本日は「イースター」(復活祭)です。

日本人には馴染みのうすいイースターですが、キリスト教の世界では大切な記念日となっています。

 

私の夫も、なんちゃら正教なので、昨夜は東京まで出かけて教会のミサに出ておりました。

この正教上の決まりで2ヶ月ほど肉なし、卵なし、乳製品なしの生活でしたが、今日から解禁です。

 

今日は、この「イースター」、そして「復活」について想ったことを書きます。

 

イースターの由来

 

イースターとは、キリスト教祖であるイエス・キリストが、弟子の一人に裏切られ、十字架にかけられて処刑された後に復活したことが起源です。

「キリストは死後、復活する」という預言者による予言通り、3日目に復活したことで予言を現実のものとしたのです。

それが、イエス・キリストが「普通の人間ではなく神の子の証明」だとして今のキリスト教信仰の元になっています。

 

つまり、キリストが、生涯起こした数々の奇跡の中で最大のものがこの復活なわけです。

そのためキリスト教では、キリストが復活した日を最も重要な祭日として扱っているのです。

 

キリストの復活とともに、冬から春へと変わる季節をお祝いする祭日

 

キリスト教は、各地に広まる過程で、その土地に伝わる風習などを取り込んでいったところもあります。

 

たとえば、イースターの名称も、実は他の地域の伝承を取り込んだ名残りです。

 

アングロサクソン(今のデンマークやドイツ周辺)に伝わる、春の女神の名前「エオストレ」がその由来です。

 

本格的な「春」をお祝いするお祭りを象徴する女神と、キリストの復活祭が融合し、現在に伝わる「イースター」となったのです。

 

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イースターの象徴であるうさぎと卵

 

最近では、日本でもこの「イースター」を取り⼊入れ、楽しむようになって来ました。

雑貨店で、カラフルに彩られた卵やうさぎが飾られているのを、見たことはありませんか?

あれはイースターに用いる道具です。

イースターにおいてうさぎは、沢山子供を生むことから、豊かな生命の象徴とされています。

また、イースターエッグを生んだのはうさぎである、という伝承もあります。

そのためイースターエッグと共に、うさぎをかたどったチョコレートなども飾られます。

 

また、キリスト教において卵は、生命の誕生を意味するもので、重要なものだと教られています。

ごちそうと共に、卵を使った料理や、ゆで卵が振舞われるのもイースターならでは。

 

キリスト教では、ごちそうを食べたり卵を使って遊ぶ日

 

キリスト教徒の家では、イースターの日にクリスマスと同じように、家族でごちそうを食べてお祝いします。

 

イースターエッグといえば、カラフルなものを想像されると思いますが、ミサに使うものは、玉ねぎの皮を煮出した汁で茶色く色付けた卵です。

この卵は、ミサに使った後、家族で分け合って食べます。

 

卵を使った遊びを行うのも、イースターの特徴です。

 

例えば、

・家や庭に隠した卵を探し当てる、「エッグハント」。

・アメリカのホワイトハウスでは、スプーンに乗せた卵を割らずに、誰が一番早く運べるかを競う「エッグレース」楽しむという行事もあるそうです。

 

これらは全て、綺麗に色付けされた「イースターエッグ」が使われています。

飾られたうさぎや卵は、お祝いで集まった家族や友人でプレゼントとして交換します。

飾られている卵も、チョコレートで出来た卵であることが多く子供たちに人気です。

 

卵型のチョコレートは、中にちょっとしたプレゼントを入れて渡したり。

指輪をいれて恋人にプロポーズ〜なんてこともあるそうですよ。

 

イースターはクリスマスと違い、毎年日付がかわる

 

イースターは、「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」と定められています。

このため、イースターはその年によって、最大1ヶ月ほどのずれが⽣生まれます。

 

なので、2017年のイースターは、4月16日(日)なのです。

ちなみに、2016年のイースターは3月27日でしたので、先回より半月ほど日付が違っています。

 

また、カトリックやプロテスタントなどの「西方教会」と、ギリシャ正教などの「東⽅教会」では、算出方法は同じですが、基準となる暦が別のものになるので、日程が異なることがあります。

 

今年、2017年は、グレゴリオ暦とユリウス暦のイースターの日が同じ日でした。

次にグレゴリオ暦とユリウス暦のイースターが同じ日になるのは2025年なので、かなり先になります。

 

春をお祝いするイースター

 

イースターは、イベントとしても知名度が上がってきていて、少しずつ日本でも定着しつつあります。

大手デパートやスーパーを抱える有名企業が、ハロウイーンのように今まで日本にはなかったこの「イースター」という行事にちなんであらたな商戦を仕掛けようとしているようにもみえます。

 

クリスマス、バレンタインデー、ハロウイーンと同列に商機になるのかな?と、思ってみています。

 

でも、本来はキリスト教の祭日。

イースターのお祝いに参加する場合も、祭りの意味を知って春が来たことをみんなで楽しくお祝いする方がよいですよね。

 

3月下旬〜~4月にかけては、場所によっては桜も見頃。
日本の春の象徴である桜とともに、イースターのお祭りも兼ねて春を楽しみたいと思います。

 

春、新しいいのち、復活

 

こんなテーマのストーリーには、上がってきた気温もあいまって心温まる空気感を感じます。

生きかえる

生まれ変わる

 

そんなことばには、胸の痛む想いをされる方も日本では多いので、笑顔ばかりにはなれないかもしれませんが。

 

しかし、「復活」という言葉にちなみ、一時はやっていたのに最近離れてしまっていた、最期まで取り組めていなかったことを復活させる日にしてはいかがかと思います。

 

断捨離をしていて「野望グッズ」を捨てる時、そのまま捨てるのか、いやまた「やってみよう」と、取り組み直すことも必要。

そんな風に感じています。

 

私の中では「隙間時間の外国語学習」が復活しています。