50代にもなると、安かろう悪かろうのファッションを身につけていると、必然的に暮らしの質も下がるというもの。

今日は、かなり丸くなった身体でも、すっきり着こなせる蘭子オススメのニットの選び方をご紹介したいと思います。

 

今年の秋冬衣料は、早々に断捨離を開始し、かなりの衣料を減らして、ぐっと厳選してキープ衣料の質を上げたつもり。

ポイントは、その服を着ることで、「豊かな気持ちになれるか、どうか?」という基準。

 

豊かな気持ちというのは、量ではなく質にこだわるということ。

 

形よりも素材や肌触りにこだわる、着心地や顔なじみのよい色だろうか?などは、50代の女性がファッションを選ぶ際の大きな基準ではないでしょうか。

 

プチプラ、ファストファッションのニットは、若い人のもの?

 

私たちが、学生の頃、アルバイトをしたりして買っていたプチプラのもの、それは本当に安かろう、悪かろうといった品質のものでした。

ですが、UNIQLOの出現以来、品質はかなり向上し、しかもデザイン的にもよいものがたくさん出てきたように思います。

 

しかし、しかし・・・ですよ。

UNIQLOから流れてくるニュースといえば、やはり若い人向きなんじゃないか?と思わざるを得ないのです。

 

9月の週末から、頻繁に流れてきたUNIQLOアプリの新着情報。

2、3日に一度の割合で配信されるこのニュースがくると、 ポピン♪という音と同時に、つい見てしまいます。

 

でも、チョイスされたモデルさんやスタイリストさんからするとどう考えてもアラフィフ向きじゃないのです。

 

ご存知ないかもしれませんが、現在、日本の女性の平均年齢は46歳をすでに超えています。

そういうところから考えたら、まさにアラフィフは購買層の中心年齢なのではないでしょうか?

 

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みなさんは、UNIQLOってもっと若い人たちのお店っていう感覚がありますか?

ここ数ヶ月ですが、私が平日にUNIQLOに行くと、大体、お店にいるのはアラフィフ以上のお客様ですよ。

 

なのに、新着情報は20代から40代前半(働いている人)向けばかりなんです。

50代こそ、メインターゲットじゃないのか?と思いますがね。

 

 

50代が、若見えするおしゃれニットとは?

 

私に限らず、周りを見ても、痩せているようで太っているのが50代。

 

シワが寄ってきている首、上半身の肉がやや下に移動しはじめたために見える鎖骨。

肩まわりから二の腕がなんとなく丸い。

胸板がえぐれている、もしくは鳩胸のように見える。

 

ウェストまわりを出せないなど、身体にシャープさがなくなってきているために、ワイドリブやケーブルニットなどは、より太って見えます。

 

なので、若い頃、着ると可愛かったカウチンセーターやケーブルニットが、クマみたいに見えたり、

 

モコモコのベストを着ると、マタギに見えたりしてしまうのです。

 

 

先日、いそいそ試着したニットで、鏡の中に小太りオバさんを発見しました→タンスの肥やしを作らないコツ。「安いからいいや」ではなく、安いからこそ、妥協しない。
 

つまり、太い糸のニットは避けたほうがよい、ということ。

 

「別に若見えしなくてもいいじゃん、あったかければ!」という方は、それはそれで(笑)。

 

そういう目で選ぶと、細番手の糸で織られたハイゲージニットは、シルエットを品良く見せてくれます。

サイズはジャストか1サイズ上でもかまいません。

 

ハイゲージニットだと、軽くてチクチクしません。

無駄な引っかかりがないので、着るとトロンと下に落ちて、意外とストレートなシルエットを作ってくれます。

モコモコしないのでボンレスハムにもなりません。

 

首や、鎖骨がきれいな人はVネックを。

首元を隠したい人は、ハイネックがよいでしょう。

間違ってもタートルネックで、亀みたいにならないように。

 

 

オススメのニットは、このブランド “John Smedley“

 

実は、このシーズンのワードローブをこのルールで選んでみたら、ものの見事に、あるブランドのものだけが残ることが判明。
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そのブランドとは、“John Smedley“

 

“John Smedley“とは、ピーターナイチンゲールとジョン スメドレーによって、1784年にダービシャー州マトロックのリーミルズに設立された会社。

設立当初は、綿花の紡績と生地造がメインでした。

 

同社の製品はニュージーランド メリノウールとジョン スメドレーズ シーアイランドコットンという2つの素材から生産されています。

現在は、他社では真似の出来ない工程で、30ゲージという超軽量な網み目の細かいニットウェアをメインで生産しています。

 

安いニットは、数回洗っただけですぐ縮んでしまったり、毛玉ができたりします。襟や袖が伸びて、「外に来ていくにはちょっと……」という状態にもなります。が、こちらのブランドのニットはへたれません。

 

確かに最初は、ちょっと高いお値段なのですが、私が持っているジョン スメドレーのニットは、すべて10年選手。

しかも毛玉にもならず、まだまだ着ることができるので、かえってランニングコストは安いかもしれません。

 

 

おしゃれな人ほど、自分をよく知っている

 

シーズンごとに、新しい流行の服を身につけるというのは、バブル世代育ちの私たちの悪い癖のような気がします。

 

芸能人やファッションを生業としている人であれば、仕事柄、多少は仕方がないかもしれません。

ですが、世の中がミニマムでシンプル好みにシフトしてきている今、相変わらず業界のマーケティング手法に操られて、毎シーズンのトレンドを追っかけることほど、無意味なことはありません。

 

昔も今も、本当におしゃれな人ほど、自分のスタイルがしっかりわかっているのです。→30年前、すでにミニマリストだったS先輩のこと

 

シンプルで上質な生活を目指すということは、「自分はどんな風に生きたい? どんな自分で在りたいか?という軸が明確である。」ということ。

50代になってみると、身につけるモノ、使うモノ、身の廻りで気(ムード)をつくり出すモノは、自分を映し出す鏡だということがよくわかります。

 

明確な軸があれば、流行や価格に惑わされずに、今の自分に必要な「豊かな気持ち」になれるモノを選んでいくだけですみます。

 

おしゃれな人ほど、トレンドを意識しつつ、それを上手に自分に取り入れて、自分ならではのスタイルにしていくことができる人だと思います。