ここ1年ほどの蘭子は、コツコツと断捨離を実践するよう、マイペースながらも頑張っております。

家電や布団をはじめ本棚、衣料など随分と様々な品物を捨てるようトライしているのです。

あんなにマキシマリストだった蘭子が、ミニマリストを目指し、やり始めると思いきって捨てることができることにも驚いています(笑)。

 

でも、何故か、どうしても捨てられないモノがあったのです。

それは・・・

 

かわいいモノが捨てられない症候群

 

会社勤めをしていた蘭子の仕事は商品企画。学校を卒業して、その後入社した会社はファンシー雑貨を作って売る会社でした。

 

デザインや企画の仕事というのは、クリエイティブな能力も求められますが、そのベースは巷にある、ありとあらゆる情報(商品)をしっかりとキャッチすることだと思います。

仕事場には、いつもいろいろな商品があったし、また新しい雑貨が発売されるとすぐに購入していました。

元来の性格もタメコミアンである上に、さらに拍車がかかった訳です。会社の仕事部屋は、上司も部下である私たちのデスクも、モノで溢れかえっていました。 そして、もちろん家も・・・。

 

勤めを辞めてからは、30年培われてきたファンシー魂(笑)を封印し、かなりのモノを断捨離しています。

 

しかし・・・しかしですね。

 

かわいいモノが捨てられない」のです。

リビングの引き出しに入っている未使用の付箋、メモ帳、封筒や便せん・・・デザインがかわいい、素敵!と、買ってしまったモノたち。

 

でも、引き出しいっぱいで開け閉めのたびにひっかかってイライラしているのも確か。

 

家電や布団、本棚など大きなモノは捨てられたのに、こんな小さなモノは断捨離できていなかったんです。

理由をつらつら考えてみると、家電や布団はあきらかに場所をとって邪魔。使わない理由がはっきりしている。

大切にしていた本も再読したかったら図書館で借りることができる、と考え方を変えたら手放すことができた。・・・つまり、断捨離の意識が高まるにつれて、手放す理由も明らかになっていたのです。

 

ところが、付箋、メモ帳、封筒や便せんといった細々とした日用品は、減らす理由が見つけにくいアイテム。というより、そのまま取って置いても支障がない理由の方がどんどん浮かんでくるのです。

 

・必ず使う時がくる。

・捨てたら、また買わなくてならない時がくる。

・置いておいても腐ることも傷むこともない。

・未使用。

・小さいから場所も取らない。

・別に邪魔でもない・・・等々。

 

しかも・・・かわいいんですもの!って、計算とエモーショナルな感情が頭の中でぐるぐると渦まいてしまうのです。

 

とはいえ、それらを使い切ることはなく、あるいは、使い切るまでに相当の年月がかかる、また使い切らないうちに新しいものを手に入れる機会が簡単にあるのも、これら日用品の特徴でもあります。

結果、ずっと溜まったままになるか、もっと増えて溜まっていくことになる。

 

その状態が、と〜〜〜っても、気になっているのです。

 

自転車をこいでいたら降ってきた神の啓示

 

断捨離する正当な理由は見当たらないけれど、気になっていることは確か。
「どうしたらいい?蘭子。」

 

今日は、そんなことを午後考えながら買い物に出かけました(←動かないとアイデアがやってこない)。

 

自転車をこいで商店街から家まで帰って来る途中、ふと

「ならば、一旦、その『気になる』という状態をリセットするのはどうだろうか?」と、神の啓示!が降ってきたのです。

 

日用品を捨てると思うと、損をするように感じてしまう&未使用の日用品を捨てるなんてとてももったいないことだけれど、それを断捨離することによって「気になっている」状態から自分を変えよう・・・そんな風に思えてきたのです。

 

「気になる」ことを、ずっと放置しておくと、やがて、それらは「気に障る」こととなり、それが続けば、「気に病む」ことになります。

 

気になる→気に障る→気に病む

 

無意識に「気分の低下」を進行させると、心の状態的に損ではないか?

 

ほんの少し(全部でなく)、思い切って捨てれば、気分のリセットが出来るであろう。←蘭子的神の啓示

 

家に帰ってから、リビングの引き出しを開け、本当に気に入っているもの以外の付箋紙とメモ帳を捨てました。
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おかげで、開けるたびに気になっていた状態の引き出しが軽やかになり気持ちがスッキリ♪

 

この量であっても付箋紙を1年くらいは買わないですむでしょうし、もし買うことになったら、今度は溜め込むことにならないように使いきれる量だけにしよう!

 

 

余計なモノとは、たとえそれらが小さいモノでも安いモノでも、私たちの「気」に大きく関わるということを、覚えておきたいものです。

 

さて、次なるターゲットはポストカードと便箋です。
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↑ぎっしり(笑)