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- 50代からのシンプルライフ - ファッション
気持ちはすでに春。
外がまだどんなに寒くてもビタミンカラーの服で装いたくなりませんか?
「春分」が過ぎると、たちまちクローゼットの中の洋服たちがくすんで見えてしまうのは私だけでしょうか。
ついこの間まで暖かそうに感じていた服もなんだか重たく映るし、コートもセーターも断捨離するなら今!なのでしょう。
このところ、またせっせと冬物の断捨離に励んでおります。
今日は、断捨離しながら多くの50代が陥る「春に着る服がない!」から抜け出す方法について書きます。
春に着たい服がない!
おかげで、ワードローブは、軽やかになりつつあります。
あとは春めく服たちがやって来るのを待つばかり。
ところが、気持ちの中では「着る服がない」。
もっと正確に言うならば、「今、着たいと思う服がない」
「服はあるのに、いつも同じコーデになっている気がする」
いや、同じコーデでもいいじゃん。
なのですが、いつも着たきり雀に見えちゃうのもね〜って思っていませんか。
新しいトレンドは常に意識していたいし、あっ、あの蘭子さん…と、キャラクターが印象に残る洋服にしたい。
つまりは、どこかにアイデンティティを主張したいといった欲張りな気持ちもまだ断捨離できない。
おしゃれ心まで断捨離する必要はないと思います。
でも50代がシンプルでおしゃれに見える着こなしってどうしたらいいのでしょう?
こんな「服はあるのに、今着たいと思う服はない」時の脱出の3つのステップをお伝えしますね。
ステップ1 鉄板コーデを作る
以前にもお伝えしましたが、絶対安心のいつものコーデを作ってしまう。
何かに迷った時には、このパターンなら安心できるという鉄板コーデ。
断捨離して鉄板コーデをつくっておくとわかりやすいのは、自分のお気に入りのパターンがみえてくるということです。
まぁ、これが決まってくるがゆえに、これに甘えてしまい面白みもなく、いつもお決まりになり「春らしくない」「今、着たい服じゃない」ってなるわけですね。
安心できる鉄板コーデの作り方→【ユニクロで50代のベーシックスタイル】~断捨離したことで見えてきた鉄板コーデ
まずはここからだと思います。
さて、スタートです。
ステップ2 鉄板コーデのトップスを残して、ボトムスをチェンジしてみる。
パンツだとしたら、スカートに。
スカートを合わせていたらパンツにしてみるということ。
もしくは色を変えてみます。
これで鉄板コーデがAだとしたら、A’のパターンができますよね。
ステップ3 今度はボトムスを活かして、トップスをチェンジしてみる。
こうすると、A’ではなくB、B‘ができていきます…これを繰り返していくわけです。
そうすると、3日目には、初日とまったく違うコーデができるというわけですね。
簡単な脱出方法なのに、これさえできないことの方が多い。
そもそも、なぜマンネリコーデになってしまうのか?
そう、鉄板コーデ→マンネリコーデになってはいませんか?
そこを考えた方がいいと思います。
鉄板コーデは、毎日の定番服ではなく、着るものに迷った時のお助けコーデなのです。
鉄板コーデだけで回したらつまらなくなって当然です。
せっかくですから、春らしさを感じるコーデがしたいのですよね。
無意識につくっている「今、着たいと思う服はない」という思い込み
さて、それでも「なんだか着たい服がない」とお悩みの場合は、次の3つのNGをしていないか確認してみてください。
NG1 服を引き出しに重ねてしまっている。
このしまい方をすると、下の方のアイテムは取り出すのが面倒なため、着なくなります。
→その結果、いつも同じ服を着ていることになります。
断捨離をしていくと、タンスの引き出しもスカスカになってくるので、「あれっ?こんなアイテム持っていたっけ。」ということもなくなります。
「安いんだし、あれば着るでしょ」は、ない→タンスの肥やしを作らないコツ。「安いからいいや」ではなく、安いからこそ、妥協しない。
服を重ねて収納しているならば、吊し収納にチェンジしたり、立てる収納にすることでデザインも数も把握しやすくなります。
また、一度手持ち服を全部外に出すだけでも違います。
断捨離をしている方なら、よくご存知だと思います。
NG2 似たような印象の服ばかり持っている。
服を断捨離して定番化をすればするほど、同じような色ばかり&同じような形ばかりになります(当然ですが)。
だからって、またインパクトの強いものを買ってしまうと、今までの努力が元の木阿弥になってしまいますよね。
トレンド感満載のアイテムは見慣れない、着こなせない、という印象が強くなってしまうでしょう。
大きな面積を占めるアイテムで、トレンド感を出そうとすると、ともすると1年もしないうちに断捨離アイテムになってしまう可能性が大。
「春に着たい服がない」場合は、シーズンのトレンドを1点だけ!加えてみましょう。
買うなら、Tシャツとか、スカーフとか・・・タンスの中でかさばらないものを1点だけ取り入れるだけがベスト。
1点モノのワンピースよりも、着まわしできるアイテムを1点加えてみると手持ちの服が違って見えます。
断捨離しながらも貧乏くさく見えないシンプリストになるには→【失敗しない50歳からのファッション・トレンドの取り入れ方】
似たようなアイテムばかりの人は違うアイテムを買ってみるのもありですし、 買わなくてもよいので、いつもは行かないお店に行って異なるアイテムを見つけるというのもありです。
NG3 手持ちの服に対する思い込みがある。
私自身が感じることでもあるのですが、この服は○○しか合わせては いけない…といった思い込みはありませんか?
その思い込みは正しいでしょうか?
思い込みがある場合は、 それがどんな『思い込み』なのかに気づいてみることが第一歩です。
本当に○○しか合わせちゃいけないのか? ひとつひとつ問い返してみるとよいです。
これ、面倒くさいですけれど、やってみると「春に着たい服がない」から「これ、着てみようかな。合わせてみようかな」に変わると思います。
服はあるのに、「着たい服がない」「いつも同じコーデになってしまう」と思ったら、 ぜひこの3つのNGポイントを確認してみてください。
一番やっかいなのは3番目です。
意外と、この思い込みに左右されている方は多いはずです。
服に対する思い込みって、センスの一つかもしれません。
おしゃれには、自分軸(どういう自分で在りたいか)が必要→【おしゃれのセンスの磨き方~シンプルで上質な暮らしのススメ】私に必要な一生のテーマ
結局は、「着たい服がない」と嘆くより、手持ちの服をひとつひとつ確かめる手間と時間を惜しまない心を持つよりほかないのかもしれません。