ミニマリストを目指すということは、ある意味、生活の無駄をそぎ落とすということ。

 

ところが、毎日、モノを断捨離したり、電気代、水道代、食費、交通費などなどをあれこれミニマムにしたいと節約ばかりしていると、自分のおしゃれに関しても、なんとなく節約することばかり気にするようになってしまいます。

 

そうすると、本来楽しむべきことである「おしゃれ」が浪費に思えたり、節約するあまり貧相なファッションになってしまって、ちっとも楽しくなくなってしまいませんか?

 

今回は、節約しながらできる【おしゃれ経済学、5つのテクニック】についてお話します。

 

オシャレに見える50代がしている節約テクニック

 

私の知人にパーソナルファッションコーディネーターやカラーアナリストなる仕事をしている人たちがいます。

Facebookでも、いつもおしゃれなコーデを毎日アップしているおしゃれ達人たち。

 

しかも50代、みんなバブル期をかいくぐっている世代ですから、さぞや、洋服持ちでワードローブがいっぱいだし、買い物がすごいんだろうな〜と思いきや、聞いてみると、本当におしゃれな人って、むやみやたらに散財しているわけではないようです。

 

おしゃれすることを第一に考えて、実はいろんなことを工夫している人ばかり。

そのおしゃれ達人に聞いた「おしゃれ経済学」の中で興味深いのが、節約しながらできる5つのテクニックです。

 

まとめると
・ファストファッションや、定価の安い服だけでコーディネートしない。
・バックや帽子など、小物も上手に買う。
・来年着る商品を、先取りして買う。

・似合わないと決め付けないで、着てみて自分に似合うコーデを考える。

・個別で購入する物は、シンプルな物を。

 

ひとつずつ、ご説明しますね。

 

ファストファッションや、定価の安い服だけでコーディネートしない。

 

ハピプラ(ハッピープライス)、プチプラ(プチプライス)、プリプラ(プリティプライス)、 ヤスカワ(安くてかわいい)、バリュー服といった言葉でくくられるファストファッションは安いので、いろいろと買い揃えても、1シーズン気倒せば、それなりに元はとれます。

 

ですが、このプチプラだけで全身揃えるとイタい感じになります。

 

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そういった時に、50代ならではのコーデ方法として、「ヴィンテージという名の古着を活用する」という手があります。

 

古着は安くておしゃれなものがいっぱい。

「ヴィンテージ」って言いかえるだけで、 ぐっとイイものに見えるから不思議です。

 

古ければ何でもヴィンテージと言うわけではなく、「アンティークは100年前、 ヴィンテージは大量生産される前の...」と大まかな括りがあるのですが、 「ヴィンテージと言ったもの勝ち」なところもありますからね。 良い点を突いていると思います。

 

私がオススメするのは、中途半端な古着屋(リサイクルショップ)を活用するくらいなら、親の持っていた1点もののブランド品を着こなすこと。

 

その方が、ヴィンテージ感が出ておしゃれだと思います。

 

古着屋(リサイクルショップ)にも利点はあります。
リサイクルショップって、「使用感がかなりあるものばかりでしょう?」とか「人の着たものは嫌」という先入観を捨てて見てみると、ほとんど新品のものを掘り出したり、思わぬ自分好みのものまでいろいろとあるものです。

 

ブランド物のスカートが1点で数百円からありますので、人が着用したものだというのが気にならない方なら、かなり活用できると思います。

 

また、断捨離疲れをしている時とかは、ショッピングモールに行ってしまうと、新しいものばかりに目がいって大散財しがちですが、小さなリサイクルショップで、古着をあれやこれや見ているうちに、「また、こうやって古着屋に持って行くものを増やすこともないか」と自分を戒めることも多々できたりします。

 

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バックや帽子など、小物も上手に買う。

 

以前も書きましたが、帽子やバッグでおしゃれ度って、ずいぶん違ってくると思います。

先ほどのパーソナルファッションコーディネーターの知人もいつも帽子を愛用しています。

 

敬遠しないで慣れるが勝ち→オシャレな50代女性にみる帽子コーデのテクニック

 

こういった帽子やバッグも、通常のお店ではなく古着屋さんの方が、おしゃれなものが多かったりします。

小物こそ、値段と仕様を吟味して購入してみるとよいと思います。

 

来年着る商品を先取りして買う。

 

50代が、芸能人や若い子のように流行のものをすぐに取り入れるというのは、なかなかできることではないでしょう。

でも流行とまではいかずとも流れに乗る必要はあります。

あまりにも、トレンド感がないと老化を促進します(笑)。

 

とはいえ、先ほどのファストファッションを買ってばかりでは、節約にもなりません。

 

そこで、節約視点で服を買うとしたら、どの時期に動くべきかといいますと、季節の終わりのセールをうまく利用するということ。

 

今の時期から2月は秋・冬物のセールがどこのお店でも実施されています。

この時期は、梅春ものといって、春に向かいますので、重いコートなどの冬物がどんどん値下げされる時期です。

 

皮のジャケットや、コートなど金額が高い物ほど、こうした時に探してみると、お買い得商品にめぐり会える可能性もアップし、オシャレ度も上がります。
こういう時期に安くなっているのは、その先使える期間が短いため。

そこで、節約をするためにオススメなのが「来年着る服を買うこと」。

 

次の秋になったら着られる長袖や冬物が出ている場合は、かなり安くなっていることが多いので、その中でシンプルで、品物の良い、定価の高い割安な物を買うのがコツです。

 

これは節約の上級テクニックです。

というのは、自分の好みがコロコロ変わってしまう方は、来年の自分の好みが分からないために、こういったことができません。

 

しかも、流行遅れにならずに、適度に流れにのっている必要もあるからです。
流れにのりつつ、自分の好みや似合うものがどういった方向性かを定めることで「来年着る商品を買う」ことができるようになると、おしゃれにかける費用を圧倒的に節約することができるのです。

 

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似合わないと決め付けないで、着てみて自分に似合うコーデを考える。

 

自分の似合うものの方向性を探るという点で試したいのが、脳内で勝手に「自分に似合うものはこうだ!」と決めつめないで、いろいろと試してみることも大切です。

 

特に50代ともなると、もう決めつけて、何も試さない人は多い。
逆に、似合うはずだと思って、実際に着てみたらイメージと違う、サイズが合わないなど、洋服買いでよくある失敗です。

 

試着して「自分には合わない。」と感じたら、ハッキリと店員さんに断る勇気を持ちましょう。
「断ったら気を悪くするかも。」と店員さんに遠慮することはありません。
どんどん試着して自分に合った洋服をじっくり選んで、洋服代の無駄を徹底的に省きましょう。

 

個別で購入する物は、シンプルな物を。

 

新しいアイテムを買い足すときは、手持ちの洋服と組み合わせて、最低でも3パターンは着まわせる洋服を選びましょう。
3パターン以上の組み合わせが頭にパッと浮かばない場合は、買ってもあまり着る機会がないものかもしれません。

せっかく気に入っても登場回数が少ない洋服は節約に繋がりませんので、慎重に購入する必要があります。

 

今現在持っている洋服の中でコーディネートが完成しない・・・ そういう人は組み合わせ不可能な洋服ばかり買い揃えているからです。
買い物上手、着まわし上手なミニマリストからの意見→元祖ミニマリストS子と話す【他人に振り回されずにシンプルに生きるコツ】

 

「素敵な柄」「流行のもの」「雑誌にのっていた」など、一目惚れして購入しがちですが、どうせ購入するのなら、組み合わせ可能な洋服を買い揃えましょう。

 

コーディネートしやすいカラーは、白、黒、茶、灰色、ベージュ、紺色などの無難なカラーです。

これらのカラーはコーディネートも難しくありませんし、使い方を選びません。

 

いかがでしたか?

おしゃれ達人に聞いた節約しながらできる【おしゃれ経済学、5つのテクニック】

少しでも、みなさんの参考になればうれしいです。