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- 断捨離のススメ - ダンシャッたモノ
早いもので1月も半分が過ぎました。
今年も断捨離をがんばりたい蘭子ですが、昨年よりあいかわらず、手元から捨てあぐねている服がありました。
今日は、そのブランド服を捨てあぐねた末、どうやって処分したかについてお話いたします。
イッセイミヤケといえば、世界的に有名なファッションデザイナー。
なかなか捨てられないというのは、プリーツプリーズ(PLEATS PLEASE)の一連の服のことです。
PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE(プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ)とは?
イッセイミヤケをご存知ない方に、簡単に略歴をご紹介します。
イッセイミヤケ(三宅一生)は1938年生まれ。多摩美術大学図案科を卒業。
その後、フランス、パリに渡り、シャンブル・サンディカル・ド・ラ・クチュール・パリジェンヌに入学。
その後、ギ ラロッシュ、ジバンシィのメゾンに入る。
68年、パリ5月革命に遭遇したことが大きな契機となり、一般の人々のための服づくりを志します。
69年、ニューヨークへ渡り、ジェフリー ビーンのもとへ。
東京に戻り、70年に「三宅デザイン事務所」を設立。
服づくりは、創業当初から現在に至るまで「一枚の布」という考え方に貫かれていますが、この考えのもと、一本の糸から、オリジナルで素材を開発しながら、身体と、それをおおう布、その間に生まれる「ゆとり」や「間(ま)」の関係を追求。
80年代、身体のフォルムと動きの研究を続け、88年よりプリーツへの取り組みをスタートし、1989年に発表した“プリーツ”がシーズンごとに発展していく。
93年、「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE(プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ)」をスタート。
このブランドでは裁断・縫製後にプリーツをかける「製品プリーツ」手法を用い、機能・汎用性・美しさをかね揃えた服を展開。
これは、「暮らしの中で生きてこそ、デザインの存在価値がある」という三宅一生の考えを実現させたもの。
プリーツという伝統的な加工素材を、技術開発により軽く、着やすく、扱いやすい機能的な現代の製品へと進化させてファッションブランドとして確立されました。
現在、世界中の女性に愛され、これまで約400万枚が愛用されている服というわけです。
私が、このシリーズを買い集め出したのは、95年あたりからかと思います。
はじめは、デザイナーズブランドの高額な服という認識でしたが、プリーツという特性上、たたんでもシワにならず、小さくできる。
意外と軽い。
生地によって春夏、秋冬のシーズンに対応できる。
パターンがいろいろあって、組み合わせれば、いくつものセットアップができる。
プリーツなので、多少の体型の変化にも対応・・・とビジネス旅行の多いワーキングウーマンにもぴったりな服ということがわかり、シーズンごとに買っていました。
特に、妊娠した時は、通勤服としてマタニティっぽくならず、大人なマタニティとしてきちんと感が出るので大変重宝しました。
その後、家族で旅行する時も、着まわしが効くので、いつも愛用していました。
もちろん、かなりの頻度で着倒していますから、すでに元はとれている代物・・・。
製法、品質がよいので、型崩れ、着崩れしません。
なので、未だに熱烈なファンがいて、価格破壊もされず、高価格で販売されています。
でも今、着ないのは「今の自分のテイストじゃない」から
では、なぜ今、着ないのか?と、考えてみると→「もったいない」でとっておいた服が復活する可能性はあるのか?
捨てられないのは、
・まだ着られそう(特に傷んでいない)
・高かった(元が取れていない気がする)
・いつか着られるかも!(もったいない…)
でも着ないのは、
・なんとなくサイズが合わなくなっている
・どこか古くさい
・手持ち服と合わせづらい
・実は今の自分のテイストじゃない・・・からなのです。
このシリーズ、昨年から段階的に手放しているのですが、まだタンスの隅に残っています。
再度袖を通すたびに、やっぱり、なんかオバさんくさい。
フリマでも売れない中途半端なブランド服の処分
まずは、スマホでできるフリマに出してみました。
一昔前ですとヤフーオークションですが、今はスマホの時代。
ヤフオクは出品の際、デジカメ撮影、出品情報の記入、入札、落札、お金のやり取りなど、ものすごく手間がかかったのですが、最近のスマホアプリのフリマであれば、写メ感覚ですぐに出品ができます。
お金のやり取りも、アプリを通してなので、お互いの情報をやり取りすることもありません。
というわけで、載せてみたんですが、半年たってもお取引の反応なし・・・(−_−;)。
第二段階、古着の買取に出してみました。
ところが、プリーツプリーズというブランド、哀しいことに服の買取専門店ですと、ブランドとして扱われないんです。
ブランドとして認知されるのは、エルメス、シャネル、グッチなどの外国ブランド。
特に国産の服はブランドとしては難しいのですね。
いろいろと探して、やっと買い取ってくれそうなのは買取専門店「フクウロ」でした。
イッセイミヤケ、プリーツプリーズ、衝撃の買取価格!
やっと見つけた「フクウロ」に、早速送ってみました。
サイトの情報ですと、プリーツプリーズなら1枚7000円くらいでお取引されているとのこと。
今回送ったのがこちら。
カットソーとパンツ、スカートなど6点です。
さて、戻ってきたお返事↓
プリーツプリーズ 半袖プリーツカットソー総柄紺 700
プリーツプリーズ 長袖プリーツカットソー紫 1000
プリーツプリーズ プリーツパンツ紫 500
プリーツプリーズ プリーツスカート総柄紺 500
プリーツプリーズ プリーツパンツ紫 500
プリーツプリーズ プリーツパンツ青 500
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合計金額=3,700円 ←チ~〜〜ン!
6点で3700円とは!!!!
1枚600円って、ことですか?
このブランド、今だって正規品は1点2〜3万以上はするんですよ!
まぁね・・・・、こんなもんでしょ〜(T . T)
でも衝撃的なお値段すぎますよね。
哀しい・・・そのままお買取りいただくこともできるのですが、作戦変更。
手元に戻してもらうことにしました。
元値が高かったことと気に入っていたためにふんぎりつかずなのですが。
あらためて考えてみると、服も気持ちと一緒で、頭のどこかの片隅に、今の気分でないものをいつまでも残しておくよりも、本当はスペースを空けた方がよいことは確かなのです。
やっと気がつきました。
使っていないもの、愛していないものは手放す→私が断捨離すべき4つのガラクタとは?
みなさんのタンスの中に、中途半端なブランド物はありませんか?
昔、よく着ていたものでも、今の気分ではないもの・・・、思い切って手放すとスペースが空いて、新しい物が入ってくるとおもいますよ。
作戦変更して再度チャレンジです。