断捨離は一度きりだと思っていました。
 
断捨離は、一度やれば終わるもの。
かつての私は、そう信じていました。
 
クローゼットを空にし、食器棚を整理し、本棚を軽くして、達成感に包まれたあの日。
けれど2026年の年明け、ふと部屋を見渡して気づいたのです。
 
 
――あらっ、また増えている。しかも、悪気もなく。
 
 
モノは、油断すると増える。
人生と同じで、静かに、確実に。
 
今回のテーマは「再断捨離」


 

なぜ「再」断捨離?

 
なぜ「再」断捨離なのか?
 
理由は単純です。
一度目の断捨離は勢い、二度目は思想だから。
 
 
60代に入り、時間の使い方が変わりました。
若い頃のように「いつか使う」「そのうち着る」は、もはや通用しません。
 
“いつか”は、だいたい来ない。
99%来ないと思ってもいい(笑。
そして来たとしても、その頃には気分が変わっている。
 
再断捨離は、生活を軽くする作業であり、
同時に「今の自分に合わない価値観」をそっと降ろす行為でもあります。

再断捨離で手放したもの、残したもの

 
今回、真っ先に手をつけたのは「もったいない」の箱。
高かった服、頂き物の器、読みかけの本。
どれも悪くない。けれど、今の私を高めてはくれない。
 
反対に、残したものは意外と少数精鋭。
肌触りの良いニット、毎朝使うマグカップ、
何度読んでも線を引きたくなる一冊。
 
 
再断捨離で大切なのは量ではなく解像度。
自分の暮らしを、より鮮明に見ることです。
 

断捨離は「捨てる」より「選ぶ」行為

 
ここで気づいたのは、
断捨離は決してストイックな修行ではないということ。
 
 
選び直す。
 
今の自分にふさわしいか、これからの時間に必要か。
問いはシンプルですが、答えは正直でなければ意味がありません。
 
 
再断捨離を進めるうちに、
部屋だけでなく、思考も静かになっていきました。
 
余計な予定、惰性の付き合い、無理な期待。
モノを減らすと、人生のノイズも減るのです。
 

再断捨離は、未来への投資

 
2026年は、軽やかに生きたい。
そのための準備が、再断捨離でした。
 
シンプルライフは流行ではなく、
年齢を重ねたからこそ似合う「暮らしの戦略」だと思います。
 
 
手放すことでしか、入ってこないものがあるのです。
 
時間、余白、そして静かな自信。