今夜はサッカー、2018年にロシアで行われるワールドカップの最終予選、埼玉アリーナでイラクとの対戦でした。

息子は学校から帰ってくるなり、今夜だけは「テレビを見る」宣言をしていました。

 

蘭子はふだんテレビを見ません。

テレビそのものを断捨離してもいいと思っていますが、テニスファンの夫とサッカーファンの息子が試合を見るために、かろうじて小さなテレビを置いています。

 

捨ててもいいとまで思っている、それには理由があります。

 

食事の時間にテレビを見る人

 

蘭子の育った家では、食事の時間はテレビを見ませんでした。これは小さい時から決まっていました。

食事の時間は家族で話すもの・・・それが、両親の決めていたルールです。
父が電機メーカーに勤めていたせいで家電も新製品が出るとすぐに購入していたものの、家電が家族の話題の中心になるということはありませんでした。

 

食事の時間にテレビをつけて、それに見いって食事の手がおろそかになると、いつも母に叱られました。

要は食事をする時は、そこにいる人たちと話をしながら楽しむこと、それが一緒に食事をすることなのだということです。

 

同じように現在のウチのリビングにテレビはありません。
一応、私の寝室に小さめの液晶テレビがあります。
最近(といっても、もう随分前から)はリビングに大きなテレビがあり、遊びに行くといつもテレビの音が聞こえる家が多いように思います。

 

見ているのか?それともBGM代わりにしているのかわかりませんが、せっかく遊びに行っても会話に集中できなくて気になることもしばしばあります。

一緒に食事をしているなら尚のこと、会話の途中で、関係のないテレビに目を走らせている人ほど不愉快なものはありません。

 

どうして、テレビの音が必要なのか理解に苦しみますが、他人のことはさておき、テレビのない生活ほどシンプルなものはないと私自身は思っています。

 

テレビを見ないで不自由なことありますか?

 

うちの息子もあまりテレビを見ません。テレビを見ないと友達との会話についていけない? 流行りの歌手やタレントがわからないと仲間外れにされる?などと心配される方がいますが、まったくそのようなことはありません。

 

息子はサッカーが好きだったので、その類の本を読み、サッカー選手の話で友達とは会話をしていました。

そのため、いまでもテレビにでている可愛いタレントさんの顔がわからないようですが、特に不自由はしていないようです。

いまはテレビ以外にもインターネットがありますからパソコンやスマホで情報はたくさん受けとれるようです。

 

蘭子自身もテレビは見ないので、ママ友仲間でテレビドラマの話になると、まったくついていけません。
そもそも話の筋がわからないし、出演者もどんどん様変わりしているので、それを覚えるだけでも精一杯になってしまいます。

 

テレビで話題になっているイケメンのチェックぐらいはしますが、それもたまの目の保養程度と思ってパソコンで終わっています。

 

テレビって、そんなに面白い?

 

ニュースならいざ知らず、ドラマの中の話ってそんなに面白いですか?

確かに、好きな俳優さんが出ていたり、話題の本が原作だったとしたらちょっと見たいかもしれません。
でも、本当に面白いのはリアルな人間ドラマです。

 

先日、息子が小学校の時から知っているお友達のお母さん→ママ友と12年間ではじめてランチをご一緒しました。

今まで、他の人たちから聞いていた印象と、ご本人はまったく違っていました。

若い時のこと、今までのことなど聞けば聞くほど、リアルな人の一生ほど面白いものはないと思いました。

 

確かに、有名な話、知らなかった偉人の話など、テレビで面白い番組はたくさんあるかもしれませんが、そこにフォーカスしなくとも生活にはまったく支障はないように思います。

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テレビがあると失うもの

 

考えてみたことはありますか?

 

スペース

 

リビングにドンとある大型のモニター、あの壁面がなかったらどんなにすっきりするでしょう。
動いている画像がなければただの黒い壁なのです。

しかも強烈な電磁波を出しています。パソコンを触っていなくとも四六時中電源が入ったテレビがある限り、部屋の空気は汚れているそうです。

テレビの背面の埃をみればよくわかると思います。

 

時間

 

夫も息子も、時間には結構シビアです。
(ダラダラ好きな蘭子と違って)やりたいことに集中するタイプなので、好きなことに時間を費やしたいタイプ。

 

二人ともテレビを見ていて一番嫌いなのはコマーシャルだそうです。
見たいのはスポーツだけなのに、何度も同じコマーシャルが流れてくるのにはうんざりしています。

リアルタイムで見たい時は仕方がありませんが、そうでない時はビデオにとってCMは早送りしてみているようです。

 

コマーシャルは時として面白いものもありますが、ベースは購買意欲を促進させるためのもの。
その人自身に必要かどうかは別に、マス(不特定多数)にマーケティング(販促)しているだけです。

 

ずーっとテレビをみていてもCMが多いので、一度、試しに計算してみたところ、見たいドラマや映画は、時間枠の正味70%くらいになってしまいました。
30%は見なくてもよいものだということです。

 

お金

 

テレビというのは広告収入で成り立っています。つまりCMがないと成り立たないもの。
NHKは別としてもスポンサーがいる限り、スポンサーに不利な情報は流れてきません。

 

電子レンジを売っているメーカーがスポンサーなら野菜の栄養分がなくなってしまう・・などという本当の情報は流さないということです。
そういう意味で、テレビで流れている情報が真実なのかどうかは、ご自分で判断される頭を持った方がよいと思います。

 

自分の持っている常識を疑ってみることも大切→オーガニックな食生活の基本は電子レンジを捨てること

 

シンプルで上質な生活

 

こんなことを書くと、スノッブに思われるかもしれません・・・でも、あえて書かせてください。

 

蘭子が1回目の結婚に失敗した直後、一人、傷心旅行にパリへ出かけました。

一人で・・・と言いましたが、当時習っていたフランス語の先生が「夏休みにパリにいるので遊びにいらっしゃい」と誘ってくださったのです。

 

その先生の友人宅に滞在させていただきました。

パリの端っこのヴァンセンヌの森の近くのアパルトマン。エレベーターなしの5階にそのお宅はありました。

 

驚いたことは、そのお宅には日本にあるような家電製品が極端に少ないこと。

子供がいるお宅のはずなのにテレビはない、冷蔵庫も小さい、洗濯機もとてもシンプルなものだったように記憶しています。

その代わりに、壁には子供たちがママンに送った絵、アンテークな食器が大切に使われていました。
確かクローゼットも各部屋にひとつずつありましたが、最低限の服しかかかっていませんでした。

 

その時、私の先生が言った言葉「テレビ以外の文化が、ここにはあるのよ。」

 

一体、私はどんな文化を持っているのだろう?

 

その時以来、テレビを見続けるということから離れられたように思います。

 

夫が、日本に来た当初も「日本のテレビ番組は食べものとお笑いの話しかないね。」「文化の話をする人が少ない」と言っていたのも腑に落ちます。

 

日本では、家族全員がテレビを見ることでしか会話ができない家庭が増えてきているように思います。

でももっと楽しい話、大切なことをする時間は、テレビを見なければちゃんと確保できるのではないでしょうか。

 

子供が興味を持っていることを話す、もしくは子供が親のしていること、してきたことに興味を持ち始めたら、そこから会話は始まりますし、家族としての時間は充実すると思います。

 

テレビそのものを断捨離するのは難しいとしても、テレビを生活から切り離すことは、シンプルで上質な生活を目指すコツの一つになるのではないかと感じています。