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ビジネススーツのつもりが… なぜか入学式ファッションになってしまう!?
鏡の前でこんな感覚にとらわれたことはありませんか?
今日は、ビジネススーツが不釣り合いになった50代の主婦のお仕事の服装について書いていこうと思います。
50代の好印象を与えるビジネスモードの服装とは?
50代になって、子どもが手を離れたのでお仕事を再開したい!と思っている方も多いと思います。
でも、しばらくお仕事を離れていたし、面接では若い子の方が有利な気もするし、働く現場のファッションにも疎くなっています。
かくいう私も数年前は、ワーキングウーマンでした。
でも、離職して数年たつと…
「思いっきり、ビジネススーツが似合わなくなっている!」 というこの事実(笑)。
ちょっとお手伝いに来て、という臨時のバイト。
一応、面接があるからって、スーツを着た時の違和感ったら半端なかったす(^^;;
鏡の前でセットアップした黒スーツを着たら、まるで葬儀場のスタッフのような服に見えてしまいました。
そこで、また違うスーツを着てみたら、今度は入学式か!?というような印象に(−_−;)
その時に同じように面接に来ていた方たちの、パツパツのリクルートスーツ(たぶん、若い時の)を着込んだ女性の姿…も、かなりの違和感。
ここで、間違いなく断言できるのはー
新卒の時のリクルートスーツを、無理矢理に着こんでパンパンになのはやめましょう! ということですね。
50代主婦の生活には、最も遠いアイテムだった→一度も着ていないユニクロのジャケットを断捨離、50代主婦アウターのミニマム化のススメ
仕事の面接でなくとも、少しビジネスモードのイベントにも使えるファッションとは、一体どんなものなのでしょう。
蘭子的、50代主婦の好印象ビジネスファッションへの3つのポイント
私が考えるオバさんが浮かないビジネスモード・ファッションのポイントは以下の3つです。
これはもう年代問わずですが、清潔感・身だしなみ・マインドではないでしょうか。
50代だからと言って無理に若く見せる必要はなく、逆に50代の落ち着き、清潔感、好印象を与えることが重要です。
清潔感
基本的なことですが、健康的に見えるナチュラルメイク。
ナチュラルに!といってもノーメイクはいただけません。
また、不自然なつけまつ毛やボリュームのありすぎるマスカラ、まつげのエクステもあるので、まつげがバサバサしている50代もたくさんいますが(笑)。
バサバサまつげも、濃すぎる口紅も浮いてみえます。
髪の色は、黒か茶色の自然な色、ぼさぼさの(清潔感のない)髪はNGです。
白髪がある場合は、黒や濃い目の茶色など落ち着いた色で染めると、実年齢より若く見え、清潔感もあるのでオススメです。
よくいるのは、ブラッシングしていないんじゃないか?っていう人、寝癖のついたままの髪もNGですよね。
この年代、いつ美容院へ行ったのかわからないくらい、伸びっぱなしの髪の人もいらっしゃいますが(^^;;
前髪は目にかからないようにし、長い髪はまとめるか、整えて清潔感があることは大切です。
爪や手も、最低限のお手入れはした方がよいです。
華美なネイル、伸びた爪は不潔に見えますし、ガサついた手も清潔感がなくなります。
身だしなみ
そうなると、スーツまたはジャケット着用が基本になると思います。
飲食業やアパレル業界などは比較的ラフな格好でもよいようですが、何を着ていくか迷ったら、ジャケット着用にするのが無難です。
ビジネスモードにおいて、身だしなみはファッションではありません。
”オシャレ”や”好み”も取り入れたうえで、きちんとした身だしなみをすることの方が大切です。
マインド
意外と盲点かもしれませんが、主婦って自分ルールで動いていることが多いものです。
社会との接点が少なくなればなるほど、ズレは生じてきますから、世間一般の常識というものを理解しておく必要はありますね。
ビジネスに限らず、遅刻するとかドタキャンするとかはNGです。
はてさて、こんな3つのポイントをベースに、では実際にどんなスーツがいいの?って、ことですよね。
ファッションだけでなく、モノやコトすべてに言える事ですが、まずは明確なイメージを持つことが大切です。
素敵にビジネススーツを着こなしていたふつうのオバさん、R子に学ぶ
私個人の体験ですが、数年前に大掛かりな同窓会の幹事をしました。
クラス数が多い学校なので、各クラスから幹事を2名たて、総勢20名の幹事で動いたのですが。
その中で、女性の幹事たちのファッションって、なかなか考えさせられるものがありました。
同窓会だから華やかにしたい、でも幹事だからちょっとキッチリしたイメージも出したい。
同窓会当日、私がもっとも素敵だな〜と思った幹事R子のファッションをご紹介します。
濃紺のパンツスーツに白いシャツ、黒のパンプスです。
一見、なんでもないパンツスーツですが、濃紺にピンストライプの入った素敵な生地、髪は肩くらいのボブヘアでした。
R子って、ふだんはふっつうの主婦でちょい小太り、いつも打ち合わせもジーンズにカジュアルシャツだったんですが、この日はビシッと決めていて、本当にかっこよかった。
こんな感じでした。
画像は山形屋HPよりお借りしています。
ふつうの主婦なのに、こんなにビジネススーツが似合うなんて!
確か、スーツの前をきちっとしていたので、もう少しフォーマルっぽい雰囲気がでていたと記憶しています。
まさに目からウロコでした。
ちなみに R子ってすごい美人でもなければ、スタイルがいいわけでもありません。
なんども言うようですが、ふっつうの主婦なんです。
ある意味、鉄板スーツがあるということはフォーマル、ビジネス通してすごく強いし、下手にいろいろなモノを持つよりミニマムだと思います。
好印象ビジネスファッションへの7つのステップ
キリッとしていて落ち着きもある、そんな雰囲気を醸し出したい。
具体的に50代主婦が素敵にビジネスモードのスーツを着こなすには、どんなところに気をつければいいのでしょうか?
7つのステップをお話しいたしますね。
一般的なお仕事モードの場合、服装で個性を出す必要はないと思います。
でも、デザイナーやアパレル関係といった服装やセンスが関わるような仕事をされている場合は、服装や髪型が多分に関係しますよね。
自分の目指すイメージと服装との関係を考慮し、必要な場合は自分らしさをアピールできる服装を選ぶことも必要です。
でも、どのような場合でも「身だしなみ」を整え「清潔感」を出すことは重要です。
私が考えるオバさんが浮かない、好印象ビジネススーツのために必要なステップ。
1. サイズが合っているかどうかチェック
スーツは、上下揃った2ピースのスーツであればベストです。
スーツでない場合は、必ずビジネスっぽいのジャケットを着用します。
久しぶりにスーツを着る場合は、サイズが合っているか事前にチェックが必要です。
ここを忘れて、当日いきなり着ると、たいていパツパツスーツになります。
スカートの場合、椅子に座ったときに短くなりすぎないようにスカートの丈は膝が隠れる程度の長さにします。
ふわふわプリーツスカートなどは、印象がよいようで実はマイナスポイント。
ファッション面に囚われすぎて大事な事(仕事)を忘れると失敗します。
パンツの場合は、丈が長すぎるとだらしない印象になりますので、靴の高さと合わせてチェックをしてみてください。
服装というものはファッション性を無視して良いものではありませんが、最も気にすべき事は、その服装が相手に与える印象です。
(ビジネス的に)与えたい印象が表現されているかどうかです。
2. スーツの色と、上着の襟のあるなし
色も、黒、紺、グレーなど、オフィスカジュアルくらいの色合いがおすすめです。
黒はキリッとした雰囲気になるので キリっと感が足りない人にはお勧めですが、お葬式っぽくなりやすいので一工夫が必要です。
老け込んだイメージは天敵なので、グレーや、カーキ、ベージュを選んで明るいイメージの演出をする事は有効です。
画像は山形屋HPより
明るい色は、もう全く第一印象違いますから。
また、ジャケットの襟についてですが、ノーカラーでビジネスモードを醸し出せるって、どこかの敏腕女社長くらいじゃないでしょうか。
ふつうの主婦がノーカラーを着ると、大抵は入学式/卒業式ファッションにしか見えませんからご注意を!
3. フェミニン&カジュアルすぎないインナー
スーツがかっちりしていても、インナーの印象は大きいです。
たいていがカジュアル過ぎるとか、フリルがたくさんついているなど、すっきりしたデザインのものがベストです。
インナーは、清潔感を与えられる白いブラウス、薄手のセーターくらいにします。
シャツなどの襟元や袖口は汚れやすく、汚れが目立つため、前日には必ずチェックしておくことも必要です。
4. 清潔感があるストッキング
ストッキングは無地のベージュが基本です。
柄やラメが入っているものや色物は避けます。
寒い時期でもタイツは我慢です。
破れていたり伝線している場合があるので、ストッキング全体のチェックは忘れずに!
5. プレーンな靴
オープントゥやヒールが高すぎる靴、ローファー、サンダル。
靴が主張しすぎたり、カジュアルすぎたりするのは、NGですよね。
ヒールの高さは3~5cmで太めのものを選び、ヒールがすり減っていないかもチェックです。
歩いた時にカツカツ音が響かないように。
目立たず、でもしっかり手入れされた靴を履いているのがベスト。
断捨離していても、一番プレーンなパンプスだけは手元に残しておいてください。
6. カバン
持ち物は注意が必要ですよね。
特に断捨離していくと、ビジネスモードのバッグは使わないからといって、持っていないこともあります。
欲をいえば、A4サイズの書類が余裕で入り、必要なものが直ぐに取り出せる機能的なカバンがよいですが、その限りではありません。
ありがちなのが、スーツなのにリュックやトートバックというパターン、これは避けましょう。
クタッとしてしまう素材や形より、自立する素材のバッグが便利です。
もう一つのNGは、一目でブランドがわかるようなカバン。
断捨離する時も、冠婚葬祭やこんなビジネスシーンは想定しておいた方がよいですね。
7. アクセサリー
基本的に時計と結婚指輪以外は身につけないようにしましょう。
ブレスレット・イヤリング・ピアスなどは必要ありません。
カバンや携帯電話にストラップなどをジャラジャラつけている場合も、外しておく方がよいです。
オバさんの好印象ファッションまとめ、重要なのは「マインド」
スーツの色は、紺かグレーが無難 ベージュは使い方によっては効果的で、 R子のようにすっごく素敵で印象がよい場合があります。
でも、服に負けちゃって似合っていない人もたくさんいるのも確かです。
このイメージの差って、結局はセルフイメージです。
「私なんかが、こんなスーツを持っていても…」と思うか、「こんなスーツを着こなしたい(着こなしている素敵な私)」をイメージできるかの違い。
50代になると、人によって見た目年齢の差が決定的になってきます。
50歳でも、若くてかわいい人もいれば、そろそろおばあちゃんですか?という方もいます。
人は老いるものであり、老いに良いも悪いもありませんが、老けた外見は、確実に不利な印象になります。
友達や知り合いって、会った時に「すてき〜、とか似合ってる」とかいうけれど、みんな本音は言わないんですよ。
表向きは良い顔しておいて、でも心の中でってパターン 。
外見は大事なのです。
だから、自分にはシビアになりましょうね。
どんなふうに見られたい? ありたい自分は?
具体的イメージを持ちましょう。
その視点から、 雑誌を見たり、ショーウィンドウを眺めたりすると、 今までと違うジャケットが目に入るようになるかもしれませんよ。