ミニマリストたちの生活をみてみると、みなさんサニタリースペースがすっきりしているのが特徴です。

持ちすぎの洗剤、シャンプー、歯ブラシなどの他、特にタオルが大きな容積をしめているのが、一般家庭。

 

最近、私はお風呂上がりにバスタオルを使うのをやめました。

かさばるバスタイルを断捨離し、暮らしやすさをあげるススメについて、お話したいと思います。

 

バスタオルは本当に必要なのか?

 

バスタオル、フェイスタオル、ハンドタオル、バスマット、トイレマットなどもいれると、本当にたくさんの種類のタオルがあります。

でも本当に、こんなにたくさんの種類が必要なのか?一度見直してみませんか?

 

中でも一番かさばるバスタオル、これを使うことで、洗濯物が異常に増えることに気づきませんか。

我が家のことを考えますと、毎日少なくとも2枚(夫がいれば3枚)、息子が朝夕シャワー〜を浴びれば4枚のバスタオルが出ます。

 

男物の洗い物と合わせると、すぐに洗濯機がいっぱいになり、毎日洗濯機を回さないとます。

 

かといって、洗わないで数回タオルを使い回すのも、不衛生な気がしますよね。

 

バスタオルは雑菌が一杯。

以前、雑誌で読んだ情報では、バスタオルは分厚いので、乾きにくく雑菌が繁殖しやすいとありました。

 

お風呂に入った後とはいえ、水気や汗や髪の毛を拭くのですから、そのまま放っておいたら雑菌が繁殖しやすいのは理解できます。

1日放っておくと、雑菌は1700万匹まで(キャ〜〜〜!)増殖するのだそうです。

 

欧米と違い、日本は湿気が多い国なのです。

いくら広げて干していても、なんだかじめっとしているタオルを何度も使うのは気になりますよね。

 

そうなると、一度使ったら洗濯機へ、という流れになってしまいます。

あっという間に、洗濯物の量が増えてしまうわけです。

 

身体を拭くのはバスタオルでなければならないか?

 

長年、毎回、洗濯をするとバスタオルを干す場所を確保するのに必死でした。

雨が続くと最悪です。

洗わなければならないタオルは増えるばかり、洗濯して干してもちっとも乾かず、さらに雑巾臭い匂いがしたりします。

 

そんな日が続いたある日、ふと思ったのです。

「バスタオルでなくても、用は足せるはず」

 

息子が修学旅行に行く前に、先生からの注意で「お家でお風呂の入り方を指導しておいてください。持ってくるのは、大きなバスタオルではなく小さなタオルで十分です。

お風呂に入る前に掛け湯をする。お風呂から出た後、脱衣所に濡れたまま行かないよう、身体を小さいタオルで拭くように練習してください。」と、言われましたっけ。

 

そうです、小さいタオル・・・江戸時代には、みんな手拭いですべてをこなしていたのです。

汗を拭く、行水の後の身体を拭く・・・そして、雑巾がけだって、今のようなタオルでしていたわけではないのです。

 

考えてみると、お風呂の後は、バスタオルで身体をふくものだと思い込んでいただけで、もっと小さなタオルでも十分に事は足りると思います。

 

蘭子、バスタオル不要運動を始める。

 

バスタオルを使う機会を減らせば、確実に洗濯物は減ります。

洗濯物が減れば、回数も減り、確実に節約につながります。

 

ウチでは、洗剤も自然素材のものを使っています。

したがって香料や化学薬品を使っている柔軟剤は使っていません。

そのため、タオルも何度も洗っているうちに、布地がやせてガサガサになってきます。

(私個人的には、フワフワの毛羽だったタオルより、こちらの方が好みなんですが)

 

まぁ、タオルだって、使う回数が減ればヨレヨレのガビガビになるのが遅くなり、長いこと柔らかいままで使えるはずでしょう。

バスタオルを使わなければ、水や洗剤も節約できるわけですし。

しかも洗濯しないのだから、干したり乾かしたりするスペース、手間もなくなります。

 

という理由で「お風呂上がりにバスタオルではなくフェイスタオルに」という提案をしてみたのですが、家族にはあえなく却下されました。

 

「拭いた気がしない、」「身体が大きいから拭ききれない。」のだそう。

 

「象じゃないんだし、フェイスタオルで十分よ。」と反論してみましたが、小さい頃からの思い込みとは恐ろしいものです。

無理に勧めると、余計意固地になりますから放っておいて、今のところ、私一人がお風呂上がりにフェイスタオルを使っています。

 

一番使いやすいタオルのサイズ

 

日本のフェイスタオルのサイズですが、ほとんどが幅35cm前後で長さが80cmくらいです。

それはそれで身体を拭くには十分なのですが、髪が濡れた頭に巻くには短すぎるのが難点です。

フェイスタオルで巻くと、ちょっと短くて動いているうちに、バサッと落ちてしまいます。

 

そこで、見つけたのが細めのスポーツタオル。

チームタオルや大学で売っているスクールタオルのサイズが、とても便利なんです。

 

このスクールタオル、お店ではあまり見かけないのですが、どこかの大学に行った時など生協などに売っていると思います。

サイズは、幅28cm前後で長さが95cmくらい。

十分、頭に巻ける長さがあります。

 

このサイズ、昔ながらの手拭いととても近いと思います。

 

それまで使っていたのは子供のスイミングキャップ。これはこれで、便利なのですが、三角帽子でかさばります。

用途がこれだけなので、棚の中に置いておくスペースが微妙なのです。

 

バスタオルはとにかくスペースをとりますから、断捨離するとサニタリースペースがすっきり。

枚数が減ることで、管理もしやすくなります。

 

我が家には、犬2匹がいますので、大きなバスタイルは、ゆくゆくは、お犬様専用にしたいと思っています。

 

バスタオルを使わないメリット

 

バスタオルを家から断捨離すると、以下のメリットがあります。

 

  1. *バスタオルを買わなくていい。

私は、以前の仕事柄、自分でタオルを買ったことがない(仕事のサンプルと頂き物で事足りていました)のですが、一般のご家庭であれば、買う必要がなくなると思います。

 

それこそ、頂き物をお客様用に1、2枚あればよいのではないでしょうか。

ミニマリストな方々のタオル収納をみると、みなさん片手で十分足りるようです。

買わないのですから、お金の節約にもなります

 

  1. *収納スペースのゆとりができる。

今までぎっしり入っていた収納スペース、空気の流れも悪くて、匂いなども気になりませんでしたか?

バスタオル1枚分のスペースに、フェイスタオルであれば2~3枚は収納できます。

バスタオルを全部フェイスタオルに変えてしまえば、それだけで収納スペースが1/3に減らせます。

 

何回か使う人は、いつもどこに置いているのでしょうか。

タオルかけでしょうか? フェイスタオルにすれば、そんなスペースもなくて大丈夫になります。

衛生的にタオルは毎日洗うことがオススメしますが、フェイスタオルであれば毎日洗っても、もったいなくないでしょう。

 

  1. *洗濯の回数が減る。

先ほどのように、とにかく毎日のように洗わなくてよい。

バスタオルなら洗濯機を2回まわすところを、フェイスタオルなら同じ枚数で1回で済んでいます。

 

洗濯しないのだから、長い目で見れば、水や洗剤も節約できます。

洗濯しないのだから、干したり乾かしたりする必要もなく、自分の時間も節約になります。

 

  1. *旅行などの手荷物を最小化できる。

同僚やママ友と、旅行に行くと、旅慣れているか、そうでないか一目瞭然です。

旅慣れている必要はありませんが、ミニマリストを目指す身であれば、当然持ち物もコンパクトにしたいもの。

手荷物がスッキリしている人を見ると、やっぱりおしゃれにみえます。

 

旅行先のホテルにタオルがあれば不要ですが、ふだん使っていると「なかったら困る!」なんて思いませんか。

以前の私は、「なかったら困る!」と必要以上の物をいれ、移動のたびに大きくて重いカバンを持って歩いていました。

そして旅行先に行くと、持ってきた物の半分も使わないで、また持って帰ることになるのです。

 

普段からバスタオルを使わない習慣にすれば、悩む必要もなくなります。

おしゃれなミニマリストらしく、荷物は少なく身軽に旅ができます。

 

バスタオルを使わないデメリット、何かあるでしょうか?

 

10〜20代の頃は、外国映画にでてくる女優のように泡々のお風呂から出て、頭はターバン巻き、身体に大きなバスタイルを巻きつけるというスタイルに憧れたこともありましたが、今はそんな優雅なこともしませんし。

 

若い頃、代官山のお店でバスローブを買って、そんな生活にトライしたこともあるのですが、結局、面倒くさくなってタンクトップとパンツ姿が一番というところに落ち着きました。

やはり日本人、手拭い感覚の使いやすいサイズのタイルが性に合っているのだと思います。

 

いかかでしょうか?

バスタオルの多さ、毎日の洗濯に悩まれている方、ぜひフェイスタオルに替えられることをオススメします。

スペースいっぱいのバスタオルを断捨離してみると、きっと暮らしやすさがあがると思いますよ。