掃除が不得意、部屋がぐちゃぐちゃなのに仕事では素晴らしい結果を出していたり、創造的な暮らしをしている人もいます。

 

例えば、夫の友人で東大の教授をされている方がいますが、夫いわく、彼の研究室は「いつも片付いていない状態」なのだそうです。

片付られない人でも、仕事は順調だし、やるべきことはしているし、むしろやりたいことをして人生を楽しんでいる状況なんだと・・・。

 

つまり、身の回りが片付いている=気持ちがよい、クリエイティブな人、人生がうまくいくはず・・・という方程式ではない。ということが言いたいらしいです。

 

昨日は、「空間と心の関係について」について書きました→蘭子のお片づけと掃除のお悩み解決サロン「空間と心の関係について」

 

そんな折、こんな記事を見つけました。

 

Messy People Are Basically Productive, Imaginative Geniuses

片付けられない人は、基本的には創造的な才能を持っている天才

 

Messyという英語は、「片付いていない」とか「ぐちゃぐちゃな」という意味です。

昔、サンフランシスコに住んでいた同僚(ワーキングマザー)の家に泊まった時に、彼女が言ったのが、“Welcome, to my MESSY house!!”でした。

 

「片付いていないけど(そんなこと気にしない間柄でしょ?)、ようこそいらっしゃいました!」という歓迎の意味ですね。

 

片付けられない人は、基本的には創造的な才能を持っている天才

 

Messy People Are Basically Productive, Imaginative Geniuses

 

この記事は、ハフポストUS版に掲載されたものを、私なりに訳してみました。

翻訳を仕事とはしていませんので、誤訳がありましたら申し訳ありません。

参考までに読んでみていただければと思います。

 

カオスを受け入れるということ

 

Embrace the chaos.

When we were just kids, we were led to believe by society that a messy room equals a messy mind. To put it simply: Clean your room or you’re grounded.

I confess, I’m a bit of a neat freak, but only because dust triggers my allergies. And I like organizing my things because I have the unfortunate habit of forgetting where I put my things. But, at the same time, I have no patience for cleaning or organizing when I don’t need to, which was enough to get me in trouble because of my “dirty room” as a teen.

But John Haltiwanger of Elite Daily believes that messy people are wrongfully accused of being lazy. A chaotic work space, according to him, doesn’t equal a chaotic mind.

 

私たちは子供だった時、部屋が散らかっているということは、心が乱れているということなのだと信じ込まされた。本当は、部屋を片付けなきゃ遊びに行っちゃいけない、ということだと思います。

 

私は片付け魔ですが、それはハウスダストアレルギーのせい。

そして、整理整頓も好きだけれど、そうしないと、どこに物を置いたか忘れてしまうという不幸な癖もあるから、そうしているだけなんです。

でも、片付ける必要がなければ、積極的に掃除や整理整頓をするわけではないので、むしろ十代の頃は部屋が散らかっていてよく怒られました。

 

ELITE DAILY(エリート・デイリー)」のジョン・ハルティヴァンガー氏は、「散らかす人は怠け者、という考えは誤解であり、部屋や仕事場がカオス(混沌とした状態)だからといって、頭の中までカオスなわけではない」と書いています。

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引用元;People Who Are Messy Aren’t Lazy, They’re Imaginative And Bold.

 

“We live in a very formulaic and predictable world … Society perpetually seeks to maintain order, in every sense of the word,” he said. “But it’s all an illusion.”

So, if you’re a messy person who faces many shaking heads and judgmental looks, here are three things to remember why it’s OK to be disorganized.

 

「私たちは毎日は同じことの繰り返しで予測可能な中で暮らしています。そして社会というのは、あらゆる面で秩序を保とうとするものです。でも完全な秩序を保つなんて幻覚なのです」とハルティヴァンガー氏は述べています。

もし、あなたが片付けができない人で、それが原因で多くの悪い判断を受けてきたとしたら、それは間違いです。

なぜ、秩序が乱されていても大丈夫なのか、ここには3つの理由があります。

 

現状維持に興味がない

 

You’re not concerned with the status quo.

 

Haltiwanger believes that being neat and organized can be necessary and even beautiful. However, people should also learn to embrace chaos, because nothing stays neat and tidy. Everything goes back in disarray later on.

“Disorganized people have seen the light. They won’t allow their lives to be dictated by propriety and convention,” he said.

 

ハルティヴァンガー氏は「整理整頓は、必要で素晴らしい習慣である」、と言っています。

しかしその一方で、人々は散らかった状態を楽しめるようになって欲しいと述べています。

なぜなら、世の中には、常に整理整頓されているものなどありません。時間が経てば散らかってしまうからです。

「片付けられない人は、その真実を知っています。彼らは作法やしきたりに支配されません」と、ハルティヴァンガー氏は言います。

 

散らかった状態から、ひらめきが生まれる

 

You find inspiration in mess.
Did you know that a lot of famous and successful people were messy? Roald Dahl, J.K. Rowling, and even the great genius Albert Einstein.

In A Perfect Mess: The Hidden Benefits of Disorder, authors Eric Abrahamson and David H. Freedman say, “On a messy desk, the more important, urgent work tends to stay close by and near the top of the clutter, while the safely ignorable stuff tends to get buried to the bottom or near the back, which makes perfect sense.”

At the same time, a study by Kathleen Vohs of the University of Minnesota Carlson School of Management, found that a cluttered environment helps increase creativity.

“Disorderly environments seem to inspire breaking free of tradition, which can produce fresh insights,” she said. “Orderly environments, in contrast, encourage convention and playing it safe.”

 

ご存知のように、成功を収めた多くの有名人にも片付けられなかった人たちがいます。

作家のロアルド・ダールやJ・K・ローリング、そしてあの偉大な天才、アルバート・アインシュタインもそうでした。

 

単行本「A Perfect Mess: The Hidden Benefits of Disorder(無秩序は素晴らしい:片付けられないことの知られざるメリット)」の中で、著者のエリック・アブラハムソン氏とデイビッド・H・フリーマン氏は、「散らかった机では、一番重要で優先すべき物は、ガラクタの中でも上に、反対に、どうでも大丈夫で優先順位が低いものは下の方にあることが多い。非常にわかりやすいです」と書いています。

 

そしてまた、ミネソタ大学カールソン経営大学院のキャスリーン・ヴォース教授によれば、散らかった環境では、人はよりクリエイティブになるといいます。

 

「散らかった環境は人を古く習慣的な考えを壊し、新しい考え方を生み出すためのひらめきを与えます。

一方、整理整頓された環境は習慣を大切にし、失敗しないよう促すのです。」とヴォース教授は述べています。

 

勇敢で自発的な人になる

 

You’re brave and spontaneous.
“They go with the flow instead of swimming against the current,” said Haltiwanger.

Instead of worrying about minute details, messy people tend to focus on the big picture. They would rather focus all of their time and attention on the important task at hand than worry about other things. According to Haltiwanger, this makes them more adventurous and willing to take a leap, as opposed to organized people.

There’s nothing wrong with organization, but there’s nothing wrong with chaos either. Allow your messy environment to inspire you and try not to worry about cleaning it up now. Still, it’s important to maintain a balance between organization and chaos.

“There is simplicity and beauty in living a messy life, which is precisely why it produces such enlightened and innovative individuals,” he said.

 

「片付けられない人たちは勢いに逆らわず、彼らは大きな流れに身を任せる」と、ハルティヴァンガー氏は言います。

 

細かいことに悩むより、片付けられない人は、全体像に集中する傾向にあります。

彼らは、身近で最も大切な課題に全ての時間と労力を注ぎます。そのことが、片付けられない人を冒険好きで思い切った決断をする性格にします。

 

整理整頓が悪い習慣ということではありません。しかし同様に、散らかっている状態も悪くないのです。

だから散らかった状態を楽しんで、そこからひらめきを得ることです。

部屋が汚れていても、すぐにそこを片付けなければいけないと思い悩まないこと。

重要なことは、片付いた部屋と散らかった部屋、両方のバランスを取ることなのです。

 

「散らかった人生(暮らし)には、単純さと美しさがあります。それが、新しい考え方や想像力に富んだ人間を生み出す理由なのです。」と、彼は語っています。

 

引用元;Caithlin Pena編集 YourTango

 

片付けることが必要か?必要でないか?を決めるのは自分

 

混沌とした環境の中でも、したいこと、やるべきことができる創造的な人はいます。

とはいえ、心を整えるために片付けたり、すっきりした空間に身を置くことも一理。

この違いはなんだと思いますか?

 

それは、目的意識だと思います。

 

私が目指している真のミニマリストとは、「自分にとって何が必要で、何が必要でないかを見極めていること。」

つまり、最終的な「在りたい姿=目的」がはっきりしていることです。

 

人は、やりたいこと、目指すところがはっきりしていれば、部屋がカオスだろうが、モノが溢れていようが、「やることはやる!」ということ。

 

ところが、「やりたいことがわからない」、「他人のことばかりが気になる」、「自分の立ち位置がわからない」。

そんな人が、カオスな部屋にいれば、尚のこと自分自身を見失ってしまうということなのではないでしょうか。

 

「何か新しい仕事を作り出した自分」そう、なりたいと思っているのであれば、部屋のカオスは関係ないでしょう。

しかし、「何もなくても満たされている自分」になりたいのであれば、一度何もない状態になることが必要なのです。

 

夢や目的が明確な人は、最終目的地から逆算して、物事の優先順位をつけることができる。

枝葉末節にこだわらず、俯瞰力がある。

現状維持のために慣習にとらわれないから、新しい発想ができる。

 

俯瞰できると、自分がいかに小さなことにこだわって流れを堰き止めているかがわかるものです。

さて、今のあなたは、どちらでしょうか?

 

片付けることよりも重要な大切なことがわかっている人なら、何も片付けや断捨離にこだわる必要なないと思います。

でも、なんだか心がザワザワしているのなら、空間を整えることですっきりとした新しい気持ちを感じられるようになるのではないかと、私は思います。