4月から新しい環境、学校や職場などになって、みなさん、ワクワクドキドキされているんじゃないかと思います。

また、新生活になってから新しい悩みが出てきたり・・・というのが、この季節。

 

思うに、人の悩みのほとんどが人間関係に関することで、その人間関係の問題のほとんどが「コミュニケーション」に関することなのではないでしょうか?

 

「コミュニケーションがうまく取れているのに、でも、もめている」なんて、聞いたことがないですよね。

 

そもそもコミュニケーションとは何なのか?

 

辞書で引いてみると、「社会生活を営む人間が、互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと」とあります。

「意思」、「感情」、「思考」といった目に見えないものを、言語やら文字やら身振りやらで相手に伝えるということです。

 

新しい環境になり、今までのコミュニティから新しいコミュニティになる時、みんな悩むのが、この「コミュニケーション」なのです。

もちろん、人によっては悩むことなんてしなくて、ありのままの自分で大丈夫なのですが、多くは周りや相手の出方を確認しつつ、自分を出していくことが多いと思います。

 

さて、コミュニケーションがうまくいかない、もしくは、しっくりこないというのはどんな感じかというと、「どうして、あの人はいつもああいう言い方なの!!」と怒ったり、「どうせ言ってもわからない」と話すことをやめたり、「私はね!!」と人の話をさえぎったり、「うるさーい!!」と話を中断したり、「…」と無視したり…と、こんな感じでしょうか。

 

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ありのままの自分を出すのが怖い

 

「コミュニケーションが苦手」と、自分で意識している人は、今まで人付き合いがうまくなるように伝え方の本を読んだり、話し方の勉強をしたことがありませんか?

会話が途切れないように話題を探したりしたことがあるでしょう。

 

実は、私も中学1年の頃までは、極度の人見知りで、人とコミュニケーションを上手にとるのが苦手でした。

 

この人と友達になりたいな〜と思って、勇気を出して声をかけたのに、実際は言葉につまってしまったり緊張したり、自分の言葉をうまく伝えられなかった、なんてこともしょっちゅうでした。

せっかく勇気をだして話そうとしたのに「なんて、私はダメなんだろう」と自己嫌悪。

 

だんだん周囲の人と話すことが億劫になるし、しかも話し方は身につかず、人間関係の悩みはずっとなくならないのでした。

 

たった一言の親の言葉で

 

今思うと、大したことではないのですが、中学生当時の私にとっては、友人関係というものが人生の中で大きな割合を占めていました。

 

仲のよい友達がほしい、心を許す友達がほしい。

新学期にクラス替えがある度に「今年こそは本当の友達が欲しい。」そう思っていました。

でも、なかなか気持ちの通じ合う友達ができなかったのです。

 

大人になってから理解したことですが、人間関係の悩みの原因は、潜在意識にある「心のブロック」が、自分の人間関係にブレーキをかけていることが大きいのです。

 

私の場合は、小さい頃から親からずっと「協調性がない」と言われ続けた結果、何かのたびにグループの中に溶け込めない、自分には協調性がないと思い込んでしまっていたのです。

 

たった一言の親の言葉で。

もちろん、親にしてみれば、親心で「みんなと協調性を持って仲良くしなさい。」と言いたかったのだと思います。

 

潜在意識について

 

人間の意識には大きく分けて、顕在意識と潜在意識があります。

私達が普段、意識と呼んでいるものが顕在意識、無意識と呼んでいるものが潜在意識です。

 

顕在意識は、氷山の一角と言われるほど

その氷面下には大きな潜在意識の領域が広がっています。

人間の顕在意識は、脳全体の1%以下の能力しか
使っておらず、残り99%以上を占める

潜在意識は
ほとんど使われていないと言われているのです。

 

使っていない・・・というか、実は、その潜在意識が、人の意識や行動をほぼ支配しているのです。

「潜在意識」は生まれてから現在までの必要なことを全て記憶しています。
人間は生まれてから、今までの必要なことは記憶し、必要のないことは消すという作業を寝ている間にしていて、この部分の働きが「潜在意識」の中に入っているのです。

人の記憶は、普段の生活で必要な記憶以外はすべて、この潜在意識に
収納されており、顕在意識には上がってきません。

 

つまり、今まで受けた色々な言葉、感情を、良くも悪くも刷り込まれている潜在意識に、無意識のうちに支配されているのです。

 

「協調性がない」とか、「頭が悪い」とか、「お金がない」とか・・・実際に数値で測れないような思い(劣等感)。

潜在意識に「私なんか・・・」という劣等感があると行動のすべてにブレーキをかけてしまうのです。

 

そもそも劣等感とはどこから生まれてくるのか?

 

大人になると…

同僚と比べて、向こうの方が優秀だ。

隣の家とくらべて、あっちの家の方が広い

あのママ友はいつも高い服を着ている。

そんな風に、いつも人とくらべて優劣をつけているのではないでしょうか。

 

でも、よく考えてみてください。

 

視点を大きくしてみると、劣等感を感じる必要はまったくないのです。

例えば、同僚は同じ会社に所属しているので、会社のレベルは一緒だし、営業成績がいいとか、というのはちょっとした違いにしか過ぎません。

ママ友だって、同じエリアに住んでいるので同じような生活レベルのはずです。

 

つまり、劣等感は数値的に測って優劣をつけているものではなく、根拠も証拠もなく「勝手に」自分で作り出しているものなのです。

 

本来なら、劣等感を感じる必要などは、どこにもありません。

しかし、私たちはいつも頭の中で勝手に劣等感を生み出し、自分自身にブレーキをかけてしまいます。

 

そして、人間関係に悩みを生み出し、人生につまづいてしまうのです。

誰も、自分から好きこのんで、自分の人生にブレーキなんかかけたくないと思います。

 

そして、もしブレーキの原因が何か気づいていれば、今すぐにでも解除するでしょう。

しかし、それはブレーキがかかっていると気づければ…です。

 

人の悩みのすべては人間関係にある。

 

一見、人間関係と関係なくみえる仕事やお金、健康問題などもすべて人間関係が原因といえます。

 

職場の問題といえば、実際の仕事の内容や能力の問題だと思いがちですが、実際は「頑張っているのに評価されない」は、「上司とうまくいかない」などの人間関係「コミュニケーション」から起こっているものが少なくありません。

 

人間関係の要素は、一つの環境(仕事場、学校、サークルなど)、社会の中に心地よくいられるか。
いられないかということを考えた時に大きな問題なのです。

また、金銭的な問題やキャリアアップの問題についても、周囲との人間関係や信頼関係が築けていれば致命的な事態に陥ることはありません。

 

病気の問題は、必ずしもこの限りではありませんが、周囲の精神的なサポートで心理的ストレスが緩和されることは事実ですし、逆に心理的要因が病気の原因を担っていることも少なくありません。

 

仕事やお金、健康面での問題が起こっても、人間関係が良好であれば解決方法を見つけることができるのです。

 

潜在意識の中の劣等感がなくなり人間関係がうまくいくと、人と緊張せずにリラックスして話すことができ、温かい人間関係が築くことができます。

 

頼みごとや話し合いがしやすくなり、仕事が楽しくなります。

人付き合いが楽になるので、外出する機会が増え、出会いやチャンスが舞い込んできます。

自分をうまく表現することができるので、心からわかりあえる友達ができます。

夫に変な遠慮をしなくてもすむので、我慢が減って「ごきげん」な時間が増えます。

など、頑張らなくても人生がうまく回り出すのです。

 

潜在意識のブロックに気づき、それを外す方法

 

潜在意識は無自覚の領域なので、なかなか自分では気づくことができません。

世の中では潜在意識を変えるために、様々なスピリチュアルなことや、自己啓発のセミナーが溢れています。

 

効果があるかどうかは別として、誰かに依存している限り、それがないとすぐに元の自分に戻ってしまうと思います。

依存関係は、自分たちが本来求めている状態ではありませんよね。

 

では、どのように潜在意識のブロックに気づけばよいのか?

 

まず、ブロックになっているものを見つけなくてはいけません。
しかし、そう言われても難しいと思うので乗り越えたい対象を見つけます。

 

例えば、「いつも人と自分を比べてしまうのが嫌だ」ということだとしましょう。

そこまでわかったら次は、「人と自分を比べてしまうことをしない人」を探します。

 

このテーマは難しいかもしれませんが、「人と自分を比べても、卑屈にならない人」とかなら周りにいらっしゃるのではないでしょうか。

もしくは、いわゆる優等生ではなく「自分は自分」という自信を持っている人かもしれません。

 

そこから、その人の話を聞きます。

その人に自分が「いつも人と自分を比べてしまうのが嫌」だということを伝えます。
そうすると、相手は自分だったらどう感じるとかどうするということを答えてくれるはずです。

 

言葉はツール。

先ほど言ったように、形として表せない「意思」「感情」「思考」などを表現するもの。

その時は、その人の話だけを聞くのではなく言葉の真意を理解しようとすることが大事ですね。

 

そのために

*よく相手の話を聴くこと

*自分の意見と一致させようとしないこと

*自分の意見と一致していないからと怒らない(または否定しない)ことでしょうか。

 

ジャッジするのであれば、全部話を聴いてから。

 

「私には、できない。できっこない。」と否定するのではなく、「ふーん、そういう意見もあるんだね」と受け入れてから、

「私は、こんな気持ちになっちゃうのだけど…」と、出来ればその人には自分がそういうことで悩んでいることを話したほうがいいです。

 

実際、潜在意識のブロックというものの原因は、自分ではよくわからないものです

ですが、まずは人の意見を受け入れるというのが、大切なのです。

基本的にこれだけでブロックは外れます。

 

自分の無自覚=潜在意識に気づき、自分にブレーキをかけていたものに気づく。

気づいたことを手放すことで潜在意識のブロックは外れるのです。

 

すると、いままで感じていた劣等感が減り、勝手に作り上げていた自分の鎧を脱ぐことができます。

そうしたら、あなたの変化を周りが感じ始め、自然と人間関係に変化が出て、出会いやチャンスが舞い込んでくるものなのです。