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- 50代からのシンプルライフ - ファッション
「シンプル・イズ・ベスト」 という思考は、暮らしという点では有効なのですが、50代が陥るイタい勘違いとして、ことファッションに関してはシンプルにしたが故に直面する問題があります。
その問題とは、「シンプルすぎると老ける」ということ。
若い頃のファッション、例えば、白いTシャツにジーンズは、シンプルにすればするほど、若さと素材(本人)が際立って素敵だった…なのに、私たち世代、50代がこのコーデにすると、本当の歳よりも老けてみえる、そんな風に感じたことはありませんか?
今回は、「シンプルすぎても老けない」着こなしの3つのポイントについて書きます。
「ワンランクもツーランクも上品で素敵に見える」のがあたりまえのお高い服
50代向けの雑誌「eclat」
「シンプルすぎると老ける」は本当だった!私たちにふさわしい‟新フェミニン服”五選
とはいえ急に飾り立て、主張するアイテムをやみくもに選ぶのも、少し違う。無理なく取り入れられるのに、ワンランクもツーランクも上品で素敵に見える……。
いきすぎず、今らしく魅力的に。そのための具体的なアイテム選びや着こなしについて徹底研究!
白×黒、ブラウス+スカートにフェミニンとモードをひとさじボリューミーな袖と黒いパイピングが印象的なブラウスは、白シャツのキリッとした表情をもつプルオーバー。
オーバーサイズには、女性を華奢に見せる効果が。甘さを抑えたラッフルスカートを合わせて、なじみのあるアイテムを少しモダンに、ほどよく女らしく着こなすことが今年らしさにもつながる。
ここはあえてノーアクセサリーで潔く、服のもつパワーにゆだねたい。ブラウス¥51,000・スカート¥110,000/ザ シークレットクロゼット六本木(CYCLAS)
出典:https://eclat.hpplus.jp/article/5932
というわけで、記事に紹介されていたのが、フェミニンなコーデ。
記事には素敵なコーデが5つ紹介されていましたが、どれも5〜15万円ほどの服。
え〜〜っと、もしもし?
どなた向けの記事かは知りませんが、15万もするワンピースをホイッと買うって、どのレベルの主婦なのでしょうか。
確かに、このランクの服だったら、ワンランクもツーランクも上品で素敵に見えるでしょうよ!っと、ユニクロ好きな蘭子は思わず毒づいてしまいましたわ。
たしかに50代の服は、「シンプルすぎると老ける」
しかし、考えてみると、「シンプルすぎると老けてみえる」のは、たしかなのです。
シンプルライフ、ミニマリストのワードローブを時々垣間見ると、みなさん、白/黒/グレーがベーシック。
たまに北欧デザイン的なファッションがちらりとしますが、ほぼモノトーン。
そして、私も白Tシャツを断然オススメしている→無印&ユニクロの◯◯で【50代、着まわしの幅を広げておしゃれ度をあげる。】
たま〜に、ユニクロを使って、セレブXミニマリスト的なコーデも見かけます。
この場合、小物の使い方がとても上手!と、お見受けいたします。
しかし、そういう方のコーデは見ることができてもお顔を含めた全体像がわからず…、いやきっと、素敵な方々だと想像しておりますが。
でも、究極のシンプルコーデ、このユニクロ白Tシャツとジーンズで「ワンランクもツーランクも上品で素敵に見える」なんて、大地真央くらいじゃないかい?と思ってしまいます。
↑大地真央様(現在60歳!)
画像元:https://www.daily.co.jp/gossip/2016/10/19/0009593817.shtml
すみません(−_−;)、探してみたら真央様ってシンプルな服の画像がほぼ皆無でした。
真央様が、シンプルな黒Tでもランクアップして見えるのは、もちろん「女王様だから」なのではなくて、たゆまぬ美への努力をされているからなのです。
さて、先日も書きましたが、特に白いTシャツを敬遠する50代は多い。
ですが、実際に無地Tシャツをみなさんが着ない理由もちょっとわかるのです。
それは、「シンプルすぎて老けてみえる」からなのですよね。
多くが、このシンプルなTシャツとジーンズやパンツ姿ですと、それこそ運動会に参加するママとか、せいぜい家着にしか見えなかったりするのも確か。
白Tに限らず無地のなんでもないTシャツを避けて、柄物を着てしまう心理とは、「なんとかワンランクアップ素敵にしようとしたけど、うまくできなかったから、もう一発で決まる服にしたわ…」という手抜きのことなんです。
だいたい、女って中年になると手抜きをしますから、着る物もコーデをあれこれ考えるのは面倒くさくて、一発で決まる服を選んでしまうわけですよ。
そのために、着まわしができない→シーズンごとに違う服を買う→コーデできない→服はあるのに「着たい服」がないと悩む。という負のスパイラルに陥るわけです。
要するに、一番最初に、おしゃれの手抜きをするからなのです。
普通の人は、一手間をかけるということがセンスを磨く第一歩→【おしゃれのセンスの磨き方~シンプルで上質な暮らしのススメ】私に必要な一生のテーマ
本題に戻ります。
では、どうしたらワンランクもツーランクも上品で素敵に見える「シンプルすぎても老けない」コーデになるのでしょう?
答え
* 15万の素敵な服を買うΣ(・□・;) に手を挙げた人〜退場です。
「シンプルすぎても老けない」着こなしとは?
こちら「Jazz」というファッション通販サイトからの着こなし例です。
素敵なモデルさんでしょう?
この方、大山 真沙子(Masako Oyama)さんといって、Jazz代表/ファッションディレクターです。
60代になってから起業し、ブランドを立ち上げた方です。
画像元:http://jazz-mo.com/t-shirts
この着こなし、ただの白いTシャツですが、とても素敵ですよね。
先日、ご紹介したユニクロのスーピマコットンTシャツとの違いで、Tシャツの襟ぐりが少し大きめなのにお気づきでしょうか。
この形が大山さんのお顔立ちと、マッチしているのがよくわかると思います。
なんでもない白Tでも、家着っぽく見えないし老けていないですよね。
「シンプルすぎると老ける」ファッションの3つの対応策
では、「シンプルすぎると老ける」の対応策、3つを説明します。
チェックポイント1 骨格診断から似合うタイプの服を選ぶ
どんな服も、顔や身体の骨格から似合うタイプ(形、素材)が違います。
実は、私はこのユニクロで発売中のスーピマコットンTシャツのクルーネックの襟が似合わなくて、ボートネックのTシャツを買いました。
このクルーネック、顎の形、肩幅と喧嘩してなんだか肌着っぽく見えてしまうんです。
なので、手持ちのTシャツも襟ぐりがクルーネックではなくUネックかVネックばかりです。
服を厳選するために、ミニマリストならやっておきたい骨格診断→長年気倒しているユニクロのトレンチコート、手放さなかった理由は骨格診断にあった!
もちろん、ユニクロでも白Tで襟ぐりの形のバリエーションがありますから、みなさんもいろいろと鏡の前で試された方がよいと思います。
チェックポイント2 上質な素材を選ぶ
シンプルな形でも、素材がよいものであると「老け度」はだいぶ緩和されます。
同じコットンでも、海島綿やスーピマコットンを使ったシャツやニットは、肌触りも違いますし、見た目も絶対違います。
ユニクロで発売中〜スーピマコットンTシャツの艶
この品質で、この価格は買い!→【ユニクロのスーピマコットンTシャツで、50代おしゃれミニマリストの着まわし術】
特に、50代に欲しいのは艶感です。
「艶感」は着ているモノだけでなく、肌も、です。
私たち世代は、顔にやたらファンデーションをつけてシミやらシワを隠そうとしますが、これが逆効果なのです。
白浮きしたファンデは、水っけのない肌とシワを目立たせてしまいます。
着ているモノも、艶があると肌も明るく見えるのです。
年をとったら、十分な水分を摂ることが先決→【水を飲む効用】きれいな50代になるために必要なこと
チェックポイント3 小物でトレンド感、リッチ感を出す
先ほどの大山さんの画像をご覧になるとわかると思いますが、ただの白Tなのに、おおぶりなネックレスをつけてらっしゃいますよね。
そして、腕にはやはり大振りの腕時計。
こんな感じで、ちょっとインパクトのあるアクセサリーをつける。
私の手持ちなら、こちら
ヤシの実の大振りのお花のネックレス〜なんと500円。
度重なる断捨離にも負けず、勝ち残っています(笑)。
トレンドを意識しつつ、顔映りのよい色の小物を顔周りに持ってくると、シンプルなコーデでも老け感はなくなります。
2017年春夏のカラーはこちら
こちらのストールは麻素材です。
GUでもこんな大判が
ストールB
¥790 +消費税
本体(タッセル部分含まず):180×70cm
ストールは春から夏にかけて1枚持っていると、冷房の強い所に行っても心強い味方、そして老け感もマイナス。
スカーフだったら、艶あり素材を。
こちらは、愛用のエルメスのキャレ(大判スカーフ)。
ユニクロで選ぶならこちら
シルキープリーツスカーフ(リーフ)
¥590 +消費税
シルクのような美しい光沢感となめらかさ!美しい色柄のリーフ柄スカーフ。
トレンドに合わせて、サイズはやや小さめ。
美しい光沢感が際立つので、巻いたり結んだりして使うのがおすすめ。
きれいなカラーリングが楽しめるリーフ柄です。
「シンプルすぎても老けない」3つのチェックポイントは、いかがだったでしょうか。
「そんなの、もう、やっとるわい!」というあなた。
パーソナルカラーや骨格診断をとりいれて、もう一度チェックすると、きっと顔映りの違いがわかると思います。
悩まないベーシックコーデも、ちょっと一手間をかけて、老けない枯れない50代をぜひ演出してみてくださいね。