの混入やアスベストの混入の可能性を否定出来ない」
という観点からトマト工業では2次加工を一切お断りさせていただいております。
アスベストについては発がん性の問題、作業環境上の問題があります。
含有セメントについてはカドミウム、鉛、六価クロムなどの重金属系の組成について危険性があります。
また建材内に一定数セメント系素材、石材、鉄粉、スラグ、残留粉、不明金属、汚物、スチロールなどが混入していた経緯があります。
こういった製品を加工するということはたとえ安価であっても従業員の健康被害の問題や、お客様へ間接的であっても何かしらの被害の可能性があることが懸念されます。
たとえ利益が上がったとしてもこれらの流通を促進させることは道義上好ましくないと考えております。
そのため持ち込みについても海外製(主に中国製)については加工をお断りさせていただいております。
あらかじめご了承ください。
http://www.tomatokogyo.com/act_nonfram_keikaru.html
※一部では珪藻土自体に発がん性があると言われているサイトもあるようですが、日本建築仕上材工業会の書類を見る限りでは問題ないようです。
つまり、珪藻土バスマットに危険な素材を混入して作っているかどうかということです。
珪藻土バスマットは元々建材などを加工して作る事が多く、中国製の建材は日本の品質基準が高く入ってこないのだけれど、その建材が珪藻土バスマットと名前を変えて日本に入ってきてしまっているということ。
それらのものにはアスベストやセメントやその他の有害な物質を含んでいる可能性が否定できない、という内容なのです。
とりあえずは、国産の珪藻土バスマットが安心ということです。
使いやすい珪藻土バスマットのサイズ
珪藻土バスマットのサイズですが大体60×40㎝位のサイズものがほとんどです。
大きめのモノは、
soil株式会社 soil BATH MAT large 565×880×9.5mm 15,000円
宇部興産建材株式会社 UB足快バスマットBIG 575×850×9mm 11,880円
に、なりますが、1万円以上とは高いですね。
我が家では、UB足快バスマット、サイズは425x575mmを使っています。
男性が、立ってのるのに十分なサイズです。
すでに1年以上になりますが、たまに立てかけて通風くらいはしますが、他はまったく問題なしです。
最初は「高いから」と敬遠していた珪藻土バスマットですが、結果的には省スペース、省エネ(洗濯減)、しかも使い心地もよく、メリットは大きかった!
持たない暮らし、そしてセンスの良い暮らしがしたい!という方にはオススメのアイテムだと思います。